下町の手づくりマルシェ「すみだ川ものコト市」

牛嶋神社の境内が会場

東京スカイツリーの氏神さまとして知られる牛嶋神社。毎年恒例の「すみだ川ものコト市」は、その境内で開催されます。墨田区内外の手づくり作家や人気の飲食店がブースを出すこのマルシェは2010年にスタート。以来、年々口コミで人気が広がり、今では約5000人の来場者を数える定期イベントになりました。

記念すべき第10回目となる今年は、130店舗の出店を予定。手芸、木工、革小物にジュエリーといった手づくり作家が集まり、作家さんと直接会話をしながらじっくりと作品を選ぶことができます。和綴じノートや革のキーホルダーなど、ユニークな手づくりワークショップにも参加できますよ。

境内の神楽殿で開催されるピースフルなミニライブも「すみだ川ものコト市」の人気のイベントです。優しくてどことなく懐かしい音楽は、休日のリラックスムードを演出してくれます。 牛嶋神社境内すぐそばにある隅田公園内の広場は、通称「森のカフェ」と呼ばれるエリア。大きなホットドックが名物の「柳島カフェ」やクラフトビールが味わえる「Miyata Beer」など、墨田区内の人気グルメが集結します。まぶしい新緑の中、ピクニック気分で食べ歩きを満喫しましょう。 ○「すみだ川ものコト市」 ［所］牛嶋神社（墨田区向島1-4-5）・隅田公園 ［アクセス］東武伊勢崎線とうきょうスカイツリー駅から徒歩3分 ［TEL］090-1799-3030（ものコト市実行委員会広報） ［日時］4月16日(土)10:00〜16:00（雨天の場合、4 月 17 日(日)に順延）

選りすぐりの手づくり作品が集まる「ささや市」

出店者の一例。左:「VANILLA」の洋服、右上:「nicorico 林 理子」の陶芸、右下:「fabrica uka」の布雑貨

「ささや市」は、大横川親水公園に面した倉庫を改装したギャラリーで開催されるクラフトマーケット。和雑貨、アクセサリー、消しゴムハンコなどなど、墨田区という枠を超えて厳選した作家の作品が集まる不定期イベントです。ここでも、作家さんと直接お話ししながら作品を購入できますよ。

当日は、ハンカチを使った友禅体験やガラス工芸などのワークショップも行われるので、興味のある人はHPをチェックしてくださいね。 ○ささや市 ［所］すみだパークギャラリーささや 　　（墨田区横川1-1-10 SASAYA CAFE隣） ［アクセス］東武伊勢佐木線とうきょうスカイツリー駅から徒歩12分 ［日時］4月16日～4月17日10:00〜17:00（雨天決行）

レモンケーキ（1ピース540円/左）、ミニミールス（右）

「ささや市」の会場横にある「SASAYA CAFE」は、墨田さんぽの休憩スポットにぴったり。こだわりの植物性素材のみで作った料理やスイーツがいただけるオーガニックカフェです。ランチには、インドの定食「ミニミールス」（1242円）がおすすめですよ♪ ○SASAYA CAFE（ささやカフェ） ［所］墨田区横川1-1-10 ［交通］東武伊勢佐木線とうきょうスカイツリー駅から徒歩12分 ［TEL］03-3623-6341 ［時間］8:30〜18:00 ［定休］不定休

「ささやカフェ」の記事はこちら

日本で唯一のガラス器市「すみだガラス市」

｢すみだガラス市｣は、毎年4月と10月の年2回開催されている墨田区の恒例イベント。国の伝統的工芸品指定の“江戸硝子”や、おしゃれな“うすはり”、“富士山グラス”など、下町のガラス工場の職人による手づくりガラス器の数々を展示販売しています。

とんぼ玉や伝統工芸「江戸切子」の実演・体験（1回1000円）、ペーパーウェイトを使った彫刻体験（1回200円）といった、他ではなかなか体験できないワークショップも用意されています。トンボ玉体験は事前申込が優先されるので、やってみたい人は下記まで電話（15日午後4時まで）で申し込んでくださいね。 ○すみだガラス市 ［所］墨田区大横川親水公園「長崎橋跡イベント広場」 ［アクセス］JR錦糸町駅北口から徒歩5分、半蔵門線錦糸町駅から徒歩7分 ［TEL］03-3631-4181（一般社団法人東部硝子工業会） ［時間］10:00～16:00

“モノづくりの町”として知られ、江戸時代から続く職人の工房が今も多く残る墨田区。3つの「手づくり市」を訪れ、地元から広がる手づくりの輪に触れてみてはいかがですか？