喫茶店を改装した街の中の小さなお店へ

名古屋市西区にある住宅街。地下鉄「浅間町駅」から徒歩5分ほどの住宅街の中を歩いた先にあるのが今回紹介するお店「グルマンプラス」です。古い喫茶店を改装したというお店の扉を開けると、喫茶店の趣を残したダイニングスペースが広がっています。

旬の食材が満載！ランチコースをご紹介

ランチコース（2400円～）のタパス盛り合わせ※写真は２人前

ランチはコース仕立てになっていて、季節のタパスとフレンチパエリア、デザートの順に料理が運ばれてきます。ワゴンに4品ほどが並べられたタパスは季節の野菜が主役。豊田市にある契約農園から届く有機栽培野菜が使われていて、その味わいの力強さに感動。素材を大切に調理していることが食べるたびに感じられます。

鍋をまるごと独り占め。素材を丸ごと楽しむパエリア

フレンチパエリアは、愛知県の鋳物メーカー「バーミキュラ」の鍋を使って作り上げていて、あつあつの鍋が目の前に。ふたを開けるとその香りと見た目の美しさが食欲をそそります。パエリアは4～5種類ほどから選べるようになっていて、定番は「高原コーチン」と呼ばれる愛知県豊田市の山間部で飼育された地鶏のパエリアとオマール海老のパエリア。ごはんを炊く出汁もそれぞれの食材から取っています。 例えば「高原コーチン」のパエリアには、モモ肉、手羽、胸肉をそれぞれロースト、コンフィ、低温調理に仕上げたものが添えられ、地鶏の美味しさを丸ごと堪能できるようになっています。

高原コーチンのパエリア（ランチコースに＋300円）

写真はアーモンドのチュイルとベリーソースを添えたクレームダンジュ

最後は季節のデザート。イチゴなど季節のフルーツを使ったデザートなど月替わりでいろいろなデザートが楽しめます。ベリーソースをバーミキュラ鍋で作ったりと、バーミキュラ鍋はデザートでも活躍しているそう。素材の美味しさを引き出してくれる鍋のすごさ、万能さに驚かされます。

シェフの伊藤さん

フランス料理というとパンと一緒に料理を楽しむイメージがありますが、小麦アレルギーのある人にもフランス料理を楽しんでもらえるようにとフレンチパエリアを創作した伊藤さん。気密度の高い職人技が光る鍋とフレンチの技により、メイン料理として存在感を放つ料理が誕生しました。 ディナーもバーミキュラ鍋を使ったアヒージョや肉料理など、ワインに合う料理をいろいろ取り揃えている「グルマンプラス」。ぜひ地元愛知の魅力も感じられるフレンチを食べに、隠れ家のような小さなお店のドアを開いてみてください。