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2022.07.25
八坂神社参道にある「家傳京飴 祇園小石」の甘味処で秘伝の黒みつを使った和スイーツを
創業80年以上の京飴の専門店「家傳京飴 祇園小石」。祇園 本店には甘味処が併設されていて、ここでしか味わえない、秘伝の黒みつや抹茶を使ったパフェやかき氷、あんみつなどが揃います。八坂神社や清水寺といった観光名所のすぐそばで、飴屋さんだからこそできる、こだわりいっぱいの黒みつスイーツをいただきましょう。
1936(昭和11)年創業、京都みやげで有名な飴の専門店
京阪祇園四条駅から徒歩6分、阪急河原町駅からは徒歩10分
“ひと粒のくつろぎ”をコンセプトに、創業から80年以上変わらぬ伝承技法で飴を作り続けている「家傳京飴 祇園小石(かでんきょうあめ ぎおんこいし)」。京阪祇園四条駅から四条通りを東へ徒歩6分、八坂神社の西楼門の手前に店を構えています。
のれんをくぐると、色とりどりの飴がずらり。1階の手前が飴の売り場で、その奥と2階が甘味処になっています。舞妓さんがお稽古帰りに立ち寄るそうで、壁に舞妓さんの名入りうちわが並んでいるのも京都の風情を感じます。
2階は上品な和の設え
明るい1階と比べ、2階は落ち着いた雰囲気。テーブルがゆとりをもって配置されているので、ゆったりくつろげます。
夏季限定!自慢の黒みつを堪能できる、かき氷
名物 わがまま氷 黒みつきなこ1020円。ほか、かき氷は20種以上
こちらの自慢は、秘伝の黒みつ。沖縄の各島で収穫した黒砂糖を集め、上質なものを厳選してブレンド。高温で煮詰めて濾し、贅沢にも上澄みだけを使うため雑味がなく、コクがあるのに後口はさっぱりしています。 そんな黒みつを堪能できるのが、夏季限定のかき氷。イチオシはかき氷とあんみつを合体させた、わがまま氷の黒みつきなこ。黒みつシロップがかかっているだけでなく、中には黒みつのゼリーが。さらに黒みつが別添えされています。トッピングのきな粉クリームをはじくほど濃密な黒みつを追い足しできるので、氷が溶けかかってきても最後まで黒みつのおいしさを実感できます。
黒みつや抹茶を使ったパフェやドリンクが豊富
抹茶フロート730円
黒みつと同じくらいラインナップが充実しているのが抹茶メニュー。お抹茶は江戸時代初期に創業した宇治の「山政 小山園」のもの。芳醇な香りと、甘み、苦みの塩梅がちょうどよく、そのまま飲むのはもちろん、抹茶アイスやシロップ、飴などに加工してもおいしいといいます。
抹茶シフォンパフェ1210円
そんな抹茶を堪能できるのが、抹茶のシフォンパフェ。抹茶のシフォンケーキ、抹茶餅風ゼリー、お濃茶アイス、抹茶みつと抹茶づくし。同じ抹茶でもメニューによってどう印象が違うのか、食べ比べてみてくださいね。
おみやげは、コロンとしたフォルムがかわいい京飴を
飴は季節替わりを合わせると常時30~40種。どれも透明感があり、舌ざわりがなめらかなのが魅力です。 看板商品は、黒飴、ささつゆ(べっこう)などの6種の飴を詰め合わせた祇園小石(378円)。ほか、月替わりの祇園飴歳時記(432円)、黒糖、抹茶、いちごなどに牛乳を加えたミルク飴・舞子はんのお気に入り(378円)、板状につくった夏の京飴・ひんやり(378円)など、ネーミングもラッピングも京都らしいものばかりで、おみやげにぴったり。
個包装になっている商品が多いので、気になる飴をあれこれ買って、オリジナルの詰め合わせを作ってプレゼントすれば喜ばれそうです。 界隈には八坂神社や清水寺といった有名な自社仏閣や石畳の花街があり、とても華やか。京都を満喫できる好立地にあるので、散策の合間に、黒みつのかき氷で涼をとってくださいね。
家傳京飴 祇園小石
カデンキョウアメ ギオンコイシ
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西 倫世 撮影:保志俊平
Writer
西 倫世
関西を中心に雑誌やWEBで旅・グルメ・トレンド情報に関する記事を発信。ラジオ番組への情報提供も担当
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