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2016.01.07
京都の人気和菓子店がつくる、夢見る“姫ケーキ”
※こちらの記事は2016年1月7日に公開されたものです 2015年12月、すてきなお店が集まる寺町エリアに洋菓子専門店「KINEEL(キニール)」がオープン。“ふたくち”サイズでいただける愛らしい「姫ケーキ」があると聞き、さっそく訪ねてみました。
「KINEEL」の由来は“気に入る”から
「KINEEL」は、波形の千寿せんべいで知られる京菓子處「鼓月(こげつ)」が開いた洋菓子専門店。 地下鉄・京都市役所前駅から寺町通を北へ、2本目の二条通を東へ進むと南側にあります。ガラス張りで開放的な雰囲気。扉を開けるとふわっと甘い香りに包まれ、どんな洋菓子に出会えるのかなと心が弾みます。
キュートな「姫ケーキ」は季節替わりで常時10種
ショーケースには色とりどりの愛らしい「姫ケーキ」が並んでいて、ひとつ172円からとお手頃。ひとくちならおいしい幸せは一度きりだけれど、もうひとくちその余韻を味わってほしいからと、“ふたくち”でいただけるサイズになったのだそうです。
「とろける苺ショート」(388円)は、いちごのほのかな酸味とソースの下に潜むチョコのまろやかな甘さが響き合う、人気のケーキ。バニラビーンズたっぷりのカスタードにみずみずしいフルーツを重ねた「いろどりタルト」(291円)、京都・水尾産の爽やかなゆずとホワイトチョコの二層のムース「ゆずショコラ」(324円)など、多彩な味わいです。
1日に3回、「焼きたてフィナンシェ」が登場します
「プレーン」824円、「レモン」885円、「抹茶」928円(いずれも10個入り)
「焼きたてフィナンシェ」は、カリッとした食感のあとにバターの香りとコクが広がります。芳醇さが際立つのは、焦がしバターを使っているから。 「プレーン」、「レモン」、「抹茶」の3種があって、1種ずつ登場しますが、いつどれに出合えるかはお楽しみ。 それぞれ素材に合わせて配合や焼き方の研究を重ねたというから、焼きたてに間に合わなくても、おいしさがそのままなのがうれしいところ。
もうひとつのフィナンシェは和×洋のコラボレーション
「餡フィナンシェ(雪)」(1個345円)
「KINEEL」を生み出した京菓子處「鼓月」は商品ごとに相性の良い餡を炊き分けるこだわりをもっていて、得意の餡を使ったこちらの「餡フィナンシェ」も好評です。フィナンシェも餡もしっとりとしていて相性抜群。 表面には和菓子でおなじみの「こなし」(白あんにつなぎの粉を混ぜて蒸したもので上生菓子にも使われるもの)が添えられ、かわいい型が押されています。 いまは雪の結晶のデザインですが、パッケージとともに季節替わりとのこと。梅、桜、青かえで、紅葉へと移ろっていく予定だそうですよ。
フルーティーな「りんご餡フィナンシェ」もおすすめ
「りんご餡フィナンシェ」(1個356円)
「りんご餡フィナンシェ」は、シャリッとして香り高いりんごと白あんを合わせた「りんご餡」入り。添えられた葉は、モナカ製なのですって。和菓子の匠ならではのアイデアと技が光ります。 ほかにも「栗ケーキ」やりんご型のパッケージの「りんごパイ」、うさぎの形の「サブレ」など焼き菓子の種類も豊富。 心華やぐひとときに、大切な人への手みやげ選びに、乙女心をくすぐる洋菓子はいかが。
京都洋菓子工房 KINEEL by KOGETSU
きょうとようがしこうぼう キニール バイ コゲツ
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佐藤理菜子
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