北十間川に面した、下町らしいゆったりカフェ

東京スカイツリーが立つ押上のまち。「Mr.Bakeman Bake&Coffee」は押上駅からすぐの、北十間川沿いにあります。 焼き菓子とコーヒーのお店で、開店前から並ぶ人がいるほどの人気店。 同じ墨田区内の向島にあるバナナスイーツのお店「バナナファクトリー」の姉妹店として、2022年4月にオープンしました。 金型倉庫だった建物を再利用していて、コンクリートの頑丈な壁と、ドアやテーブルの木材が好対照で、店内は天井が高く開放的。観葉植物も置かれていて、心地よく過ごすことができます。

おすすめは「パヌレ」と「カヌレ」の食べ比べ

（左）あんこ、クリームチーズ、くるみが入った「パヌレ」396円、（右）定番の「カヌレ」396円と「カフェラテ（HOT）」550円

看板メニューは「カヌレ」と、そこから派生した「パヌレ」です。 「カヌレ」は赤ワインで有名なフランス・ボルドーの修道院に伝わる焼き菓子。今や、日本でも定番の仲間入りをした人気スイーツですね。 そして、「パヌレ」は、なんと、この「Mr.Bakeman Bake&Coffee」発祥の、カヌレの型を使ったパイ生地の焼き菓子です。 食べ比べてみると、「カヌレ」は外がカリっとしていて中がラム酒でしっとり、「パヌレ」はパイ生地にあんこ、クリームチーズ、クルミが入っていてサクサク食感。 「苺パヌレ」「桜パヌレ」など、季節ごとに登場する「パヌレ」もあります。 そして、コーヒーメニューも、焼き菓子と相性のいい、甲府にある「AKITO COFFEE（アキトコーヒー）」で焙煎された豆を使っていて、都内でこの豆を使っているところは少ないのだとか。 随所にこだわりが感じられます。

素材のバランスにセンスを感じるフードメニュー

「ベイクマンサンド」＋「レモネード」のランチセット1500円（単品の提供もあり）

フードメニューも充実。店名が付いた「ベイクマンサンド」をはじめ、「グリルチーズベーコントースト」「ベーコンホットドッグ」「バナナフレンチトースト」など、素材の組み合わせやバランスが考えられたメニューがそろっています。 一番人気だという「ベイクマンサンド」は、ベーコン、チーズなどの食事系のテイストに、自家製ピーナツバター、ハニーマスタード、バナナという甘みがプラスされ、さらにピクルスがアクセントになって、絶妙に調和した新しい味を生み出しています。

季節限定もあって、焼き菓子のラインナップが充実

ほかにもいろいろな焼き菓子がショーケースに並んでいます。 ガトーショコラ、バスクチーズケーキ、キャロットケーキ、季節のフルーツのパイやタルト……どれもおいしそうで、お店に行列ができるのが納得です。 メニューは、姉妹店の「バナナファクトリー」と差別化していますが、たまにコラボメニューが登場することもあるそうです。 季節にあわせて替わるメニューも多いので、リピートしたくなりますね。

気づくとほっこりする遊び心

エントランスには、姉妹店「バナナファクトリー」のキャラクターであるゴリラが隠れています。 犬の散歩途中に寄った人のためのリード・フックには、よく見ると、犬の足跡ではなく、ゴリラの足跡のイラストが。

エントランスの床には、金色のゴリラがこちらを見上げています。 こんな遊び心にもほっこり。 「Mr.Bakeman Bake&Coffee」、下町のおさんぽがてら、ぜひ足を運んでみましょう。