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2021.10.26
芳ばしい香りに癒される、ほうじ茶を使ったやさしい甘さのスイーツ・和菓子
煎茶や番茶、茎茶を焙じて(ほうじて)芳ばしい香りを引き出したほうじ茶。最近は、ほうじ茶が使われたスイーツや和菓子も増えています。今回は、地元で愛される銘菓の新しいほうじ茶フレーバーや和素材を中心に作られた焼き菓子などをご紹介します。芳ばしい香りとやさしい甘さのほうじ茶スイーツで、ほっと癒されるひとときを過ごしてみませんか。
和菓子のプロが作る、ニッポン素材のバターサンド「米粉のバターサンド」/兵庫県
どことなく和の雰囲気を感じる、家紋のようなデザインの箱入りのバターサンド。要冷蔵で、冷蔵庫から出してすぐだとアイスのように冷たい口当たりを、少し時間をおくとクリーミーな口どけを楽しめます。 バタークリームは、「抹茶カシス」「きなこ黒豆」「大納言バター」「ほうじ茶マロン」など7種類。北海道産バターとホワイトチョコにそれぞれのフレーバーの個性が馴染みます。ほろっと崩れるようなしっとり食感のサブレ生地がなめらかなクリームになじみます。
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金沢みやげの新定番。加賀棒茶入りの琥珀糖「加賀棒茶 わり氷」/石川県
金沢の武家屋敷群に本店を構える和菓子村上は、明治44年創業の老舗。大福やきんつば、ふくさ餅など、伝統技術を継承して作る村上の和菓子は、ちょっといいおもたせにぴったりです。 今回ご紹介する「加賀棒茶 わり氷」も和菓子村上の人気商品のひとつ。わり氷とは、砂糖と寒天で作る琥珀糖のことで、淡く透き通った色彩とシャリシャリとした食感、上品な甘さが特徴のお菓子です。 地元の素材を使うことにこだわる和菓子村上。このわり氷も、名水で知られる白山の伏流水や、加賀地方で昔から愛飲される加賀棒茶を使って手作りしています。
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国産小麦の旨みに、香ばしいほうじ茶が余韻を残す焼き菓子「こ、ふぃなんしぇ」/埼玉県
埼玉から群馬にまたがる地域は本州随一の小麦の産地。関東北部に粉もんの名物料理が多いことが、地域での小麦粉の普及を示しています。 「こ、ふぃなんしぇ」は、埼玉産「あやひかり小麦」と、狭山ほうじ茶を100パーセント使用し、香料・着色料は不使用。埼玉ならではの素材の良さを引き出したお菓子です。 焙じたばかりの茶葉のような香りに、バターが染みた生地のしっとり食感と、ビターな香りを生かした甘すぎない味わい。埼玉小麦の旨みと狭山茶の香り、お菓子としての甘さのバランスがとれた味わいは、まさに“埼玉の皆で共に”作ったおいしさですね。
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ほろ苦いほうじ茶クリームがサクふわの生地にマッチする「茶かげろう」/和歌山県
柔らかくふっくら焼き上げた生地の中に、やさしい甘さのクリームが特徴の和歌山を代表する銘菓「かげろう」。生地はふわっとして、口の中に入れるとすっと溶けていくようです。この食べた時の軽い触感が浜辺を漂うかげろうのように、儚いイメージというところから名付けられました。 ほうじ茶を使った新しい「茶かげろう」は、香り豊かなほうじ茶とほどよい甘さがあとをひく美味しさです。
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“あんこづくりのプロ”の味を存分に楽しむ「あんこ屋さんのもなかセット」/京都府
和菓子好き、特にあんこが好きな人におすすめしたいのが、名前からして気になる「あんこ屋さんのもなかセット」。箱の中にはたっぷり500グラムものあんこが入っています。 あんこと10組の最中種がセットになっていて、食べる前に自分で好きな量のあんこを詰める手詰めのタイプ。餅米で手焼きされた最中種はパリッと香ばしい食感で、お店自慢のあんによく合う絶妙なおいしさです。最中種はほうじ茶がブレンドされたタイプもあり、こちらはより芳ばしい香りが引き立ちます。
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米粉と求肥のもっちり食感が新鮮。祇園辻利の「がとーぶぶ 抹茶・ほうじ茶フィナンシェ」/京都府
「がとーぶぶ」シリーズは、フランス語で焼き菓子を意味する「ガトー」と京都の方言でお茶を意味する「ぶぶ」をかけ合わせた新感覚の和スイーツ。祇園辻利自慢の宇治抹茶やほうじ茶と米粉・求肥を組み合わせた京都スタイルのフィナンシェです。 フィナンシェといえば、小麦粉にバターやアーモンドを加えたフランスのリッチな焼き菓子ですが、がとーぶぶのフィナンシェは小麦粉不使用。代わりに米粉で焼き上げているため、今までにないもちもち食感と、濃厚なお茶の味わいが口の中に広がります。 フィナンシェならではのコクのあるバターの風味と、さわやかな香りの抹茶や香ばしいほうじ茶の相性は抜群で、コーヒーにも日本茶にもよく合います。
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おとめ心をくすぐる焼き型に、和素材が香る「ティグレ」/京都府
ちょっと耳慣れない響きの「ティグレ」は、フランス生まれのお菓子。フィナンシェ生地をオーブンで焼き上げ、まんなかのくぼみにチョコガナッシュを流し込んだ焼き菓子です。 その名の通り日本文化が根付く京都を彷彿とさせる「京の詰合せ」は、宇治抹茶を使った「抹茶」、京都産茶葉の「ほうじ茶」、国産柚子が爽やかな「柚子」の3種が楽しめます。口当たりの良いしっとりした生地にそれぞれの素材の香りが鼻をくすぐります。甘いガナッシュはクリームのようにやさしく溶け、食感の変化も楽しめます。
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