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2024.01.21
京都で楽しむワークショップ&手しごと体験6選~香袋、染めもの体験から、梅酒づくりまで~
何度訪れても新しい顔を見せてくれるまち・京都。食べたり買ったりするのはもちろん、自ら作ってみる体験も楽しいですね。今回は京都市内で楽しめるものづくり体験をまとめてご紹介。できたてを楽しめるお菓子から、持ち帰って記念にしながら楽しめる保存食や布ものまで勢揃い。ひと味違う思い出づくりにぜひお役立てくださいね。
老舗「甘春堂東店」で季節を感じる和菓子づくり体験
創業430年の「薫玉堂」で自分だけ香りのアイテムをお誂え
組み合わせ100通り!「蝶矢」で梅シロップ&梅酒づくり
築100年の京町家でつまみ細工体験♪「おはりばこ」
「カクカメ」で世界にひとつのがまぐちづくり
老舗「甘春堂東店」で季節を感じる和菓子づくり体験
東店は豊臣家ゆかりの「豊国神社」前の正面通にあり、趣ある店構えが目を引く
江戸時代末期の慶応元年(1865年)に創業し、現在で6代目となる京菓子の老舗「甘春堂(かんしゅんどう)」。それぞれの代が生み出した門外不出の銘菓をはじめ、生菓子や干菓子、まんじゅうなど、多彩な和菓子を手がけて寺社の菓子処も務める名店です。
道具の使い方は熟練の職人さんが丁寧に教えてくれるので、初めてでも安心
甘春堂 東店
カンシュンドウヒガシミセ
創業430年の「薫玉堂」で自分だけ香りのアイテムをお誂え
お香の原料やハーブを好みで調合し、自分だけの香袋を作れる
安土桃山時代の1594年、西本願寺で日本最古の御香調進所として創業した「薫玉堂(くんぎょくどう)」。長年培ってきた技術を生かし、代々伝わる調香帳(レシピ)にもとづいた香りのほか、京都の時間や季節、情景などをテーマにした時代に合う香りも作っています。 2022年、名だたる老舗が並ぶ寺町二条にオープンした寺町店は“こころを癒やす香りを誂える”がコンセプト。好みで選んで詰め合わせにできる線香のセットやお店限定商品が買えるほか、香りについて学びながら自分だけの香袋を作れるワークショップ、線香の調合体験(いずれも予約制)などを実施。香りで古都を満喫するひとときをどうぞ。
ハンドクリームや石鹸など、現代の暮らしに取り入れやすいアイテムも揃う
「薫玉堂 寺町店」の記事はこちら
組み合わせ100通り!「蝶矢」で梅シロップ&梅酒づくり
地下鉄烏丸御池駅から徒歩7分ほど、六角通に面したモダンなお店
2000年ほど前に伝来し、さまざまな形で日本の暮らしに溶け込んできた梅。梅酒の老舗・チョーヤが手がける梅体験の専門店「蝶矢」では、100通りの組み合わせが楽しめる梅シロップと梅酒づくり(いずれも要予約)を、現代的なスタイルで手軽に体験できます。 それぞれ5種類の梅の実と砂糖、4種類のお酒(梅酒の場合のみ)を1つずつ選び、好みの大きさのガラスボトルにつめるシンプルなステップ。梅を知り尽くした「梅コンシェルジュ」に特徴を聞きながら1種ずつシロップを試飲して選びます。完成品はソーダで割ったりほうじ茶や牛乳と合わせたりして飲むほか、漬けたあとの梅の実もそのまま食べられます。
飲みごろになるまで1週間ほど。持ち帰って完成を待つのも楽しい
「蝶矢」の記事はこちら
梅体験専門店「蝶矢」
ウメタイケンセンモンテン チョウヤ
築100年の京町家でつまみ細工体験♪「おはりばこ」
体験スペースは築100年の京町家。お店&工房とは中庭をはさんだ向かいにある(撮影:マツダナオキ)
花嫁衣裳や成人式の振袖などの髪飾りとして見かける繊細な布の花、つまみ細工。京都では舞妓さんのかんざしでもおなじみですね。正方形の小さな布を折りたたんで組み合わせ、花の形をつくる伝統工芸。カジュアルなものは浴衣やふだん着物にもぴったりです。 大徳寺の目の前にある「おはりばこ」は、2階の工房で職人が作った髪飾りなどを販売する和雑貨のお店。離れでは職人と同じ技法・材料で作るつまみ細工を体験できます。地元で手染めした美しい正絹の羽二重生地10色から好みで選んで組み合わせ、花芯や下がり飾りをつけてクリップやかんざし、バッグチャームに。1時間から1時間半ほどで完成します。
花びらの形や色合わせなどでがらりと雰囲気が変わり、世界にひとつの作品に(撮影:マツダナオキ)
おはりばこ
オハリバコ
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高柳涼子
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