10
2022.02.15
長崎で味わいたい、坂本龍馬も好んだ卓袱料理と「じげもん」の晩ごはん6選
長崎には、和華蘭の食文化が混ざり合って生まれた卓袱料理をはじめ「じげもん」という「地のもの」料理がたくさんあります。古くから親しまれているご当地ならではの味を晩ごはんに味わって。
老舗の卓袱料理を堪能「料亭 一力」
夜の卓袱料理、会席料理はすべて13200円〜
閑静な寺町通りにのれんを掲げる創業1813(文化10)年の料亭。維新の志士たちも訪れたといわれています。手入れのゆき届いた庭を眺めながら味わえる卓袱料理をはじめ、食事はすべて予約制。卓袱料理は昼7920円~、夜1万3200円~です。
料亭 一力
リョウテイイチリキ
花街、丸山の高台に建つ「料亭 青柳」
豪華な料理が円卓を埋める
長崎ならではの卓子(しっぽく)料理と鰻料理が有名な料亭。角煮のかわりに鰻が入る青柳鰻卓子はオリジナル。平和祈念像の作者、北村西望(きたむらせいぼう)が常連だったことから、亭内には西望展示室があり、食後に鑑賞できます。
料亭 青柳
リョウテイアオヤギ
東坡煮が名物の料亭「料亭 坂本屋」
夜の卓袱料理は1人前8800円〜。内容は季節により異なる。写真は12650円のコース(5人前)
卓袱料理のメインディッシュともいえる東坡煮で有名な料亭。醤油使いの匠に与えられる「醤油名匠」に輝いた料理人がつくる東坡煮は、ホロホロととろけるようにやわらかいと評判です。真空パック入りもあり、おみやげに購入もできます。
料亭 坂本屋
リョウテイサカモトヤ
小説にも登場したアラ料理「銀鍋」
あら刺し1人前2750円(写真は5人前)。アラはクエ(ハタ科の海水魚)のこと。希少な魚のため、「幻の高級魚」とも呼ばれる
長崎近海の海の幸が刺身、鍋、揚げ物、煮物など多彩な料理で味わえます。とくに、壇一雄の小説『火宅の人』にも登場するアラ料理に定評があります。アラ料理は入荷状況により欠品になる場合があるので予約が必要です。
銀鍋
ギンナベ
大きな丼に入った茶碗蒸し「吉宗 本店」
茶碗蒸しと蒸しずしのセット1375円。アナゴをそぼろ状にしたものと、でんぶ、錦糸卵をのせた蒸しずしとのセット
創業1866(慶応2)年。創業時から受け継がれる上品な薄味のだしでやわらかく蒸し上げた茶碗蒸しが看板メニュー。エビ、アナゴ、鶏肉タケノコなど10種の具が大きな丼に入っています。蒸し寿司とのセットが人気です。
吉宗 本店
ヨッソウホンテン
北京の本場の味を堪能「餃子菜館 万徳」
おすすめは注文を受けてから作る水餃子(6個470円)。肉汁がしたたる
長崎新地中華街の北門近くに建つお店。オーナーは北京出身で、店で使う調味料や材料の多くは現地から仕入れています。晩ごはんなら人気の水餃子を中心に、担々麺やエビチリマヨネーズなどあれこれ楽しめます。
餃子菜館 万徳
ギョウザサイカンマントク
卓袱料理と「じげもん」の晩ごはんはいかがでしたか?ご当地ならではの味を、ぜひ楽しんでくださいね。
新しくなった「ことりっぷ長崎」では、こちらの記事のほかにも魅力溢れる長崎の今を紹介しています。ことりっぷオンラインストアのほか、ことりっぷアプリの電子書籍をぜひチェックしてみてくださいね。
ことりっぷオンラインストアはこちら
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
の人気記事