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2024.09.11
日本屈指の湯量を誇る奥飛騨温泉郷に、岐阜初の星野リゾート「界 奥飛騨」が開業♪
2024年9月5日、星野リゾートが全国展開する温泉旅館ブランド「界」の24施設目となる「界 奥飛騨」が、岐阜県・奥飛騨温泉郷に開業しました。 コンセプトは、「山岳温泉にめざめ、飛騨デザインに寛ぐ宿」。山間の新鮮な空気や風を感じる温泉、飛騨地域の伝統と技術が輝く文化に触れ、ゆったりと過ごす滞在を楽しむことができます。
日本屈指の湯量を誇る奥飛騨温泉郷
山々と宿を繋ぐ中庭
雪の回廊をモチーフとしたデザインの露天風呂
モダンな造りのご当地部屋「飛騨MOKU(もく)の間」
飛騨の工芸技術に触れる「飛騨の匠体験」
日本屈指の湯量を誇る奥飛騨温泉郷
岐阜県・奥飛騨温泉郷は、雄大な北アルプスの名峰に囲まれ、その山々からもたらされた温泉の湯量は毎分37,000リットルと日本屈指(*1)です。また森林資源にも恵まれ、古くから高い木工技術が受け継がれてきた伝統が残るエリア。 このような自然景観や歴史を背景に、界 奥飛騨は、山岳地としての温泉の楽しみ方に加え、新しい発見をもたらしてくれる伝統的な工芸や技術の髄を、モダンな表現で各所に織り交ぜた温泉旅館としてオープンしました。 *1 日本温泉協会「温泉統計」
公式サイトはこちら
山々と宿を繋ぐ中庭
中庭の湯の川
界 奥飛騨には、東と西の客室棟、湯小屋棟、そして離れの4つの棟に囲まれた中庭があります。かつて、この地の温泉街には、共同浴場に歩いて出かけ、湯浴みする風景があったことから、館内の温泉大浴場や客室の露天風呂だけでなく、外の世界へも滞在中に何度も回遊してほしいという思いがこめられています。 山岳地らしい傾斜に沿って、石積みが段々と積み上がり、目線の先には、現在も活火山として知られるアカンダナ山の美しい景色が眺められます。
足湯に浸かって山並みが眺められる
開放的な中庭には、湯けむりが漂う湯の川がゆるやかに流れ、川に沿った散策路には広葉樹や地域の自生種が植生されています。湯の川に設けられた飛び石や、中庭、木塀の土台の石は、以前からあったものだそうで、すでに風景になじんでいます。 奥には足湯が設けられているので、足湯に浸かりながら、山並みを見上げることができ、春には緑の芽吹き、夏には青々として森と青空、秋には紅葉、冬には雪景色を望むことができます。
雪の回廊をモチーフとしたデザインの露天風呂
昼の大浴場露天風呂
大浴場の露天風呂は、奥飛騨の豪雪時によく見られる雪の回廊がモチーフになっています。頭上にぽっかりと穴が開いた形状で、視界には真っ白の雪にみたてた壁と空が見えるのみ。雪をイメージし丸みを帯びた角のない滑らかな壁に包まれながら、切り取られた空とこんこんと湧く湯の音のみが楽しめる特別な空間になっています。 夜には、空気が澄んだ空に、満点の星が輝く空を見上げることができますよ。
夜の大浴場露天風呂
内風呂には、源泉かけ流しの「あつ湯」と、心身ともにリラックスできる「ぬる湯」の2つの浴槽があります。泉質は中性で、メタけい酸とメタほう酸を多く含み、肌に優しいお湯です。奥飛騨温泉郷全体には、100以上の源泉があり、単純泉、硫黄泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉などさまざまな泉質を楽しむことができます。 界 奥飛騨のお湯は、奥飛騨のさまざまな泉質の外湯をめぐった後に、さらに癒し効果が期待できる「治し湯」としても最適なのだそうです。
