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2021.02.01
島根・石見銀山からひと足のばして、湯治場情緒あふれる温泉津温泉街をめぐる
約800mの街道沿いに古い旅館や大衆浴場がたたずむ、世界遺産にも登録されている温泉津(ゆのつ)の温泉街へ。風情あふれる湯治場でのんびり過ごしてみませんか。
銀の採掘者を癒やした温泉地・温泉津
とんがり屋根は薬師湯の旧館。重厚な屋根越しに見える、赤瓦(石州瓦)が映える景色は石見銀山の新百景にも選ばれている
石見銀山で採掘された銀を世界へと積み出していた重要な港が温泉津です。かつての温泉津は問屋や旅籠、商家などで栄え、町は今でも当時の面影を残しています。温泉津は温泉町として唯一、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
町割りが江戸時代からほぼ変わっていない町並み
湯の花が溶岩のように付着した泉質のいい湯「薬師湯」
山陰で唯一、日本温泉協会の最高評価「オール5」に認定された天然温泉。自然湧出の源泉は施設の真後ろにあって豊富な湯量を誇り、何も手を加えずに湯船に注げる源泉が評判です。2 階のラウンジや屋上ガーデンテラスから見る温泉街の眺めもすばらしいと人気です。
薬師湯
ヤクシユ
薬師湯の旧館を生かした大正建築のレトロカフェ「震湯Cafe内蔵丞」
無農薬栽培のバラを使った薔薇アイス500円
1919(大正8)年築の木造洋館で、温泉津の現存する最古の温泉施設・薬師湯旧館をカフェとして利用。組み込み式の天井が見事で、大正ロマンのレトロな雰囲気が楽しめます。温泉水を使った野菜蒸しが付いた奉行飯1300円がおすすめです。
かつては男湯の更衣室だった
震湯Cafe内蔵丞
シンユカフェクラノジョウ
温泉津温泉街のおさんぽはいかがでしたか?温泉を満喫しながら、レトロな街並みをのんびり歩いてくださいね。
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