ときめきとこだわりが詰まった空間

白を基調としたお店。隣には「菓心おおすが」の本店がある

彦根城の近くにある商店街にたたずむ「& Anne」。洗練された真っ白な建物が目印です。彦根で愛される和菓子店「菓心おおすが」が手がけており、「& Anne」の「アン」は餡に由来しているのだそう。店内には洋菓子店、書店、雑貨店のスペースがあり、さまざまな楽しみ方ができるのが特徴。

お店のロゴや包装紙などは、料理スタイリストの堀井和子さんや、グラフィック工芸家の井上由季子さんが立ち上げた「モーネ工房」が手がけており、細かいところにもときめくポイントがあります。

気取らない洋菓子にほっこり

「＆ Anneガレット」（1袋600円）、「チョコレートのスコーン」（1個250円）

「& Anne」に並ぶのは、世界各国の伝統的なスイーツが中心。日常に溶け込むようなお菓子作りを目指しているそうで、どこかほっとするような焼菓子やケーキなどがたくさん並びます。 「＆ Anneガレット」は、お店のロゴにも使用されている家のデザインを取り入れたクッキー。厚めの生地がほろほろと崩れ、ふわりと広がるバターとさっぱりしたレモンの風味がたまりません。イギリスの伝統菓子であるスコーンはサクサクとした食感が魅力。ダークチョコレートとオレンジが入った「チョコレートのスコーン」をはじめ、さまざまなフレーバーがそろいます。

「Anneコルネ」（280円）

お店の名前が入った「Anneコルネ」は、さっくりと軽い食感のパイ生地のスイーツ。「菓心おおすが」の自家製小倉餡と生クリームがたっぷり入った和洋折衷な一品です。 ほかにも、ショートケーキやチーズケーキ、キャロットケーキなどもあり、おやつの時間を彩ってくれそうです。

本や雑貨を見て回るのも楽しい

日々のくらしに寄り添う器や雑貨

「ゆっくり過ごしてほしい」という店主の思いから、洋菓子のほかに、雑貨や本が並ぶスペースもあります。 雑貨や器は長く使えるようなものを国内外からセレクト。洗練されていて上質なものを販売しています。フィレンツェの革職人・ジュセッペ・ファナーラさんによるブランド「IL Bussetto」とコラボしたコインケースなど、「& Anne」ならではのアイテムも。本は料理や手芸など生活にまつわるもの、絵本を中心にセレクトしているのだそうです。

本がずらりと並ぶスペース

お気に入りの一品を探してみて

「家のマグネット」（440円）

家の形をしたマグネットは「モーネ工房 seiken工作所」が手がけたもの。陶器でできており、あたたかみがあります。毎年違うというデザインはひとつひとつががかわいらしく、選ぶ時間も楽しいものになりそうです。 1つのお店にたくさんの見どころが詰まった「& Anne」。お菓子に雑貨、本との思いがけない出会いを楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか。