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2021.11.01
鎌倉・佐助エリアの散策でほっと一息つく手づくりの和風スイーツ♪「甘味処 こまめ」
自生する木々や草花に囲まれるように佇む「甘味処 こまめ」。天草を煮詰めるところから手づくりする寒天に黒糖の美味しさをプラスしたオリジナルの甘味・黒かんや、好きなおむすびの選べる竹籠のランチなど、一つひとつの丁寧な手仕事を積み重ねた料理は品のいい味わいです。佐助稲荷神社に近い静かなエリアで古都鎌倉の風情に触れてはいかがでしょうか。
軒先にかわいい暖簾の掛かる甘味屋さん
鎌倉駅西口から徒歩8分
鎌倉駅西口から佐助稲荷神社へと向かう途中にある赤い野立傘が目印の「甘味処 こまめ」。2階建て日本家屋の1階にあるお店の前はホトトギスなど様々な種類の草花が生い茂り、このあたりの街並みに馴染んだたたずまいです。
明るい日差しの入る日本情緒漂う障子窓
こぢんまりと店内は窓から日が差して明るい
ガラガラと音のする引き戸を開けて入ると、招き猫が出迎えてくれます。3方向に大きく窓がとってある店内は明るく窓枠には障子がはめられ、一枚板を丸い円でくり抜いた仕切り板や木の柱など日本旅館を思わせるような建具がいたるところにさりげなく使われ、落ち着いた雰囲気のお店です。
(左上)テーブルには野の花が活けられ季節感が感じられる(右上)入口で出迎える招きネコ(左下)メニューのイラストはすべて店主のお父様によるもの(左下)日を遮るすだれの掛かる窓辺
3種類の天草をブレンドした自慢のオリジナル寒天
透明感がありプルプルとしたできたての黒かん
お店の看板商品は伊豆・高知・三重県産の天草をブレンドして手づくりする“黒かん”と呼ばれる寒天です。じっくりと煮詰めた天草を絞ったところへ沖縄産の黒糖とすりおろした高知産の生姜を加えたオリジナルで、寒天の色が黒いことから“黒かん”と呼んでいるのだそう。冷やして固まった黒かんはスプーンで小さく割いて生姜シロップがからみやすいように仕上げます。
黒糖の風味に生姜をたっぷりと合わせていただく黒かん
「白玉クリーム黒かん」(860円)
シンプルな「こまめ黒かん」は白インゲンマメの一種の手亡豆が添えられ、生姜シロップがたっぷりとかかります。もともと黒かんにも生姜が入っているものの、この追加の生姜シロップで黒糖の旨味がさらに際立ち奥深い味わいに。「こまめ黒かん」に豆腐・きな粉・黒糖入りのアイスクリームとモチモチの豆腐白玉、木の実みつをトッピングした「白玉クリーム黒かん」もおすすめです。 このほか北海道産の大納言小豆を使った「ご利益ぜんざい」(770円)や種類豊富なあんみつ類などの甘味も丁寧な手仕事がほどこされ、毎朝7時から豆をぐつぐつと煮て仕込む小豆餡も上品な味わいです。
4種類の中から選べるふっくらとしたおむすびのランチ
「おむすびセット」(950円 平日のみ)※土日曜日は「季節のミニおむすびセット」(980円 ※コーヒー又は紅茶付き)などに変更
ランチタイムの人気は竹籠に入った華やかなおむすびのランチです。お米は粘り気のある山形産の“はえぬき”を使用してふっくらと仕上げ、具材は4種類の中から選べます。定番の鮭のほかにワカメご飯を青シソで巻いたさっぱりとした味わいのおむすびや炊き込みご飯、栗ご飯、タケノコご飯など季節のおむすびも登場します。 白玉入りのミニぜんざいの甘味と一緒に味わって鎌倉らしさを満喫してくださいね。
甘味処 こまめ
カンミドコロ コマメ
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高橋茉弓
Writer
高橋茉弓
おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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