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2022.08.13
金沢21世紀美術館「NAKED meets 千利休」新登場、サステナブルな黄金の茶室も
金沢21世紀美術館 市民ギャラリーBでは、ネイキッドが手掛ける新作「NAKED meets 千利休」を、2022年8月6日~9月3日の期間開催しています。 会場では、リアルの展示のみならず、メタバースのバーチャルミュージアムでの体験も楽しめる、リアルとバーチャルのクロスオーバー型アートエキシビジョンが楽しめます。 さらに豊臣秀吉が作らせたとされる「黄金の茶室」を、金沢大学附属小学校の児童の皆さんと共創。日常で捨てられてしまう金色のゴミが、現代ならではのサステナブルな黄金の茶室として蘇ります。
ネイキッドと千利休がもてなす、現代版「茶の湯」の世界

ネイキッドは、1997年に誕生したクリエイティブカンパニー。“Core Creative, Total Creation, and Borderless Creativity”を理念に、リアルとヴァーチャルをクロスオーバーした様々な体験を創出しています。 ネイキッド初の金沢21世紀美術館での展示は、NAKEDと千利休が来場者をもてなす現代版「茶の湯」の世界。今年は千利休生誕500年でもあり、現代でも「お茶をすること」は、老若男女が楽しみ、廃れることのない文化です。 金沢の文化にも深く影響を及ぼす千利休が世に広めた「茶の湯」を、ネイキッドが再解釈。来場者は茶室に招かれた客人という設定。茶室で客人が主からもてなされるように、ネイキッドと千利休が生み出す現代版「茶の湯」のアートで、来場者がもてなされていく構成となっています。 千利休を全く知らない人たちにも、よく知る人たちにも、千利休の思想・美学を体感できる、これまでにないアート展です。
歴史にその名を刻んできたアーティストとネイキッドが融合

歴史にその名を刻んできたアーティストとネイキッドが融合する「NAKED meets」。舞台はリアルとバーチャルがクロスオーバーする次世代型アートエキシビジョンです。美術館などのリアルな場での体験、メタバース上でのバーチャル体験、それぞれの特徴を生かしながら、またクロスオーバーさせながら、新たなアート体験を模索します。 今回の千利休は、その第一弾となり、今後も別アーティストでの作品制作を行う予定です。
門 亭主の挨拶

「NAKED meets 千利休」の世界への入口。現代に至る茶道を大成した茶人・千利休がネイキッドのクリエイティブによりデジタルで蘇り、ともに客人をお出迎えする門です。
露地 浮世の外ノ道

千利休が茶庭を露地と呼び、「浮世の外ノ道」と表現した露地。露地は、世俗を断ち、茶室へ向かう人々を聖化するための清浄な場所です。 心の塵を払い落として茶の湯の世界へ誘う、「浮世の外ノ道」を体感する作品です。
つくばい 四季が浮かぶ水面

茶室に入る前に手を清めるために置かれた背の低い手水鉢に役石をおいて趣を加えた蹲(つくばい)。客人が這いつくばるように身を低くして、手を清めたのが始まりであり、茶室という特別な空間に向かうための結界としても作用する蹲の水。水面に手をかざすとアートが生まれ、あらゆる人が集まり、身を清めることで、水面の美しい世界が豊かになっていく作品です。
枯山水 利休の教え

利休が残したことばの川。枯山水は水が流れる風景を表現した庭園で、渦巻きの模様は悟りや心理、世界観や宇宙観も表しています。 茶の湯の心をあらわすことばが、美しい枯山水となって壁面や空間に描かれ、そのことばから利休の精神性や想いを体感する作品です。
茶筅 茶は服のよきように

利休七則の言葉「茶は服のよきように」。舌の先でおいしいと感じるだけでなく、一生懸命に点てたお茶を、客人はその気持ちごといただき、主と客との一体感を表します。 その心を込めて点てた茶筅の動きを読み取り、リアルタイムで可視化するアート。その瞬間にしか作ることの出来ない、立体的なデジタルアート作品です。
掛軸 亭主の想い

茶室の床の間に飾られる重要な芸術品として発展し、日本人の精神、魂を形成する芸術作品である掛け軸。床の間に掛けられた掛軸の絵画の中の世界に入っていくと、奥には水墨画の世界が広がります。 水墨画の絵画の作品の中に入り込むイマーシブアート作品です。
小間 小間エボリューション

さまざまな表現や仕掛けがある茶室小間を体感。今もなお、新しい表現を生み出し続けている伝統建築を革新して生まれた茶室の機能や精神を、小間を覗いたり、中に入ることによって楽しみながら学べる小間空間です。
茶室 「おわり」と「はじまり」

茶室という小宇宙で、居合わせた人たちの「一期一会」から生まれた「間」を可視化する現代ならではの茶室。 茶室の中で亭主が茶を点て、客が体と息と心を整え、それが合わさった時に映像に現れるという、以心伝心や一期一会という茶室の精神を感じるアート作品です。
千利休の美学を引き継いだ現代ならではのサステナブルな茶室

さらに、豊臣秀吉が作らせたとされる『黄金の茶室』が、ネイキッド×金沢の子ども達の共創で、サステナブルな現代の『黄金の茶室』として甦りました。 日常生活の中で金色のパッケージのあらゆるゴミを、金沢大学附属小学校の皆さんが見つけ出し収集。6年生が代表してその金色のゴミを使って、茶室の壁面をネイキッドのスタッフと共に作成。それらをネイキッドが組み立ててています。 * * * 詳細は、公式サイトをご覧ください。 ネイキッドと千利休がもてなす現代版「茶の湯」の世界を、この機会にぜひ体験してくださいね。
NAKED meets 千利休
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