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2015.12.15
オホーツクの自然が育んだ、誰も作ったことのない本物のフレッシュクリームチーズ
※こちらの記事は2015年12月15日に公開されたものです 北海道・滝上町にある「月のチーズ」は、日本でも数少ない本物のフレッシュクリームチーズをつくっているチーズ工房。ほかにはない、ここだけのフレッシュクリームチーズを一度、味わってみませんか?
手間ひまかけて作る無添加のフレッシュクリームチーズ

「いいものを作るには手間もかかるし、時間もかかるんですよね」。そう話すのは、日々、乳牛とチーズとオホーツクの自然に向き合いフレッシュクリームチーズを作っている「月のチーズ」の月村さん。都内のチーズ輸入卸販売会社を経て、9年前に幼い頃の課外キャンプで縁があった北海道・滝上町に移住し、チーズ工房を開きました。 開業するまでには自分が勝負できるチーズを追い求めて、国内外のチーズを食べ歩いたそうです。そして、気づいたのは海外で毎日食べられているフレッシュクリームチーズが日本では高価で身近なものではないこと、風味も食感も本場のものとはまったく違うものだったこと。 そこで月村さんは安定剤、防腐剤、着色料などは一切使わない、誰も作ったことのないフレッシュクリームチーズを作りたいと思ったそうです。
生きた乳酸菌が発酵して味わいが濃厚になる

パッケージのユニークなイラストは月村さんの奥さんが描いたもの
月村さんは毎日夜12時から工房に入るため、一日の作業を終えると19時頃には就寝しているのだそう。「それでも5時間くらい休めたら」と話す表情もどこか嬉しそう。チーズ作りが好きで、その大変ささえも楽しんでいるような印象でした。 そんな月村さんが作るこだわりのフレッシュクリームチーズの「月のチーズ」は、乳酸菌が生きているため時間や温度などによって味が変っていくのが特徴。 作りたてのときは酸味が強いものの、時間とともに酸味がまろやかになり、こってり濃厚な味わいになります。乳酸菌が生きているフレッシュクリームチーズは本物である証拠。口当たりが軽く、スッと溶けていくような食感が楽しめます。
「月のチーズ」は個性的な4種類がラインナップ

「月のチーズ」(150g)は4種類そろう
ひとえにフレッシュクリームチーズといってもバリエーションは豊富です。 もっともスタンダードなのが「プレーン」(864円)。昔ながらのクリームチーズで後味がさわやかな酸味があります。パンにつけたり、サラダにちらして食べるのがおすすめ。 滝上町でもっとも人気の「グリーンペッパー」(864円)は若いうちに摘み取ったグリーンペッパーの粒と粗挽きを混ぜ込んでいてほどよい辛さが楽しめます。 「ハーブ&ギョウジャニンニク」(864円)は中川町の行者ニンニクとハーブを混ぜ込んでいます。行者ニンニクとはニンニクのように香りが強いユリ科ネギ属の多年草でアイヌネギとも呼ばれています。 月のチーズオリジナルのハスカップソースに、滝上町の甘さ控えめのはちみつを混ぜて仕上げた「ハスカップ&ハニー」(864円)。ハスカップの苦味を消すためにペクチンなどは入れず、少量の砂糖を加えています。デザートやワインのお供にもおすすめで、香りと酸味のバランスが絶妙です。
チーズの製造過程からできた希少な飲むチーズ

「のむ月のチーズ」(140g)は脂肪分0%
ネーミングもユニークな「のむ月のチーズ」(257円)は濃厚なコクとともにすっきりとした飲み口。チーズの製造過程から生まれたもので、毎回わずかな量しか生産できないのだそう。

ほんのり甘いのは北海道のてんさい糖を使っているから
「月のチーズ」と「のむ月のチーズ」は、滝上町の道の駅「香りの里たきのうえ」で購入することができます。そのほか、新千歳空港や百貨店のタカシマヤなどでも取り扱っています。

道の駅「香りの里たきのうえ」で販売中
まるでヨーグルトのようなさっぱりとした口溶けとともにフレッシュクリームチーズならではの深い味わいは、チーズ好きのみならず、チーズがちょっと苦手という方にもおすすめしたい逸品です。4種類の中からシチュエーションに合わせてお好みを選び、料理のトッピングやおつまみとしても楽しめます。もちろんギフトにも最適ですよ。

月のチーズ
ツキノチーズ
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渡邊孝明
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