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2020.03.18
トマトやイチゴの果肉の美味しさを丸ごと♪農家のはしもとさんが営むアイススイーツ専門店
日本ではまだ珍しい品種のフルーツトマトを独自の方法で栽培し、注目を集める農園が岐阜県各務原市にあります。さらに、旬の野菜や果物を使ったスイーツショップをオープンさせ、自家のトマトや旬の果物を使ったパフェやかき氷が評判なのだとか。素材をそのまま楽しんでいるような品々で、農作物の魅力を伝えているお店です。
生産者と消費者を繋ぐスイーツ専門店
岐阜県各務原市でトマトやイチゴを栽培する、はしもと農園。「はしもとアイスストア」は、農園のオーナーである橋本さんが、若い世代にも農業に関心を持ってもらいたい、地元の農作物の魅力を発信したいと開いたお店です。場所は岐阜県各務原市、JR高山本線「那珂駅」、名鉄各務原線「新那珂駅」から徒歩8分ほど。農家が作る本気のスイーツショップ、というテーマを掲げ、ひんやり冷たいスイーツやドリンクを創作しています。
店内にははしもと農園で朝収穫された、とれたてのフルーツトマトが試食サービスとして置かれているのでぜひ試してみてください。「あかねトマト」という名前で売り出しているこのトマト。一口食べればその甘さ、味の濃さに驚かされるはず。このトマトで作ったトマトジュースもお土産として店内で販売しています。
完熟トマトの甘さを活かした、さわやかなスイーツ
「あかねトマトのかき氷」(818円)
「はしもと農園」自慢のトマトを使ったメニューの中でも一番人気なのが、かき氷。凍らせたトマトと自家製のシロップで作ったソースをたっぷりかけ、フレッシュトマトを添えています。トマトをしっかり完熟させているので甘味が強く、スイーツのように味わえます。
「トマトレモンスカッシュ」(550円)
ほかにもトマトジュースとレモンシロップを合わせたという「トマトレモネード」は、すっきりした味わい。このトマトを使った「トマトスープ」もあり、ほかにはない濃厚な味わいが楽しめますよ。
春はイチゴたっぷりのスイーツもおすすめ
「いちごミルクのかき氷」(1091円)
「はしもと農園」ではトマトと一緒にイチゴも試験的に栽培していて、春はイチゴを使ったスイーツも登場しています。寒い季節でもぜひ食べて欲しいのが、イチゴのかき氷。凍ったイチゴとシロップで作ったフレッシュなソースとこちらも自家製の練乳がたっぷりかかっていて、カットイチゴも5個分ほど盛り付けられています。
「はしもとDX」(900円)
イチゴを1パック分使ったいちごパフェ「はしもとDX」は、フレッシュイチゴのほか、地元産の牛乳で作ったふわふわの生クリームや紅茶のゼリー、イチゴソース、チョコクッキーなどが敷き詰められていて、味の変化も楽しい一品。ほかにもイチゴミルク味のタピオカドリンクなど、かわいい見た目でも楽しませてくれるさまざまなメニューがラインナップしています。
車で10分ほどの場所にあるトマトハウスへ
「はしもと農園」は、同じ各務原市内に直売所があるので、ぜひトマトをお土産として購入してみてはいかがでしょうか。お店から車で10分ほどの場所に、トマトハウスがあり、「あかねトマト」はもちろん、橋本さんが見つけてきた旬の農作物などが並んでいます。「はしもと農園」のトマトはリピーターも多く、直売所でも売り切れになることもあるとか。 ハウスは6mほどの高さがあり、トマトを上へ上へと伸ばし日の光をしっかり当てています。
「あかねトマト」の一番の特徴は真っ赤に完熟するまで、しっかりと実らせてから収穫すること。それにより濃厚な甘さ、パリッとはじけるような食感を生み出しています。それゆえ皮が割れてしまい、商品としてそのまま販売できないものも多いとか…。橋本さんは、そんな一番美味しい状態のトマトを加工してスイーツやジュースにしているのです。 スイーツをきっかけに農業に関心を持ってもらえたら、と話す橋本さん。トマトと共にその味を追求し続ける「はしもとアイスストア」のスイーツを、ぜひ味わってみてください。
はしもとアイスストア
ハシモトアイスストア
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田口真由美
Writer
田口真由美
好物は古いものと発酵したもの。名古屋を拠点に町や人、美味しいものを訪ねる日々を過ごしています。
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