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2024.10.23
「森の芸術祭 晴れの国・岡山」岡山県北初の国際芸術祭が開催中!
この秋、津山市をはじめとする岡山県北エリアでは、国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」が開催されています。 岡山県北エリアを舞台に開催されるのは初の国際芸術祭。美術家だけでなく、音楽家、華道家、工芸家、デザイナー、染色家、ダンサー、映像作家、建築家、シェフなど、国内外から多彩なジャンルのクリエイターを迎え、新作の展示や場所を活かした作品を楽しめる展覧会です。

「森の芸術祭 晴れの国・岡山」のアートディレクターは、キュレーターとして数々の国内外の先鋭的な美術展に携わり、金沢21世紀美術館の館長に女性として初めて就任したことでも知られる長谷川祐子氏。 森の芸術祭という名称は、温暖な気候、豊かな水や文化、人々が集まる場所としての多様性と豊かさを象徴する「森」から来ています。
公式サイトはこちらから
津山市を舞台に「森の芸術祭」が開催

津山市は、『日本100名城』にも名を連ねる津山城(鶴山公園)をはじめ、国の名勝に指定されている衆楽園、明治・大正時代に建てられた洋館、昭和11年に建築された旧津山扇形機関車庫など豊かな歴史文化を感じられる、岡山県で第三規模の都市、北部では中心都市です。 そんな津山市も舞台に開催されている「森の芸術祭」。津山市内の展示会場は、津山城周辺エリアとグリーンヒルズ津山エリアの2つに分かれています。今回の記事では、各エリアで注目したい会場と展示をご紹介していきます。
展示会場①津山城周辺エリア
作州民芸館
「津山城周辺エリア」は、津山城を中心に城下町が栄え、江戸時代の町屋や、国の有形文化財にも登録されているレトロな洋風建築が立ち並んでいます。

PORT ART & DESIGN TSUYAMA
城西浪漫館(中島病院旧本館)

撮影:浅野豪 写真提供:JR西日本
大正6年築の国の登録文化財「城西浪漫館(中島病院旧本館)」。正面にドームを配し、屋根や窓の細かい装飾が特徴の欧風建築です。
ビアンカ・ボンディ《森林浴》2024/森の芸術祭 岡⼭/撮影:顧 剣亨 写真提供:JR⻄⽇本/共催/Co-organizer: /イタリア⽂化会館-⼤阪 /Italian Cultural Institute in Osaka
城西浪漫館(中島病院旧本館)
津山市田町122
津山まなびの鉄道館

「津山まなびの鉄道館」は、旧津山扇形機関車庫として車両、転車台、蒸気機関車の動輪などを展示。昭和11年に建設された旧津山扇形機関車庫は現存するものでは国内2番目の規模を誇ります。
キムスージャ《息づかい》2024/森の芸術祭 岡⼭/撮影:顧 剣亨
津山まなびの鉄道館
衆楽園

「衆楽園」は、国の名勝に指定されている、津山藩2代藩主・森長継が京都から作庭師を招いて造営された廻遊式庭園。京都御苑内にある仙洞御所(せんとうごしょ)を模して造られ、島の配置や水面に映る島影の美しさ、四季折々の樹木の枝ぶりにも、洗練された美を感じることができます。
リクリット・ティラヴァニ《無題 2024 (⽔を求めて森を探す)》/2024 森の芸術祭 岡⼭/撮影:顧 剣亨 写真提供:JR⻄⽇本
衆楽園
津山市山北628
城下スクエア

ジャコモ・ザガネッリ《津⼭ピンポン広場》2024 /森の芸術祭 岡⼭/撮影:顧 剣亨 写真提供:JR⻄⽇本
「城下スクエア」は、津山市中心部にある津山国際ホテル跡地。多目的広場に天然芝を敷き、憩いの空間として活用されています。
城下スクエア(津山国際ホテル跡地)
展示会場②グリーンヒルズ津山エリア

