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2023.10.25
おいしく進化した沖縄ぜんざいで至福のひとときを過ごせる「沖縄 黒糖ぜんざい専門店 ホシのシズク」
沖縄の食材をたっぷり使ったかき氷を食べられるのが、那覇市内にある「沖縄 黒糖ぜんざい専門店 ホシのシズク」です。沖縄ぜんざいと呼ばれる地元スイーツが、フルーツやミルクをまといグレードアップ。どこまで食べても飽きのこない、最新スタイルのグルメを味わい尽くしましょう。

商店街の入り口にあるスイーツの店

アーケードにあるので雨の日でもアクセスしやすい
那覇市の国際通りから南へ徒歩10分。レトロな情緒のあるアーケード、大平通り商店街に「沖縄 黒糖ぜんざい専門店 ホシのシズク」はあります。「島いちご黒糖ぜんざい」のかわいいイラストが目印の、2023年9月にオープンしたばかりのお店です。

金時豆×かき氷で冷たい「沖縄ぜんざい」

和モダンで落ち着いた空間
まず知っておきたいのは、「沖縄ぜんざい」が一般的な温かい「ぜんざい」とは別ものだということ。沖縄では、甘く煮た金時豆の上に削った氷や白玉をのせた、冷たい「かき氷」のことを昔から「ぜんざい」と呼んでいます。店内には2つの氷削機があり、カウンター席の目の前で勢いよく氷が削られます。

沖縄産の黒糖でじっくり煮込んだ金時豆

使われる食材は地元沖縄のものが多い
沖縄ぜんざいのベースとなる金時豆は、圧力鍋を使わず、丁寧に状態を確認しながら2時間煮込んだもの。黒糖はミネラルが豊富な土壌で育った多良間島のものを使用しています。その上に沖縄ぜんざいでは珍しいふわふわ氷がたっぷりと削られ、一番上にはムース状のエスプーマがそっとのせられます。

島いちご「美ら島ベリー」がたっぷりの贅沢な看板メニュー

器いっぱいに盛られたシルエットも魅力的な「“名物”島いちご黒糖ぜんざい」
お店のフラッグシップともいえる「“名物”島いちご黒糖ぜんざい」(1650円)は、沖縄では貴重な地元産のいちごを使ったもの。大宜味村の契約農家から仕入れた「美ら島ベリー」を、一杯につき15粒も使用しています。果肉感を残したものとしっかり煮詰めたもの、2種類のソースに仕上げているので、酸味や食感の違いを楽しめます。 氷の中にはかための生クリーム、その上にいちごクリームや手作りの練乳が層をなすようにかけられているので、食べ方次第でいろいろな味になって飽きません。最後に現れる金時豆と、セットでついてくる温かいさんぴん茶は、夢中になって食べていた心をほっこりと現実に戻してくれるような安心感があります。

魅力的な組み合わせが光るぜんざいの品揃え

「石垣乳牛の黒糖ミルクぜんざい」のコーヒーシロップは好みのタイミングで
石垣島の牛乳を使った練乳の「石垣乳牛の黒糖ミルクぜんざい」(1100円)は、味変用の特製コーヒーシロップ付き。白玉の姿が見えませんが、ちゃんと中に入っています。「つぼ市製茶本舗の抹茶黒糖ぜんざい」(1350円)は、堺の老舗から仕入れた抹茶と黒糖ぜんざいの相性が抜群です。 さっぱりしたのが好きな人には、「ドラゴンフルーツの黒糖ぜんざい」(1500円)がおすすめ。ドラゴンフルーツに沖縄県産のシークヮーサーを加えた酸味のあるソースと、上にのってくるヨーグルト生クリームの組み合わせが絶妙です。沖縄県産の紅芋を蒸して甘みを引き出した「紅芋の黒糖ぜんざい」(1350円)も、あとから定番メニューに追加されました。

裏ごしされたなめらかな紅芋餡がたっぷりの「紅芋の黒糖ぜんざい」

沖縄らしいスイーツとの出会いを楽しんで

沖縄の思い出とシンクロしそうな天空(左)と朝陽(右)
ほかにも、沖縄の自然をイメージしたクリームソーダ、「朝陽(ラムネ)」「渚(メロン)」「夕陽(カシス)」「天空(レモン)」(各750円)があり、レトロな気分を盛り上げてくれます。席の予約もできるので、旅の時間が気になる人は利用してみましょう。 一年を通して温かい沖縄で、いつの間にか根付いていた「沖縄ぜんざい」というかき氷の食文化。その最先端ともいえる新しいスイーツとの出会いが待っています。

沖縄 黒糖ぜんざい専門店 ホシのシズク
オキナワコクトウゼンザイセンモンテンホシノシズク
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谷川 梓、写真:加藤熊三
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