ベトナムローカルフードと雑貨のお店

現在はテイクアウトのみ。外のベンチで食べることも可能

東急東横線の学芸大学駅から徒歩約2分、商店街を抜けた先にお店はあります。白と赤が基調のスタイリッシュな外観。東南アジアを中心とした輸入雑貨を販売する「333」は3年前にオープン。ベトナムのローカルフードを中心に提供する「Chè 333」は、インショップとして2年前にスタートしました。

東南アジアから仕入れた雑貨やアパレル商品がいっぱい

カラフルな東南アジアのアイテムたち

お店に足を踏み入れると、アジアン雑貨や服、バッグなどがずらり。こちらは雑貨店「333」の商品で、ショップコンセプトは「ディストリクト（地域）」だそう。バイヤーが現地で出会った人々とのご縁で買い付けを進めています。

オリジナルのベトナムシューズは大人気。各3300円

333beerコラボTシャツ。5280円

さらに奥に進むと、たくさん食器が並んだエリアが。ベトナム食器として有名な「ソンベ焼き」や「バッチャン焼き」のヴィンテージ食器を扱っています。ベトナム・ホーチミンにもソンベ焼きをメインに取り扱う姉妹店「SÔNG BÉ」があるそうで、そちらとも協力し仕入れを行なっているそう。アジア食器が好きな方なら、思わずテンションが上がること間違いなし。

花柄が愛らしいヴィンテージのソンベ焼

ヴィンテージアイテムだけでなく、ベトナムのモダンなアイテムも多数取り扱っています。ハノイに窯元を構えるヒエンヴァン陶器や、同じくハノイの「mini wood design」による木製のフラワーベースなどもラインナップ。モダン・ベトナムカルチャーに触れたい方にもおすすめです。

ドライフラワー用の木製フラワーベース

バーガースタイルのバインミーが食べられるのはここだけ！

長芋とパクチーのスープ　500円、鶏肉（ガー）バインミー 800円

バインミーというと、通常は縦長のフランスパンを思い浮かべますよね。ですがこちらのお店はなんとバンズ！　めずらしいと思いませんか？　それもそのはず、オリジナルで考案したのだとか。バンズはバターたっぷりでサクサク。ちょっと塩気があるのも特徴です。祐天寺のパン屋さんでつくってもらっているそう。

バンズからあふれんばかりの具材

一番の特徴は、ハーブがたっぷりと使われていること。ベトナムでよく食べられるバインミー にもパクチーなどが入っていますが、こちらではパクチーはもちろんのこと、ディル、ミョウガ、大葉など日本らしいハーブもプラス。

バインミーはオーダーしてから一つひとつ手づくり

見た目にも美しい

ベトナムの調味料「ヌクマム（魚醤）」を入れつつ、日本人の口にも合うようアレンジしています。鶏肉は低温調理で仕上げてしっとりとした食感。優しい味付けで、「異国の料理が苦手……」という人にも食べやすい一品ですよ。また、長芋のスープは、ベトナムでよく飲まれるスープだそう。こちらはとろりとして、疲れた胃に染み渡るおいしさ。特に寒い日にはぴったりです。他には、牛肉のバインミーもご用意。こちらはブラックペッパーが入っていて、よりスパイシーな味付け。冬期はベトナムのおかゆなども提供予定だとか。

店名にもなっているデザート「チェー」とベトナム版スムージー「シントー」

ココナッツミルク・チェー　700円

ベトナムのローカルスイーツのチェー。いくつもの具材が並び、自分の好きなものを選んでカスタムするのが現地流です。こちらでは、選び抜いた数種類の具材を組み合わせたチェーをご用意。その中でも、「ココナッツミルク・チェー」は一番スタンダードなメニュー。底に見えるのは、パンダンリーフゼリーとサラシロップゼリー。中央には緑豆からつくった黄色いあん、その上にはライチに似たフルーツのリュウガンやタピオカ、バナナなどが乗っています。ココナッツミルクを満遍なくかけ、最後に氷とピーナッツを乗せたら完成。パフェのような食べ方ではなく、上から下までぐるぐると全体をかき混ぜて食べるのが本場流だとか。

パイナップル・パッションスムージー　650円

あまり聴き慣れない「シントー」は、ベトナム版のスムージーのこと。フルーツやアボカドをたっぷり使ったヘルシーな飲み物です。「パイナップル・パッションスムージー」は、その名の通り、パイナップルとパッションフルーツをMIXしたもの。ココナッツシロップとライム、チリパウダーをトッピング。チリパウダーがアクセントになって、すっきりとした味わい。チェー（かき氷）とシントーは10月12日までの夏季限定で提供。10月14日からは、常温のチェーになります。寒い日に食べるチェーも絶品ですよ。他にも、ココナッツ・バナナケーキを常備しています。

変わり種バインミーやデザートをはじめ、アジア雑貨も楽しめる「Chè 333」。ベトナムに限らず、タイの山岳民族がつくるカレンシルバーや民族衣装なども取り扱っています。 なかなか旅行に行けないときは、都心で東南アジアを感じられる同店に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。