泉質:ナトリウム・カルシウムー炭酸水素塩・塩化物泉 (中性低調性高温泉)
効能:筋肉や関節の慢性的な痛み、きりきず、冷え性、皮膚乾燥症、うつ状態、疲労回復、健康増進など
モダンな造りのご当地部屋「飛騨MOKU(もく)の間」
ご当地部屋「飛騨MOKUの間」
界 奥飛騨は全49室のすべてが地域の文化に触れられる“ご当地部屋”。随所に飛騨の天然木のやさしい香りに、インテリアなど、飛騨の魅力を感じる「飛騨MOKUの間」となっています。 建物の外観は落ち着いた色彩である一方、客室内は飛騨高山の伝統ある祭り、高山祭に見られる、この地ならではの豪華絢爛な「紅」の色合いを印象的に使用。
地域の名品によるウォールアート、クッション、行灯
地元の伝統的な漆塗りである飛騨春慶(ひだしゅんけい)はウォールアートや客室サインに取り入れられており、飛騨染のオリジナルクッションも彩りを添えています。どこにいても飛騨の工芸品を身近に感じられるような設えになっています。 山間にある宿らしい心地よい寝室には、曲木(まげき)をモチーフにしたヘッドボードに、飛騨地域の広葉樹のブナや、タモ、サクラ、ナラの木でグラデーションになっています。
ウォールアートとチェア
そのほか、地元の家具メーカーである飛驒産業の飛騨市産の広葉樹を使用した曲木チェア、800年の歴史ある山中(さんちゅう)和紙の行灯も優しく部屋を照らします。 客室の半数以上には、濡れたまま上がれるソファーと露天風呂も備わり、誰に気兼ねすることなく贅沢に入浴を楽しめますよ。
飛騨の工芸技術に触れる「飛騨の匠体験」
曲木体験の様子
界オリジナル風呂敷と曲木ハンドル
界 奥飛騨では、「飛騨の匠体験」と題したプログラムで、1300年以上にわたる飛騨の匠の歴史に触れることができます。
ご当地楽を行う空間
奥飛騨温泉郷が位置する岐阜県は、森林面積が県全体の81%(*2)を占める森林資源豊かな地域であり、森林に囲まれた環境が伝統的な技術や工芸の発展を支えています。 ご当地楽を行う空間には、飛騨の森を思わせるデザイン壁があり、使い込まれたノミやカンナなどの工具が展示されています。体験を通じて、地域の営みや木材について理解を深め、飛騨の匠の存在を身近なものとして感じることができますよ。 *2 岐阜県 森林・林業統計
地元の風情を感じる会席料理
飛騨牛の朴葉つと焼き
夕食は地元の食文化を活かした会席料理。半個室スタイルの食事処で提供されます。 特におすすめなのは、メインの飛騨牛の朴葉つと焼き。飛騨牛が朴葉で包まれ、「つと(*3)」とともに提供されます。飛騨牛は焼く前に表面を熱し、好みの焼き加減に仕上げることができます。 *3 葦、竹の皮、藁などを束ねたり、編んだりして中に食材を包み持ち運べるようにしたもの。
囲炉裏端を思わせる古材を使用した料理の盛り付け
料理の盛り付けには囲炉裏端を思わせるデザインの古材が活用されており、飛騨らしい風情を感じながら食事をいただきましょう。
* * * 詳細は、公式サイトをご覧ください。 山間の新鮮な空気や風を感じる温泉、飛騨地域の伝統と技術が輝く文化に触れ、ゆったりと癒しの時間を過ごしてくださいね。
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ことりっぷ編集部
界
「王道なのに、あたらしい。」をコンセプトに、全国24ヶ所に展開する、日本初の温泉旅館ブランド。心地よい和にこだわった快適な空間で、ご当地文化や季節にこだわり、その土地ならではの旅を提案します。地域の魅力を再発見できる温泉旅館です。
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