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2022.09.11
生麩の新たな楽しみ方を提案♪ 老舗が手がける京都烏丸のカフェ「shibaF」
2022年4月、京都・烏丸エリアにオープンした「shibaF(シバフ)」は、京生麩の老舗「志場商店」が手がけるカフェ。生麩を身近に感じてもらえるようにと、ピザやパスタ、パフェなどの料理やスイーツに生麩を取り入れており、もちもち食感がアクセントになった新感覚の味わいを楽しめます。生麩にあまりなじみがないという方も、気軽に魅力に触れることができるスポットです。
生麩が主役のカフェ
和の雰囲気漂う店構え
阪急烏丸駅から歩いて10分ほど。まちなかにたたずむ「shibaF」は、お買い物や観光途中でのランチや休憩にもぴったりです。お店は2階建ての町家をリノベーションした趣のある空間で、ゆったりとしたひとときを過ごすことができます。 「shibaF」を手がけるのは京都にある「志場商店」。江戸時代後期に創業したといわれ、長きにわたって生麩を作り続けています。
テーブルやカウンター席があり、さまざまなシーンで利用できる
小麦粉やもち粉から作られた生麩は、なめらかで弾力のある食感で、食べ応えがありながらも低カロリーなのが特徴。普段口にする機会があまりなく、なじみがないという人も多い生麩の魅力を知ってもらい、気軽に楽しんでほしいという思いからカフェのオープンに至ったのだそうです。 「志場商店」が手がける生麩は、伝統の技に個性的で多彩な味わいをプラス。「shibaF」では新しさを感じるさまざまなアレンジでいただくことができます。
オリジナリティーあふれるアレンジが光る料理
特製スープとサラダ付きの「魚介類と京野菜のピッツァ」1100円
「shibaF」では、生麩の持つ和のイメージとはかけ離れた洋風のメニューを中心にいただくことができます。中でもおすすめなのが、薄くシート状にした生麩が生地になったピザ。もちもちとした食感が特徴で、耳の部分はパリッとした食感も楽しめます。バジルと黒胡椒のフレーバーの生麩を使っているため、生地自体に味が付いているのも魅力。トッピングの海鮮や万願寺とうがらし、ねぎ、トマト、なすなどの野菜との相性も抜群です。 ほかにも生麩を麺状にしたパスタや、生麩のニョッキが入ったカレー、日替わりの定食など気になるメニューがたくさん。メニューとセットになっているスープにも生麩が入っており、生麩の幅広い味わい方を楽しめます。
京都らしいスイーツもおすすめ
「三種の生麩まんじゅう」600円
お店にはパフェやワッフルなど、生麩を使ったスイーツもいただくことができます。生地が生麩のまんじゅうは、カラフルでころんと丸い見た目がかわいらしい一品。抹茶の生地に抹茶あん、かぼちゃの生地にかぼちゃあん、桜の葉の塩漬けが入った生地にこしあんを合わせた3つの味がそろい、生麩ならではのみずみずしくもっちりとした食感とやさしい甘さが楽しめます。
おうちでも生麩を楽しんでみて
ショップスペースには30種類以上もの生麩が並ぶ
メニューに使用している生麩は店内で購入することが可能。ぴりっとした辛みのわさびや、濃厚なチーズといったお酒のおともにもぴったりなフレーバーから、抹茶やきなこなどスイーツのように味わえるものまで幅広くそろいます。生麩をさっと焼いて醤油をつけるだけでもおいしくいただけるそうで、気軽に楽しめるのもうれしいポイント。お店のインスタグラムではおすすめの調理方法を紹介しているので、そちらもぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
(左から)「わさび麩」480円、「当りごま麩」440円
生麩のカラフルな見た目とおしゃれなパッケージも素敵。3種類のフレーバーに、オリーブオイルや黒蜜など生麩に合う調味料を組み合わせたセットもあり、プレゼントとしても喜ばれそうです。 生麩を気軽に取り入れる提案をしてくれる「shibaF」。お店で、またおうちで生麩の新たな魅力を発見してはいかがでしょうか。
shibaF
シバフ
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Union Synapse 写真:佐藤佑樹
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