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2024.05.16
レトロ建築がすてきな関西のカフェ6選〜重要文化財の洋館から米蔵リノベーションまで〜
ブランチやランチ、ティータイムなどをゆったり楽しむカフェでのひととき。建物やインテリアがすてきだと気分も上がりますね。今回は京都・大阪・奈良・和歌山の関西4府県から、6つのカフェをまとめてご紹介します。歴史的に価値のある邸宅や、お寺や米蔵などを改装した空間まで個性豊かに勢揃い。美しい空間に身を置く特別な時間も堪能しましょう。
【京都府】重要文化財で名店の味を。「旧三井家下鴨別邸」
【京都府】クラシカルな空間にうっとり♪「salon de 1904」
【京都府】小さな山の上にお茶の世界が広がる「茂庵」
【奈良県】寺院の面影が残る美術館のような茶寮「世世」
【大阪府】英国の洋館で本場のティータイム♪「北浜レトロ」
【京都府】重要文化財で名店の味を。「旧三井家下鴨別邸」
四季折々に美しい庭もみどころ。限定プランでは3階の望楼から京都のパノラマビューも堪能できる
鴨川デルタ近く、下鴨神社の南に建つ国の重要文化財「旧三井家下鴨別邸(きゅうみついけしもがもべってい)」。豪商・三井家の共有の別邸として大正期に建築されました。もともとこの地にあった茶室や移築された三井家の邸宅など、後期〜大正の3つの時代の建物で構成。当時の流行のデザインも取り入れ、上質な素材と最高の技術で作り上げられています。
下鴨神社の北のフルーツパーラー「ホソカワ」のフルーツサンドが味わえるブランチプラン(要予約)
「旧三井家下鴨別邸」の記事はこちら
旧三井家下鴨別邸
キュウミツイケシモガモベッテイ
【京都府】クラシカルな空間にうっとり♪「salon de 1904」
ルネサンス様式の重厚な佇まい。創建時の姿を残す現役最古の官公庁建築として国の重要文化財に指定されている
地下鉄烏丸線丸太町駅から徒歩8分ほど、京都御苑の西側にある「京都府庁旧本館」。明治37年(1904年)から府庁の中枢として活用されたレンガ造の洋館です。この建物の2部屋が2023年の夏に喫茶室「salon de 1904」としてオープン。飴色に輝く腰板つきの白壁や真紅の絨毯、格調高い調度品が織りなす空間は、思わずため息がこぼれる美しさです。
お店限定メニューのひとつ「1904 SPモーニングセット」京都の老舗・進々堂のイギリスパンを使っている
「salon de 1904」の記事はこちら
salon de 1904
サロンドイチキュウゼロヨン
【京都府】小さな山の上にお茶の世界が広がる「茂庵」
京都市中にいることを忘れてしまいそう。木立の間から大文字山や京都市街を見渡す眺望も美しい
哲学の道や銀閣寺に近い住宅街と、京都大学の広々としたキャンパスの間にある「吉田山」。標高100mほどの山頂にカフェ「茂庵(もあん)」があります。茂庵はもともと、京都・大原出身で茶道を究めた実業家、谷川茂次郎が大正時代に開いた茶苑。お茶会の客人に食事を味わってもらうために建てた「点心棟」が現在、カフェとなっています。
チーズケーキやシフォンケーキなどのお菓子とドリンクが楽しめる。人気店なので予約がおすすめ
「茂庵」の記事はこちら
茂庵
モアン
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文/高柳涼子
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