12
2021.02.14
和菓子の町・松江で味わう、名工の和菓子と三大銘菓
一流の茶人であった不昧公のために、職人たちが腕を磨いた町・松江。茶会に献上するために生まれた銘菓をはじめ、創作菓子も多く、和菓子の種類がじつに豊富です。
現代の名工が手がける季節の和菓子が味わえる「喫茶きはる」
上生菓子・抹茶セット 800円。和菓子は約7種類のうちからひとつ選べる
松江城の周辺は城下町の風情が残る伝統美観保存区域。喫茶きはるはその一角に建つ松江歴史館内の茶房です。現代の名工・伊丹二夫氏が和菓子作りを実演しており、日本庭園に面した畳敷きの無料休憩スペースで、目にも美しい季節の和菓子をいただくことができます。
現代の名工が手作りする松江の四季を表現した色とりどりの和菓子が勢ぞろい
喫茶きはる
キッサキハル
創業140年を超える老舗和菓子店「彩雲堂」
若草(6個入)1296円。不昧公の御歌に由来して命名した看板商品。萌ゆる緑が印象的
創業以来、松江で愛されてきた老舗和菓子店。明治中期に初代が復元した「若草」は、やわらかい求肥に薄緑の砂糖をまぶした上質な口どけ。店内には喫茶スペースもあります。
桜216円。つくね芋の練り切りで華やかな桜を表現 ※季節によりデザインが異なります
彩雲堂
サイウンドウ
日本三大銘菓のひとつ山川を受け継ぐ「風流堂 寺町本店」
山川(1枚)886円。紅葉の山と川(水)を表現した紅白の落雁は日本三大銘菓のひとつ
不昧公好みの菓子として有名な「山川」は、約100年の時を経て大正時代に復刻された銘菓で、しっとりとした上品な口当たりが特徴。伝統の菓子以外にも、遊び心あふれる新作が話題です。
路芝(12本入)961円。白ごま入りの求肥と白餡を重ね、短冊に切ってひとひねり
風流堂 寺町本店
フウリュウドウテラマチホンテン
不昧公が命名した黄色の愛らしい落雁「三英堂本店」
菜種の里(1枚)864円。春の菜畑を蝶が飛び交うさまを表現した落雁
松江伝統の菓子を作り続ける和菓子店。不昧公が命名した黄色のかわいい落雁「菜種の里」は、三英堂初代が製法を譲り受け、その味を守っているそう。ほかにも四季を彩る繊細で華やかな和菓子がそろいます。
松韻(6個入)659円。島根県の県木「黒松」をモチーフにした小倉と求肥の菓子
三英堂本店
サンエイドウホンテン
松江の和菓子はいかがでしたか?種類豊富な銘菓や創作菓子を、抹茶とともにぜひ味わってくださいね。
新しくなった「ことりっぷ出雲・松江」では、こちらの記事のほかにも魅力溢れる出雲・松江の今を紹介しています。ことりっぷオンラインストアのほか、ことりっぷアプリの電子書籍をぜひチェックしてみてくださいね。
ことりっぷオンラインストアはこちら
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
の人気記事