世界中に愛用者がいる調理鍋「バーミキュラ」とは？

「バーミキュラ」を生み出したのは、名古屋で1936年に創業した町工場。高い技術を持つ職人たちの技術を生かし、世界に誇れる商品を作ることができないかと試行錯誤し生まれたのが”世界一、素材本来の味を引き出す鍋”「バーミキュラ」でした。 職人の技により極限まで高い気密性を作り上げることで無水調理を可能にした鍋「バーミキュラ」。海外メーカーが主流の鋳物鍋において、職人が作るメイドインジャパンの鋳物ホーロー鍋というだけでも珍しかったのですが、素材の美味しさを引き出すことにとことんこだわった画期的な商品としても注目を集め、一時は商品が届くまで15か月待ちとなったことも。 アジアやアメリカにも販売店を持つ人気ブランドとなっています。

2つのエリアで体験できる「バーミキュラ」の魅力

そんな「バーミキュラ」の魅力を発信する、ブランド初の複合施設としてオープンした「バーミキュラ ビレッジ」。 名古屋駅からはあおなみ線「ささしまライブ駅」で下車し徒歩15分、名古屋市中川区の運河沿いにあります。建物は「スタジオエリア」と「ダインエリア」の2つに分かれていて、水辺の景色と一体となった明るく開放的な空間デザインが目を引きます。

ショールームやラボでブランドの発信「スタジオエリア」

「スタジオエリア」に入ると、まず目に入るのがずらりと並んだバーミキュラ。大小さまざまなサイズはもちろん、オシャレなカラーリングの商品なども。さらに食パン専用のバーミキュラなど、ここでしか買えないビレッジ限定商品もあります。 商品が並ぶショールームにはキッチンもあり、「バーミキュラ コンシェルジュ」が使い方のコツやレシピを調理しながらデモンストレーション。購入前に実際に自分で使ってみることもできます。

店内にはバーミキュラ以外にも国内外からセレクトした手仕事が感じられる調理器具が並んでいて、オブジェのように美しい品々ばかり。料理に関する書籍が並ぶライブラリーもあり、料理好きならばきっと夢中になってしまいますよ。

さらに世界のトップシェフのために専用バーミキュラを開発するラボラトリーもあり、定期的に製造実演を開催予定。さらにミニサイズのバーミキュラを自分で作ることができるワークショップなども予定していて、職人の技を目の当たりにすることができる施設となっています。

「バーミキュラ」で作る、配合や焼き方を追求した極上パン

「スタジオエリア」から徒歩で1分ほど運河沿いを下った場所に広がるのは「ダインエリア」。ここにはベーカリーカフェとレストランが広がっていて、モーニングからディナーまで、バーミキュラを使った特別な料理を楽しむことができます。 バーミキュラが並ぶキッチンからパンが焼きあがるベーカリーカフェ「POT MADE BAKERY」ではなんと800個ものベーカリー専用のバーミキュラが使われていて、すべてのパンが1つずつバーミキュラで焼き上げられているのだそう。

ベーカリー専用に開発した食パン用のバーミキュラもあり「耳はさくっと香ばしく、クラムはしっとりやわらかく焼き上げ、小麦が持つ甘味を引き出すことができます」という注目のパン。 10cmの小さなバーミキュラで焼き上げた「無水カレーパン」（350円／税別）は、フィリングのカレーもバーミキュラで仕込んだもので、ごろごろと肉が入った贅沢な一品です。約10種類のパンと、ポトフやシチューといった煮込み料理を販売し、店内のカフェでイートインすることができます。

朝食からディナーまで特別なバーミキュラ料理でおもてなし

レストラン「THE FOUNDRY」では、バーミキュラの鍋を使うのはもちろん、店内に薪窯を設け、バーミキュラを使った料理をさらに進化させたさまざまな一皿を提案しています。 モーニングタイムにはバーミキュラで焼き上げたカンパーニュで作る季節のタルティーヌなど、ちょっと贅沢な朝食を用意。運河沿いの景色を眺めながら優雅に楽しんでみてください。

モーニングメニュー「イチゴとマスカルポーネチーズのタルティーヌ」（900円／税別）

「バーミキュラで無水調理した季節野菜」（2200円／税別）などディナーメニューの数々

バーミキュラで調理した肉＆魚料理や煮込み料理が楽しめるランチは、バーミキュラの看板商品である「ライスポット」で炊き上げた、炊き立てのご飯がセットになっています。ディナーにはバーミキュラで低温調理した後、薪窯で風味良く焼き上げた肉料理も。バーミキュラを知り尽くしたシェフによる特別な一品を、国産のクラフトビールやソムリエ厳選のワイン、オリジナルカクテルなどと共にいただけますよ。

「バーミキュラ ビレッジ」には、シェフやコンシェルジュなど専属のスタッフが働いていて、バーミキュラを知り尽くしたプロフェッショナルばかり。商品への熱い思いを感じることができますよ。ぜひ名古屋の新たな名所として訪ねてみてくださいね。