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2024.11.08
秩父太織や手づくりの木工雑貨がそろう「ツグミ工芸舎・百果店ひぐらしストア」
埼玉県の西の端に位置する秩父市。かつて、織物産業で栄えた古い町並みの中にあるお店「ツグミ工芸舎・百果店ひぐらしストア」は、月に一度だけオープンする雑貨店です。扱う商品は、秩父の間伐材や古木で作ったスプーンや箸、家具のほか、ヴィンテージ銘仙など。秩父のいいものや、自分のための旅のおみやげが見つかりますよ。
昭和初期の建物をリノベーションしたレトロな店構え
「ツグミ工芸舎・百果店ひぐらしストア」は、築約100年を迎える四軒長屋の一軒を改築した小さなお店です。秩父神社から近くの「買い継商通り」沿いにあり、かつては秩父銘仙で賑わっていましたが、今はひっそりとした路地裏といった風情を感じます。 この場所で、また新たな賑わいが生まれるよう、地元・秩父のものやアンティークを販売しているお店。身近にある木で小物類を作っているツグミ工芸舎の作品を中心に、心地良く使える各地の作り手による工芸品などをセレクトしています。お店では、ライブやワークショップなども不定期で開催されています。
実用的で温かみのあるツグミ工芸舎のオリジナル木工雑貨
「ことりの箸置き」1200円
屋号の「ツグミ工芸舎」は、木工所のある山奥で鳴くトラツグミの美しい声にちなんで名付けられました。その繋がりもあって、鳥をモチーフにした木工雑貨を制作。ことりの箸置きは、天然木の持つ自然な色の違いを生かし、体に栃を、茶色の羽に桜を使って、蜜蝋オイルで仕上げられています。
「木の匙」1500円~3000円前後
木工所がある山奥の敷地内で自家採取した素材、地域産材を中心に使っていて、自分達にも環境にもなるべく負荷がかからないような形での制作を心がけているそう。木の匙はすべて手仕事で彫り、ヤスリがけ、拭き漆仕上げで作っていて、素材はさまざま。そのため、同じようなデザインとサイズのものでも、それぞれ微妙に見た目や重さが違います。実際に手に取って、自分の手にしっくりとくる匙を選ぶのも楽しいですよ。
秩父ではここだけでしか手に入らない「秩父太織」の小物
秩父太織のストールやマフラーは、これからの季節におすすめ(写真はストール)
国の伝統工芸品に指定されている秩父銘仙源流の秩父太織(ちちぶふとり)。秩父産の希少な繭の製糸から染色、織り、整理まで、生地ができあがる全工程を一人の職人が手仕事で完成させている、全国的にもめずらしい絹織物で、「ツグミ工芸舎・百果店ひぐらしストア」は、唯一の秩父太織全製品取扱認定店です。 絹真綿の無撚糸で手織りで作られている「ふとりマフラー」は、一度肌にふれたら病みつきになる感触。丈夫で手洗いも可能な、特別な絹布です。
ことりっぷ旅するマルシェ2024に出店します
「ツグミ工芸舎・百果店ひぐらしストア」は12月14日(土)・15日(日)に東京・表参道で開催される「ことりっぷ 旅するマルシェ2024」への出店が決定。 「直接会ってお伝えできる手触りや品質、繋がってゆく会話、そこから生まれる想い出を、お越しくださる皆さまと一緒に旅するように楽しみたいです」とのメッセージを寄せていただきました。 手仕事のぬくもりが伝わるアイテムをお目当てに、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
ツグミ工芸舎・百果店ひぐらしストア
ツグミこうげいしゃひゃっかてんひぐらしストア
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