人気ベーカリーショップがプロデュースしたレストラン

カウンター席のほか、さっぽろテレビ塔が見えるテーブル席もある

札幌の中心部にある老舗百貨店「丸井今井札幌本店」大通館3階に「ブラッスリー コロン ウィズ ル・クルーゼ」があります。ここは札幌の人気パン店「ブーランジェリー コロン」が手がけるレストラン。 メインシェフには北海道の農を熟知し、生産者とのつながりを大切にする塚田宏幸さんが就任。そんなシェフが手がける北海道産食材を使ったメニューがフランスのキッチンウェアブランド「ル・クルーゼ」で提供されます。

北海道産食材と「ル・クルーゼ」の出会い

店内には道産食材を感じるディスプレイと「ル・クルーゼ」がさりげなく並ぶ

今回、なぜ「ル・クルーゼ」とのコラボレートとなったのか、塚田シェフにお話をうかがいました。 「ル・クルーゼはフランスの食文化と共に歩んできた伝統的ブランド。食材の魅力を引き出すことができるこのキッチンウェアと料理人のレシピがタッグを組めば、道産食材の素晴らしさをもっと伝えられるのでは・・・。そんな想いを伝え続け、この秋オープンすることができました。」 塚田シェフは生産者の元へ足を運び、彼らがどのような想い・製法をもって食材を作っているのかをきちんと知った上でレシピを作っているそう。 探究心溢れるシェフと「ル・クルーゼ」の競演、メニューをいただく前から期待感でいっぱいになりました。

今の旬を知ることができる月替わりメニュー

ココットランチ1700円（ワインは別途）

「ブラッスリー コロン」では毎月、テーマ食材が掲げられ、それに沿ったメニューが味わえます。そんなお料理をココットでいただける「ココットランチ 肉料理」をいただきました。メインの肉料理プレートに3種のアミューズ、パンがつきます。

メインは肉、魚、野菜からチョイスできる

メインに選んだお肉は道産鶏をじっくり3時間ロースト。外はカリっと、中はふんわりとした食感はル・クルーゼの成せる技なんだとか。

12月のテーマ食材・豆が主役のアミューズ

アミューズは12月のテーマ食材・豆が、自家製豆腐、中東のコロッケ・ファラフェル、豆のカレーに変身。実に国際色豊かに、同じ食材でこんな食べ方があったのかと驚きました。

人気の「山崎ワイナリー」のワインがグラスでも飲める

添えられるパンはもちろんブーランジェリー コロンのもの。一口噛む度に味わいが変化していき、料理の邪魔をせずとも、その存在感はしっかり。料理、パンと互いに響き合う組み合わせです。 お料理と一緒にいただくドリンクにはぜひワインを。三笠にある山崎ワイナリーのワインをはじめとする道産ワインが用意されています。

生産者の想いを伝えるレストラン

塚田シェフは次のようにお話しされました。 「生産者さんとのふれあいから湧く“この食材はこんな料理で食べてもらいたい”という意欲をお皿の上で表現したい。それを食べてもらって、食材を好きになってもらって、今度は自分で買って料理して…。そんな風に食材の素晴らしさを発信して生産者さんに貢献できたらいい。」 その言葉通り、ブラッスリー コロン ウィズ ル・クルーゼでは月に一度、テーマ食材の生産者さんを招いたトークセッションを開催。食べるだけでは伝わらない食材の魅力を知ってもらうという試みを実施しています。

ブーランジェリー コロンのパンも販売

今回メニューをいただいて驚いたのは食材そのものが持つ本来の味と可能性です。 例えば肉料理に添えられた白菜の白ワイン蒸し。 旬の白菜がこんなにもみずみずしく、歯ごたえあるものだったとは。 「こんな味がするんだよ、こんな食べ方もあるんだよ」と教えてくれるメニューを味わうと、今度は自分でアレンジしてみたくなりますよ。 「ル・クルーゼ」で彩られるこだわりのメニュー、いただいてみませんか？