「グリーンヒルズ津山エリア」は、津山市中心地の北側に位置し、中国山地を望む丘陵地に広がる緑豊かなエリア。広大な敷地内にカフェや遊歩道、フラワーガーデンなどが点在する地域の憩いの場です。自然の中散策を楽しみながら、心身ともにリフレッシュできそう。
グリーンヒルズ津山

このエリアの注目は、何と言っても25ヘクタールの広大な敷地内に、カフェや遊歩道、フラワーガーデンなどが点在する公園「グリーンヒルズ津山」。 こちらで鑑賞できる「スラッグバグ」(エルネスト・ネト)は、作品体験時間が設けられており作品の中に入ったり触れたりすることもできますよ。
エルネスト・ネト《スラッグバグ》2024/森の芸術祭 岡⼭/撮影:顧 剣亨 写真提供:JR⻄⽇本
グリーンヒルズ津山
THE HILLS HOUSE TSUYAMA

左から「パルフェ レザン~ぶどうのうるおい~」「パルフェ ポワール・マロン~秋の色づき~」「パルフェ フレーズ・ユズ ~いちごの誘惑~」各3000円(税込)
グリーンヒルズ津山内のTHE HILLS HOUSE TSUYAMAでは、岡山県美咲町出身のパティシエ 鈴鹿成年氏が監修した、アートのような美しい「森のいろどりパフェ」を提供しています。時期や仕入れによって提供されるパフェは変更の可能性があり、2日前までの電話またはWeb予約が必要なので、ぜひ事前に公式Webサイトなどでチェックして。
THE HILLS HOUSE TSUYAMA
津山市大田831 グリーンヒルズ津山内
https://www.instagram.com/the_hills_house_tsuyama/
インスタグラム(WEB予約)
津山城では、ナイトイルミネーションも開催!

演出イメージ
「森の芸術祭 晴れの国・岡山」の連動企画として、津山城を幻想的な光の演出で美しく彩る津山城ナイトイルミネーションTSUYAMAGIC(ツヤマジック)も開催されます。 今年は、桜の名所である津山城の「桜」と、芸術祭の「森」がテーマ。 築城400年を記念して復元された備中櫓(びっちゅうやぐら)をはじめ、地上から45mにおよぶ石垣を利用した圧巻の大型プロジェクション、まるで森の中のような表中門跡の大階段プロジェクションなど、まるで魔法にかけられたような時間が待っています。ぜひ芸術祭と合わせて足を運んでみましょう。

昨年の様子
津山城ナイトイルミネーションTSUYAMAGIC
行ったことのない場所、思いがけない場所でのアートとの出会いは、驚きとときめきを感じさせるはず。アートを通じて、岡山県北地域の魅力を発見してみませんか?
森の芸術祭 晴れの国・岡山
■会期
9月28日(土)~11月24日(日)
■開催エリア
岡山県内12市町村
■作品展示エリア
津山 | 津山城周辺エリア、グリーンヒルズ津山エリア
奈義 | 奈義町現代美術館周辺エリア
新見 | 満奇洞・井倉洞エリア
真庭 | 蒜山エリア
鏡野 | 奥津エリア
■津山市内作品展示施設
津山城、衆楽園、作州民芸館、城西浪漫館、城下スクエア、つやま自然のふしぎ館、城東むかし町家、津山まなびの鉄道館、PORT ART&DESIGN TSUYAMA、グリーンヒルズ津山
■アートディレクター
長谷川祐子(キュレーター、美術評論家、金沢21世紀美術館館長)
■Webサイト
https://forestartfest-okayama.jp
■参加アーティスト
国外:18名/国内:25名(岡山:6名) 12ヵ国 42組 43名
国外アーティスト |ビアンカ・ボンディ/エルネスト・ネト 等
国内アーティスト | 坂本龍一+高谷史郎/森山未來/蜷川実花/妹島和世 等
■チケット
鑑賞パスポート|一般3000円、大学生・専門学生2000円
単館鑑賞券|700円(既存有料施設の場合、施設入場料)
■問合せ先
「森の芸術祭 晴れの国・岡山」実行委員会事務局 086-226-7843
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ことりっぷ編集部
津山観光キャンペーン推進会議

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