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2021.05.08
店主は水引雑貨の作家さん。週2日だけオープンする飯能の自宅カフェ「omatsu」
ムーミンバレーパーク・メッツァビレッジがある埼玉県飯能市。ここ数年、カフェや雑貨ショップが増え、休日におでかけしたい場所として人気を集めているエリアです。2019年にオープンした「omatsu」も、そんな店のひとつ。水引雑貨やアイシングクッキーの作家でもある店主が、週に2日だけカフェをオープンしています。
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飯能への移住をきっかけに、念願のカフェをオープン
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モダンで洗練された外観
「omatsu」は西武池袋線飯能駅から徒歩20分ほどの自然豊かな住宅街に、隠れ家のように佇む小さなカフェ。住居の一部が店舗になっていて、営業日には庭先に小さな看板が立ちます。 店主の松本さんはアイシングクッキーと水引雑貨の作家です。都内の手づくり市やマルシェなどに出店していましたが、飯能に自宅を新築することになり、同時に、長年の夢だったカフェをスタートしました。小さなお子さんを持つママでもあり、現在、カフェの営業は木曜と金曜のみ。それ以外の時間を制作活動にあてています。
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カフェの調度品は益子の古道具屋を巡って揃えたそう
入り口の木の扉を開けると、店内はテーブル1つとカウンター4席だけの小さな空間。アットホームな雰囲気にあふれ、カウンターの中で調理する松本さんと会話を交わしていると、まるで友人宅のリビングダイニングにいるような気分で、すっかりくつろいでしまいます。
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見た目もキュートなトーストやパフェ
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厚切りあんバタートースト500円とomatsuブレンドコーヒー350円
カフェではトーストやフルーツサンドなど、自家製パンを使った軽食が味わえます。ふわふわ食感のパンは、水ではなく牛乳で仕込んでいるのだそう。あんバタートーストは、甘さ控えめのあんこにバターの塩味とイチゴの酸味が絶妙にマッチしています。
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omatsuパフェ800円
旬のフルーツで作るパフェも人気です。濃厚なバニラアイスの上にちょこんと乗ったお手製の松のクッキーは、omatsuのトレードマーク。中に入ったザクザクのグラノーラも自家製です。フルーツは季節ごとに変わりますが、春先のイチゴや夏のマンゴー、秋のシャインマスカットのパフェは特に人気が高く、パフェを求めて訪れるお客さんも多いそうですよ。
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水引雑貨は大切な人へのプレゼントにも
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(左上)店内の雑貨コーナー(左下)鶴や亀、ウサギをモチーフにした水引のご祝儀袋は各1300円(右上)花かんむりのブローチ1つ2800円(右下)水引のイヤリング1200円
店内では松本さんが手作りする水引雑貨も販売しています。水引とはご祝儀袋やお正月飾りなどに使われる飾りひものことで、水引を用いた贈答品のラッピングは日本の伝統文化のひとつ。近年ではラッピングだけでなく、水引で作るモダンな雑貨やアクセサリーが人気を呼んでいます。 松本さんが作る水引雑貨は、やさしい色合いと遊び心のあるデザインが魅力。ブローチやイヤリングなどのアクセサリーは洋服にも着物にも合わせられ、凛とした上品な印象を与えます。
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お雛さまのフレーム飾り3000円
桃の節句や端午の節句など、和の行事にちなんだ水引アートも制作しています。ガラスのフレームに入ったコンパクトなお雛さまや兜はシンプルで洗練されたデザインが評判で、注文が多いそう。 他にもイニシャルをかたどったフレームなどもあり、贈り物にしても喜ばれそうです。水引アートはオンラインで販売しているので、インスタなどをチェックして。オンラインで注文し、カフェで受け取ることもできるそうですよ。
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omatsu
オマツ
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小野澤啓子 写真:熊野淳司
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