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2021.07.20
城下町さんぽ&ガラスの街を訪ねて♪1泊2日で出かける滋賀・彦根&長浜の旅
日本一大きな湖・琵琶湖を有する滋賀県。今回は歴史を感じるまち・彦根と長浜を中心にめぐる1泊2日の旅をご紹介します。訪れておきたい定番のスポットはもちろん、スイーツやイタリアン、万華鏡など、こだわりのもの作りが注目を集めているお店もたくさんあります。ぜひ滋賀の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

滋賀の旅には欠かせない「彦根城」と城下町を散策

春は桜、秋は紅葉が美しい
まずはJR彦根駅から歩いて15分ほどの「彦根城」へ。関ヶ原の戦いの後、徳川家康の命を受けた井伊直継と直孝が20年もの歳月をかけて、1622(元和8)年ごろに完成させました。 切妻破風、入母屋破風、唐破風など多彩な破風を組み合わせた天守は国宝に指定されており、城下町や琵琶湖などの素晴らしい眺望も楽しめます。ほかにも、太鼓門櫓や天秤櫓といった重要文化財などたくさんの見どころがあります。

飲食店やみやげもの店などが建ち並ぶ
城内をめぐった後は城下町を散策しましょう。江戸時代の城下町を再現した「夢京橋キャッスルロード」には、通り沿いに白壁と黒格子の町家風のお店が並びます。お菓子や和雑貨などのおみやげを買ったり、ランチを楽しむのにぴったりですよ。 近くには、大正期をイメージしたモダンな街並みが印象的な「四番町スクエア」もあるので、ぜひ一緒に立ち寄ってみてくださいね。

彦根城
ヒコネジョウ

とっておきのおやつや雑貨を探しに「& Anne」へ

店内にはさまざまな楽しみがある
彦根城からほど近い商店街にある「& Anne」は、洋菓子をはじめ、雑貨や本なども扱っているショップ。料理スタイリストの堀井和子さんや、グラフィック工芸家の井上由季子さんが立ち上げた「モーネ工房」がお店のロゴや包装紙などを手がけていて、洗練された雰囲気が魅力です。

「& Anneガレット」(1袋600円)
バターとレモンの風味が広がる家型の「& Anneガレット」や、はちみつを使った濃厚なキャラメルソースがたまらない「ハニーワッフル」など、おいしくて気取らないお菓子にときめきます。 ご紹介した焼き菓子のほかにも、ケーキやジャム、グラノーラなどの商品や、長く使えるような上質な雑貨、日々の生活にまつわる本や絵本もあります。自分へのちょっとしたご褒美はもちろん、大切な人へのギフトにも喜ばれそうです。
「& Anne」の記事はこちら

& Anne
アンドアン

散策のひと休みに「氷茶屋 百笑」で粋なかき氷を

「濃厚ピスタチオレアチーズ」(1200円)
町家が建ち並ぶ花しょうぶ通り商店街にある「氷茶屋 百笑(ひゃくわらい)」は、1年中かき氷が楽しめるお店。もとはお茶屋さんだったという町家を改装し、店内にはこだわりのアートやインテリアに囲まれているなど、かき氷を「粋な食べ物」という店主ならではの素敵な空間が魅力です。

和菓子の木型や浮世絵などが飾られている
かき氷は、細かく削った氷に素材のおいしさが詰まった自家製シロップを使用しています。人気の「濃厚ピスタチオレアチーズ」は、濃厚で風味豊かなピスタチオを贅沢に楽しめる一品。中に入っているレアチーズやラズベリーソースとも相性抜群で、酸味があるのでさっぱりと食べられます。 ほかにも、抹茶やミルクなどの定番の味に加えて、時期によって旬の果物やスイーツのような味わいを取り入れたさまざまな味が登場します。季節の味を楽しみに訪れてみてくださいね。
「氷茶屋 百笑」の記事はこちら

氷茶屋 百笑
コオリヂャヤヒャクワライ

滋賀ならではの自然が楽しめる「北ビワコホテルグラツィエ」

「GRAZIEスタンダード」(11000円/1人)
彦根散策を楽しんだあとは長浜へ向かいましょう。「北ビワコホテルグラツィエ」は琵琶湖のほとりにあるリゾートホテルです。周辺は自然が豊かで、四季折々の風景に癒されます。 イタリアのヴェローナをイメージした洋風の館内も魅力で、異国に訪れたような気分を味わえるのも魅力。客室はスイートからスタンダードまでさまざまなタイプがあり、落ち着いたひとときを過ごせます。部屋からは琵琶湖の美しい景色を望むこともできますよ。

