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2023.12.10
冬の京都で食べたいあったか名物6選〜夜ごはんにぴったりの京おでんから地元のソウルフードまで〜
いよいよ冬も本番。寒さの厳しい京都では温かいものがうれしい季節です。今回は京都市内から、あったかグルメで晩ごはんを楽しめるお店を6つまとめてご紹介します。観光客にも人気の京都らしいメニューから、地元の人に愛され続けている定番、この季節限定のお楽しみまで。心も身体も温めて、冬の京都をもっと満喫しましょう。
【東山】定番グルメの名店「総本家 ゆどうふ 奥丹清水」
【京都河原町】冬だけのお楽しみ♪「ひさご寿し」
【烏丸】錦市場で地元の人にも愛され続ける「冨美家」
【一乗寺】白味噌のお雑煮でほっこり。「一乗寺中谷」
【祇園四条】京都名物発祥のお店「総本家にしんそば 松葉」
【東山】定番グルメの名店「総本家 ゆどうふ 奥丹清水」
老舗の風情たっぷりの門。くぐった先には小川も流れる600坪の庭が広がる
京都を訪れたらぜひ食べておきたい名物のひとつ、湯豆腐。寒い冬は美味しさもひとしおですね。名店のひとつ「総本家 ゆどうふ 奥丹清水(おくたんきよみず)」は、江戸時代初期に創業した老舗。四季折々に美しい庭を眺めつつ、豆腐や豆腐料理を楽しめます。
湯豆腐を中心に、田楽や胡麻豆腐などさまざまな料理でこだわりの美味しさを満喫できる
総本家ゆどうふ奥丹清水
ソウホンケユドウフオクタンキヨミズ
【京都河原町】冬だけのお楽しみ♪「ひさご寿し」
自家製の焼き穴子、海老などが彩り豊かで華やかな「蒸し寿し」
京都が発祥といわれる冬のごちそうのひとつ「蒸し寿司」。ばら寿司をせいろで蒸したもので、調味料の配合や具材は温めて美味しくなるようお店ごとに工夫されています。 京都有数の繁華街・河原町にある「ひさご寿し」では、毎年12月から2月に「蒸し寿し」が登場。食堂でも持ち帰りでも楽しめます。ガラス越しに板場を眺められるのも特徴。注文を受けてから蒸し上げるので十数分かかりますが、待ち時間もぜいたくなひとときです。
ひさご寿しほか、蒸し寿司の名店の記事はこちら
【烏丸】錦市場で地元の人にも愛され続ける「冨美家」
おだしがよくしみる厚めの衣のえび天や上質な椎茸の煮付けにうっとり。うどんとの相性も抜群
400年以上の歴史を持ち、観光客にも人気の“京の台所”、錦市場。「冨美家(ふみや)」は戦後すぐに錦市場で甘味処として創業し、現在はうどんの名店として知られます。 「冨美家 錦店」では10種類以上のうどんが揃いますが、看板メニューが「冨美家鍋」(写真)。60年ほど前、当時は珍しかった鍋焼きうどんを世に出したものです。具材は毎朝手作り。最高の材料に惜しまず手間をかけた京都の味をリーズナブルに味わえます。
冨美家 錦店
フミヤニシキテン
【一乗寺】白味噌のお雑煮でほっこり。「一乗寺中谷」
懐かしさも漂う20席ほどの茶家(カフェスペース)。窓の外に参道が見える
紅葉スポットとしても人気の名庭園がある「詩仙堂」。その参道で80年ほど前から営業する和菓子店が「一乗寺中谷(いちじょうじなかたに)」です。現在、3代目が営むこちら。パティシエの奥さまとの協力で誕生したオリジナルの和洋折衷スイーツでも話題です。 20年ほど前から出すようになっという食事メニューのひとつが、京都の冬の風物詩・白味噌のお雑煮。白味噌やもち米、小豆、葛など和菓子と共通の材料も多いため、老舗の和菓子店ならではの素材のよさを堪能できます。お赤飯・おばんざい・ごま豆腐などがつく「京雑煮のいろどりごはん」で提供。夕方には閉店するので、早めの晩ごはんにおすすめです。
「京雑煮のいろどりごはん」。さらに洋菓子や和菓子、飲み物をプラスしたセットもある
「一乗寺中谷」の記事はこちら
一乗寺中谷
イチジョウジナカタニ
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高柳涼子
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