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2023.10.14
天王洲でアートをめぐる秋の1日。運河沿いをのんびり大人さんぽ
運河沿いに広がる大人の街として注目を集めている天王洲アイル。 元々倉庫街であったエリアですが、現在は「WHAT MUSEUM 」「PIGMENT TOKYO 」「WHAT CAFE」などアート関連施設が多数あるおしゃれなエリアとしてリバイバルしました。 そんな天王洲アイルには様々なアート作品だけでなく、街を「つくる」建築が点在。有名建築家が監修した建築の素晴らしさや、倉庫空間を生かした建物から街の歴史を感じられる天王洲さんぽへご案内します。
ライフスタイルストア「SLOW HOUSE」でお気に入りのアイテムさがし
運河を眺めながらのんびりランチ。水辺のレストラン「T.Y.HARBOR」
カラフルな顔料の小瓶がずらり。画材ラボ「PIGMENT TOKYO」
壁画アートに注目
アートや建築との出会いの場を創出する「WHAT MUSEUM」
ライフスタイルストア「SLOW HOUSE」でお気に入りのアイテムさがし
天王洲アイル駅から徒歩約5分。天王洲運河に面した「SLOW HOUSE(スローハウス)」は、インテリアショップの「ACTUS(アクタス)」が手掛けるライフスタイルストアです。 倉庫の⾯影が残る建物の外観を⽣かしつつも、すっきりとした⾊合いやデザイン、また緑を取り⼊れることで爽やかな印象です。 店内には美しい日用品や家具、アパレルをはじめ、一点もののヴィンテージ家具やラグなど、ここでしか出会うことができないアイテムが数多く揃っています。
SLOW HOUSE
スローハウス
運河を眺めながらのんびりランチ。水辺のレストラン「T.Y.HARBOR」
ランチはアメリカ西海岸のブルワリーレストランをモデルにしたという「T.Y.HARBOR(ティー・ワイ・ハーバー)」へ。かつて多くの運河を持ち、⽔の都といわれていた東京の魅⼒を彷彿とさせる運河を⽣かした建物です。⽔辺を⽣かしたおしゃれな空間は年代問わず親しまれています。 料理はアメリカ料理を中心に、野菜たっぷりのヘルシーなメニューから、ボリューム満点の肉料理まで種類豊富です。ランチタイムの人気メニューはビーフ100パーセントの「T.Y.ハーバーバーガー」。手ごねのこだわりのパティは肉汁がたっぷりで、自家製のソースも食欲をそそります。
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T.Y.HARBOR
ティー・ワイ・ハーバー
カラフルな顔料の小瓶がずらり。画材ラボ「PIGMENT TOKYO」
隈研吾氏が内装を手掛けた「PIGMENT TOKYO(ピグモン トーキョー)」はショップ・ラボ・ワークショップを備えた絵画材料専門の複合クリエイティブ施設。落ち着いた佇まいながら圧倒的な存在感があります。店内は竹の素材で天井の全面にあしわられたカーブが印象的です。 世界最高ランクの原石から作られた群青や緑青などの天然顔料から、ドイツの最先端科学インダストリアル仕様の製品、伝統的な製法により作られた数多くのオリジナル膠(にかわ)など、古今東西の希少且つ良質な画材が揃っており、4500色に及ぶ顔料がずらりと並ぶ様子は圧巻。
PIGMENT TOKYO
ピグモントーキョー
壁画アートに注目
「River eyes」©TENNOZ ART FESTIVAL 2021 Art work by KINJO
天王洲には、建物以外のおすすめスポットもたくさん。壁画やオブジェが数多くあることに加え、ボンドストリートやボードウォークといったエリアは歩くだけでも楽しいです。 「River eyes」はまちを⾒る⼈々の眼差しがいろいろな表情をしており、それらをイメージした作品です。この作品を観ることで眼差しが交差する天王洲の彩りある空気を鑑賞者が感じることを期待しています。
「wrapping」©TENNOZ ART FESTIVAL 2022 Art work by ⼭⽥美優
アートや建築との出会いの場を創出する「WHAT MUSEUM」
寺田倉庫が作家やコレクターの貴重なアート作品を公開する芸術文化発信施設「WHAT MUSEUM」。倉庫会社としての美術館施設のあり⽅を模索し「倉庫を開放、普段⾒られないアートを覗き⾒する」をコンセプトに。倉庫空間を⽣かした展⽰室が特徴です。 定期的に展覧会を開催しているので、気になるものがあればぜひ訪れてみて。
建築の新たな世界を知ることができる建築構造とは‥「感覚する構造 - ⼒の流れをデザインする建築構造の世界 - 」
WHAT MUSEUM1階では、2023年9⽉30⽇(土)〜2024年2⽉25⽇(日)に展覧会「感覚する構造 - ⼒の流れをデザインする建築構造の世界 - 」を開催しています。 有名建築には優れた構造デザインありといわれますが、実はあまり知られていない建築構造の世界。1923年の関東⼤震災から、今年で100年。地震力、風力をはじめ自然の力が及ぶこの世界で、建築における⼒の流れはどのようにデザインされているのでしょうか。 それらを紐解く今までにない展覧会です。⽉に⼈間が滞在するための⽉⾯構造物1/10の模型や来館者が実際に触れ、体感できる構造模型も展⽰しています。
感覚する構造 - ⼒の流れをデザインする建築構造の世界 -
東京都品川区東品川 2-6-10 寺⽥倉庫G号 WHAT MUSEUM 1階
https://what.warehouseofart.org/exhibitions/sense-of-structure_first-term/
⼊場料︓⼀般 1,500円、⼤学⽣/専⾨学⽣ 800円、⾼校⽣以下 無料
※同時開催の展覧会の観覧料を含む
注⽬コレクターの現代アートコレクションに触れる‥ TAKEUCHI COLLECTION「⼼のレンズ」展
2階では、TAKEUCHI COLLECTION「⼼のレンズ」展が2023年9⽉30⽇(土)〜2024年2⽉25⽇(日)に開催。IT分野で活躍されている⽵内真⽒(ビジョナル株式会社 取締役CTO)が約5年前から収集を始めた現代アートと家具のコレクションです。 本展では、コレクションのきっかけとなったパブロ・ピカソの作品から、イヴ・クラインやゲルハルト・リヒターといった時代を代表する作家の作品、⽵内⽒が近年魅⼒を感じている抽象画の作品など現代アート約33点を展⽰します。 また近代建築の巨匠の⼀⼈ル・コルビュジエやピエール・ジャンヌレなどがデザインした家具も紹介し、⽵内⽒が⽇ごろから家具とともにアート作品を展⽰して楽しんでいることから、実際にコレクションの⼀部の家具に座りアート作品をゆっくり鑑賞することもできます。
TAKEUCHI COLLECTION「⼼のレンズ」展
東京都品川区東品川 2-6-10 寺⽥倉庫G号 WHAT MUSEUM 2階
https://what.warehouseofart.org/exhibitions/takeuchi-collection/
⼊場料︓⼀般 1,500円、⼤学⽣/専⾨学⽣ 800円、⾼校⽣以下 無料
※同時開催の展覧会の観覧料を含む
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ことりっぷ編集部
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