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2022.07.09
ウッドデッキのテラスから青い海を眺めてすごす江ノ島のランチタイム♪「江之島亭」
湘南の海を見渡す江ノ島の高台で明治42年創業に創業した老舗食事処「江之島亭」。ゆったりとしたウッドデッキのテラスでは、目の前に広がる雄大な海辺の景色を楽しみながら相模湾の新鮮な海の幸が味わえます。江ノ島名物しらすやさざえのお料理などランチで訪れてはいかがでしょうか。
江ノ島で110年以上続く鮮度のいい魚介類の食事処
江ノ島入口の青銅鳥居から徒歩約20分
江島神社には辺津宮・中津宮・奥津宮という3つのお社があり、その中でも江ノ島の一番奥のエリアにたたずむ奥津宮へと続く参道の途中にお店を構える「江之島亭」。110年以上続く歴史のある食事処で、江ノ島詣に訪れる人々に新鮮な海の幸のお昼ご飯を提供してきた老舗です。
相模湾を見渡す眺望が自慢のウッドデッキのテラス
目の前に青い海の広がるテラス席
幅3mほどの石畳の階段を登った先にある大きな看板が目印で、海岸線に沿って横長の店内は、入るとすぐに海を見渡すイス席と畳敷きの座敷、そしてその奥にも畳敷きのイス席と奥行きのあるゆったりとしたつくりです。さらに海沿いには気持ちのいいウッドデッキのテラスが広がり、対岸の鵠沼や辻堂、茅ヶ崎方面を望みます。お天気のいい日には富士山も眺めることができ、湘南らしい景色を満喫できますよ。
(左上)奥津宮に続く階段(右上)畳敷きの広間(左下)海を眺めてのんびりくつろぐ座敷(右下)店頭のショーウィンドウにびっしり並ぶ食品サンプル
伝統の磯料理を引き継いだ4代目が伝える江ノ島らしさ
「さざえつぼ焼き」(1個660円)
江ノ島界隈は朝獲れのイカや魚はもちろん、古くからサザエもたくさん生息していた地域で、つぼ焼のほか卵でとじた「江之島丼」(1210円)も名物です。今はさざえを卵とじにしているものの、卵が高価な食材だった時代は醤油で軽く煮つけてさざえの風味でいただいていたのだそう。今は4代目の片野哲さんがそんな歴史とともに代々伝わる味を引き継いでいます。
「江之島亭まかない丼」(1595円)
漁師さんから直接買い付けるという魚介類は、お刺身やサザエのつぼ焼きがセットになったお膳のほか、丼ぶりのメニューで味わえます。その日のおすすめの海鮮にとろろ汁をたっぷりかけていただく「江之島亭まかない丼」のほか海老フライを卵でとじた「鎌倉丼」(1540円)など、あおさのお味噌汁付きで磯の香りがほんのりと漂います。
江ノ島の代名詞になりつつあるしらすをたっぷり
「生しらす丼」(1320円)※季節限定
この付近の海でしらす漁がおこなわれる3月下旬から12月にかけては、生しらすがおすすめです。その日の朝に水揚げしたばかりの鮮度抜群の生しらすを、青い海を眺めていただくのは江ノ島ならではのひと時に。また禁漁時期は「釜揚げしらす丼」(1210円)や「しらすかき揚げ丼」(1430円)などが楽しめます。江ノ島名物をぜひ味わって。
海を渡る心地のいい潮風を感じてすごす贅沢な時間
レトロな瓶に入った黒蜜をかけて味わう「クリーム餡蜜」(715円)
ウッドデッキはオーニングで太陽の光を遮り、江ノ島ならではの風景を見ながらゆっくりできるテラスです。食事のあとは「ところてん」(440円)や「クリーム餡蜜」などのデザートで湘南の海を満喫してくださいね。
海上は小型の船舶やボートが行きかう
江之島亭
エノシマテイ
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高橋茉弓
Writer
高橋茉弓
おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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