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2019.05.08
パニーノと切りたての生ハムをテイクアウトしてピクニック。仙台の生ハム・サラミ専門店「Salumeria Come Sta」
仙台の中心部にある「Salumeria Come Sta」は、全国的にもめずらしい生ハムとサラミの専門店。限られたお店でしか扱っていない稀少な生ハムがそろうなど、バラエティに富んだラインナップが評判です。 ランチタイムには、焼きたてのフォカッチャに生ハムをサンドしたパニーノが登場。テイクアウトもできるので、晴れた日はパニーノを片手に、外のぽかぽか陽気を楽しむのもおすすめですよ。
レンガ造りの外観が目印
イタリアのバルをイメージ。天気のいい日は外席も用意
地下鉄大町西公園駅から徒歩3分。仙台のお花見スポットとして知られる西公園のそばに、生ハムとサラミの専門店「Salumeria Come Sta」(サルメリアコメスタ)はあります。店名の「サルメリア」とは、はイタリア語で生ハムやサラミなどの加工肉を扱うお店のこと。コメスタは「調子はどう?」という意味で、親しみやすいお店にしたいという思いが込められています。
カウンターのほか、テーブル席がある
店内はカジュアルな雰囲気。客たちが軽くつまみを味わいながら生ハムが切れるのを待つ、そんなゆったりとした時間を過ごす様子は、オーナーの千葉さんが旅行で訪れたイタリアの雰囲気をイメージしたそう。 訪れた日は平日にも関わらず、オープン後まもなく常連客が続々と来店。カウンターで千葉さんたちと和やかに会話を弾ませるなど、心地良い空気が流れます。人気のお店なので、テイクアウトでの利用を含め、訪れる前に電話で連絡することをおすすめします。
目の前で生ハムをスライス
カウンターに座ると、スライスする様子を目の前で楽しめる
イタリアをメインに仕入れた生ハムやサラミは、常時約10種類がラインナップ。切りたてがいちばん香りがよく、風味豊かなことから、「Salumeria Come Sta」ではオーダーを受けてから専用のスライサーでカットしています。 作っている地域や職人によって味に違いが出るように、同じ部位でも切り方で口あたりが変わるのだそう。薄くカットするほど、口溶けがよくなり、マイルドな味わいになります。
自慢の生ハム&サラミを食べ比べ

6~7種類の生ハムとサラミの「盛り合わせ」(写真は2名盛り)。値段は種類や人数によって異なる
こちらのお店へ訪れたなら、その日いちおしの生ハムとサラミを一皿にした「盛り合わせ」をオーダーするのがおすすめ。この日は、希少な尻部の肉を使ったサラミ「ストロルギーノ ・ディ・クラテッロ」や、豚肉と海塩そして、自然の風だけで熟成させた生ハム「プロシュット・ディ・パルマ」など、6種類がラインナップ。 注目は、日本人で唯一の公認パルマハム職人・多田昌豊さんが作る生ハム「ペルシュウ」です。取り扱い条件が厳しく、全国でも20店舗しか取り扱っていないのだそう。向こう側が透けて見えるほど薄くスライスした「ペルシュウ」は、驚くほどなめらか。まるで花が開くように濃厚な甘みと香りが口いっぱいに広がります。
ランチは生ハムのパニーノを
「ミラノサラミとリコッタチーズのパニーノ」(950円)
ランチタイムには、焼きたてのパニーノをどうぞ。日替わりで3種類がそろいます。そのうちの一つ、「ミラノサラミとリコッタチーズのパニーノ」は、たっぷりのリコッタチーズとトマト、オリーブ、バジルを北イタリアの代表的なミラノサラミで包み、焼きたてのフォカッチャに挟んだサンドイッチ。フレッシュなリコッタチーズとミラノサラミの味わいを楽しめます。 「Salumeria Come Sta」では、ワインやビールなどのお酒も用意。千葉さん曰く、日本酒も相性がぴったりなのだとか。お休みの日にはおすすめのお酒とのマリアージュを楽しむのもいいですね。

Salumeria Come Sta
サルメリアコメスタ
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菅原聡子
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