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2020.03.01
鎌倉のカフェ文化をリードする老舗珈琲店3選
新しいお店が次々と登場する一方で、変わらない老舗があるのも鎌倉の魅力。 流行に左右されず、独自のスタイルで愛され続ける鎌倉の名店カフェをご紹介します。
レトロなムードに浸れる鎌倉の純喫茶「ミルクホール」
純喫茶好きの間では知らない人はいない小町通り裏路地の「ミルクホール」。1976(昭和51)年創業のレトロな雰囲気で、名物ハヤシライスや純喫茶の定番スイーツ、プリンなど、昔ながらの味を楽しめます。
「自家製スモークチキンのブランチセット」ドリンクセット1400円
店主のイチ押しは、サラダやドリンクがセットになったブランチメニューの自家製スモークチキンのブランチセット。 また、創業当時からの人気者、自家製プリン660円も押さえて。固めで、ほろ苦い大人の味わいに、もりもりの生クリームとくるみのトッピングが乙女心をくすぐります。
「自家製プリン」650円
「ミルクホール」の記事はこちらから
ミルクホール
ミルクホール
一日中客足が絶えることのない鎌倉きっての人気カフェ「café vivement dimanche」
朝食にぴったりのバターとメーブルシロップ でいただくゴーフル(プレーン)550円。生クリームなどのトッピングもできる
カフェブームの火付け役とも言われ、四半世紀の歴史がある実力派の人気店「café vivement dimanche(カフェヴィヴモンディモンシュ)」。客足が絶えることのない店内でひっきりなしに入るコーヒーの注文には、「朝ディモンシュ」と呼ばれるモーニングの時間帯(8時から11時)以外は、オーナーの堀内隆志さんが自ら対応しています。
「同じコーヒーでも店主が淹れたコーヒーの方が重みがある」という思いから。堀内さんは、幅広いお客様に楽しんでもらえるよう、毎晩お店が終わった後に自宅にある焙煎機で豆ごとに焙煎の仕方を変えているそうです。年に一度、豆の産地である中南米に買い付けにも行くこだわりよう。
「ムケッカ」900円
そんな中から生まれたのが、今やコーヒーとともに店に欠かせない存在となっているブラジル料理。何度も訪れているうちに現地の味を覚えて店で出すようになったそうです。 魚介と野菜をココナッツミルクで煮込んだシチューにライスを添えたブラジル料理「ムケッカ」はチリやライムをお好みでどうぞ。 フードとデザートの調理で堀内さんをサポートするのが奥様。不動の人気店でありながら、店主の目の行き届いたアットホームなサービスがこの店の最大の魅力なのかもしれません。
café vivement dimanche
カフェヴィヴモンディモンシュ
作家や著名人も愛した温故知新の老舗喫茶店「イワタコーヒー店」
厚さ1枚が3.5cmとボリュームたっぷりの「ホットケーキ」880円、「生レモンスカッシュ」710円
1945(昭和20)年創業、鎌倉の老舗喫茶として作家や著名人を含む多くの人に愛され続ける「イワタコーヒー店」。大人気のホットケーキは、伝統のレシピに忠実に銅板の上で20〜30分、弱火でじっくり焼き上げます。
「フルーツサンド」770円
古き良き喫茶店の定番、旬のフルーツサンドや、季節のパフェもオススメ。喫茶メニューには、おみやげにテイクアウトできるものもあり、毎朝早い時間から手づくりで準備されたものばかり。昭和23年から働くスタッフも伝統の味を伝えようと心をこめて仕事に励んでいます。
ゆったりと座れる革張りのソファー やシャンデリアに風格が漂う店内。中庭を望む奥の席はサンルームのような明るい空間
「イワタコーヒー店」の記事はこちらから
イワタコーヒー店
イワタコーヒーテン
***** いかがでしたか? 古くから愛される鎌倉の名店カフェをご紹介しました。ゆったりとした空気が流れる老舗珈琲店へ訪れてみませんか。
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