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2022.05.31
「花のある暮らし」で日常に潤いを~初心者でもできるすてきなスワッグの作り方~
手軽に作れて、いつもの空間がパッと華やぐスワッグの作り方を、清澄白河「バタフライデコ」の店主・YOCOさんにお尋ねしました。ドライフラワーになる花材で作るスワッグは、生花からドライへの過程をも楽しむことができ、お手入れも簡単な上に長く愛でることができます。気軽に作りやすい花の種類や初心者でも簡単にできる束ね方など、人気のフローリストならではのワザとともにお届け。
壁やドアに吊るして楽しむスワッグとは?
「水につけずに、ドアや壁などに吊るして楽しむスワッグ。変色しにくくドライフラワーになりやすい花材を選ぶのが、長く楽しむコツです。花の色味をできるだけ抑え、葉っぱや実もので花を引き立てるように束ねると自然と花に目線が集まり統一感が生まれます」。
スワッグにおすすめの花材は?
「かすみ草(写真左下)などの小花や実もの(写真右上)は、主役となる花が引き立ちやすく、スワッグに最適です。シルバーやゴールド、ピンクなど染色された花材もあり、カラーバリエーションも豊富なため、好みのものがきっと見つかるはず。また、ラベンダーやユーカリなど香りを一緒に楽しむことができるハーブ系も、ドライフラワーに向いています」。
初心者でも簡単にできるスワッグの作り方
「初めてスワッグ作りにトライする方は、グリーンをベースに赤や黄色など挿し色を一色だけ選ぶといいでしょう。花を重ねていく時は、ミュージカルの劇団をイメージ。ポイントとなる花、引き立て役となる花をしっかりと決めましょう。3種、5種と奇数の花材を使うと落ち着きが生まれます」。
【スワッグ作りに用意するもの】 ・好きな花材(ドライフラワーに適しているもの) ・輪ゴム ・麻紐やリボンなど ・花ばさみ 【使ったお花】 背景のグリーン…ユーカリ2種(ユーカリポポラス、グレッグソニアーナ) ポイントとなる花…リューカデンドロ ポイントとなる花を引き立てる小花…スターチスハイブリッド、エリンジウム
【スワッグの作り方】 1:背景となるグリーンを置く 2:グリーンを何種類か使う時は輪ゴムで一旦留める 3:花を重ねていく際、種類ごとに段々になるように下にずらし、すべての花が見えるようにする
4:茎が揃うよう花ばさみで切る 5:再び輪ゴムで留める 6:輪ゴムの上から紐で留める
すてきなスワッグの作り方を教えてもらったのは……
清澄白河駅の出口からすぐ、『バタフライデコ』はナチュラルからモードなアレンジまで様々な要望に応えてくれるお花屋さん。オーナーのYOCOさんは大好きなパリの花屋での修業を経て、独立。店内は大ぶりな枝モノ、生命力あふれるネイティブフラワーから野花まで、シックで落ち着いた色の花やグリーンで埋め尽くされ、パリの花屋に迷い込んだよう。男性がオーダーしやすいキュートすぎないテイストや、絶妙なニュアンスカラーで束ねる大人っぽい雰囲気も得意。
BUTTERFLY DECO
バタフライデコ
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神島由布子 撮影/小林利穂
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