「La Spiaggia〜ラ・スピアッジャ〜」で味わえるコースの一例
館内にはレストランやカフェがあり、和食や洋食などさまざまな料理を楽しめます。「La Spiaggia〜ラ・スピアッジャ〜」は、近江牛など滋賀の上質な食材を使い、炭火で仕上げたイタリアンが味わえるお店。ちょっぴり贅沢なコース料理をはじめ、パスタや魚・肉料理などのアラカルトもあるので、あわせて堪能してみてはいかがでしょうか。

北ビワコホテルグラツィエ
キタビワコホテルグラツィエ

リニューアルした「黒壁ガラス館」でお買い物

「ハンドメイド一輪挿し」(2200円)
2日目は長浜エリアを散策しましょう。北国街道沿いにある「黒壁スクエア」は、古い町家を生かした建物が軒を並べるスポット。シンボルとして親しまれる「黒壁ガラス館」を中心に、ギャラリーや体験教室、ショップ、カフェなどさまざまな施設があります。

「カップ&ソーサー」(1650円~)
「黒壁ガラス館」は、1900(明治33)年に建てられた銀行を改装したガラスショップ。修繕工事が完了し、黒壁がさらに黒く美しくなって2021年3月にリニューアルオープンしました。洋館の趣を残したお店には、世界各国の美しいガラス製品が並び、器や小物、アクセサリーなど日常に取り入れやすいものもたくさんあります。 「ガラスの街」とも呼ばれる長浜。「黒壁スクエア」にはガラスをテーマにしたギャラリーや工房、体験教室などもあるので、ぜひ一緒に立ち寄ってみてくださいね。

黒壁ガラス館
クロカベガラスカン

「Biwa collage」で素材を生かしたイタリアンを

コースの一例。シェフズテーブルのみで味わえるその場で伸ばして仕上げる自家製パスタ、すべての部位を組み合わせた天然ビワマスの43℃調理とアボカドのフリット、全国各地の野菜を合わせた肉料理、長時間かけてとったコンソメと瞬間的に香る鰹節の味わいの黄金スープなど、こだわりの料理がそろう
「黒壁ガラス館」からもほど近い「Biwa collage(ビワコラージュ)」は、2020年12月にオープンしたイタリア料理店。山形にあるイタリアンの名店「アル・ケッチァーノ」の奥田政行シェフが監修しているお店で、関西の名店で料理長を歴任した市山技シェフが手がける料理を楽しめます。築100年以上の町家と蔵を改装した落ち着きのある空間で、素敵な時間が過ごせそう。

シェフズテーブルが楽しめるカウンター席
「Biwa collage」で味わえるのは、素材の良さとシェフの技が光るコース仕立ての料理。全国各地の生産者から食材を直接仕入れており、余すことなく料理に使って食品ロスを減らすなどの工夫がされています。ランチはパスタセットをはじめとしたメニューが2500円から、ディナーはコース料理を5500円から楽しめます。

Biwa collage
ビワコラージュ

「Atelier Nagahama」のガラスの万華鏡にうっとり

「petit scope」(13200円)
「Atelier Nagahama(アトリエ・ナガハマ)」は、美しい万華鏡やガラス作品が並ぶアトリエ兼ショップ。「GlassNique(グラスニーク)」というブランド名で万華鏡を展開している作家の麻衣さんがガラスの技術やアイデアが詰まった作品を手がけています。薬のカプセルをイメージした作品や、ガラスの現象を生かしたものなど覗いてみるのはもちろん、本体やオブジェクト(見る対象となるパーツ)をそのまま見てもユニークで楽しい仕掛けを堪能できます。

白を基調とした明るい店内
「petit scope」は筒状のガラスに入ったカラフルなドライフラワーがかわいらしい万華鏡。本体だけでなくオブジェクトも手作りで、ガラスを線のように細かくちぎったものが入っています。覗くとキラキラと輝きながら変わる模様も幻想的。インテリアとして飾ったり、プレゼントにも喜ばれそうです。また、鏡の数や角度などさまざまな仕掛けで見え方が変わるので、万華鏡を見比べて違いを楽しむのもおすすめですよ。
「Atelier Nagahama」の記事はこちら

Atelier Nagahama
アトリエナガハマ
いかがでしたか?琵琶湖をはじめ心地よい自然に囲まれた滋賀県には、歴史と新しさを感じる魅力的なスポットがたくさんあります。ぜひ旅の参考にしてみてくださいね。
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Union Synapse 写真:保志俊平
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