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2020.09.08
地元で早くも愛される新生パン屋さん。京都・一乗寺の『UMBER46』|by PARISmag
毎日の暮らしのなかで少しだけ心が弾むような豊かさをお届けするWEBマガジンPARIS mag(パリマグ)から、今回は京都・一乗寺にある『UMBER46』をご紹介します。

2019年5月1日。「令和」の幕開けとともにオープンしたパン屋さん『UMBER46(アンバーヨンロク)』。パン職人の旦那さんとパティシエの奥さんのお2人が営むお店。地元の人たちに愛される、新生パン屋さんにお伺いしました。 叡山電鉄叡山本線「修学院駅」から徒歩約4分のところに店を構える『UMBER46』。京都のラーメンストリート“一乗寺”の北側に佇みます。

※コロナ感染予防のため、 4月9日からショーケースに陳列し対面販売に変更しています
ブラックとくすみグリーン、そして木目調の扉がシックな外観。中に入ると、ずらりと並んだパンと、パンを作っている様子を見ることができるキッチンがお目見えします。
夫婦それぞれの得意分野で作るパン

今回お話を伺った丸山さんご夫婦。パンを作りながらも、お2人で楽しそうにお話されていて、仲の良さが伝わってくる素敵なご夫婦です。 『UMBER46』という名前は、パンの焼き色から琥珀をイメージし、英語で琥珀=AMBERから。AをUにアレンジし、「46」という数字はお2人それぞれの誕生日の数字を組み合わせたのだそうです。


もっちりとした生地に、甘い栗とゆずの爽やかさが相性ピッタリな「栗とゆず」、ピリッと刺激のある粒マスタードが決め手の「ベーコンのエピ」、外はサクサク、中はしっとりの「紅茶とミルクチョコのスコーン」など、多種多様なパンが常時30~40種類ほど並びます。 「僕がパンや料理、奥さんがケーキをずっとやってきたので、それぞれの得意を活かして商品作りをしています」とのこと。 そのおかげもあって、お惣菜パンから甘いパイまで、色んなパンが並びます。どれにしようか悩む時間まで幸せな気持ちにさせてくれます。

一番人気は、「もっちもち食パン」!

お店の一番人気は、もっちりとした食感がたまらない「もっちもち食パン」。卵と乳製品を使用しない1品です。全粒粉入りなので、ほんのり小麦の香りが感じられます。名前の通り、もちもちした食感が特徴的。買った翌朝に食べても、その食感が持続するので朝ごはんにぴったりです。

そんな食パンは、お店の近くに住む地元の人がよく買ってくれるそう。 「僕たちのペースで、のんびりマイペースに運営していますが、地元の人に愛されるパン屋さんになれたらなと思っています。時々、イベントにも呼んでいただきますが、まずは地元の人に喜んでもらえるようなパン屋さんになれたらいいなと思っています」と丸山さん。

そんな“地元の”お客さんのために考えられたのが、こちらのホットドッグ。手前は開店当初から販売していた、ハードパンを使ったホットドッグ。奥には、ソフトパンで作られたホットドッグが並びます。

ハードパンのホットドッグ(左)、ソフトパンのホットドッグ(右)
開店当初はハード系のパンを中心に販売していましたが、その中でも数少なく出していた柔らかいパンを好まれる方も多かったそうです。そこで、ハード系も残しつつ、柔らかいパンも販売することにしました。 「他にも、あんぱんやクリームパンなど、日本に昔からあるパンを作りました。お客さんと日々お話するなかで、リクエストをいただいて、販売してみて反応がよかったら常時置くようにしています」。

奥にはイートインスペースもあり、焼き立てのパンをその場で食べることもできます。こちらも地元の人の憩いの場となっているようです。 ※コロナ感染予防のため、イートインスペースを自粛・テイクアウトのみに変更しています。

「新商品は手が空いたときに考えています。まだ子どもが小さいので、子育てをしながらマイペースに運営しています」。 お2人のほのぼのとした柔らかい雰囲気と、見ているだけでおいしそうなパン。朝早くにもかかわらず、取材中もお客さんがひっきりなしに訪れていて、地元のお客さんから愛されていることが伝わってきました。 そんな地域に根差したパン屋さん。ぜひ足を運んでみてください!
UMBER46
アンバーヨンロク
京都府 京都市左京区一乗寺西閉川原町2-1 1F
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