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2025.03.02
軽くて、凛とした表情の“糸のアクセサリー”を♪ 立体刺繍で作る桐生のアクセサリー「トリプル・オゥ」
ことりっぷ公式オンラインストアでも発売中のアクセサリーブランド「000(トリプル・オゥ)」は、立体刺繍で作られた上質な糸のアクセサリーが人気です。今回は、織物の町・群馬県桐生市で刺繍業を長年営んできた「笠盛」ならではの発想と素材、技術が生み出した「トリプル・オゥ」のブランド開発者や、アクセサリーの製作現場を訪ねました。糸のアクセサリーの誕生秘話や特徴、どのように刺繍されているのかをご紹介します。
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織物の町・桐生市で創業した刺繍メーカー「笠盛」へ
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昔の織物工場の特徴でもある本社工場ののこぎり屋根。織機の背が高いのでこのような形に。糸が日に焼けないように北側の屋根の窓を開け、光が安定的に入るようにしている
シンプルなデザインのアクセサリーは、まるで貴金属のような輝きを放ち、これが糸で作られたというのを忘れてしまうような美しさ。持ってみるとその軽さに驚くのが「000(トリプル・オゥ)」の糸のアクセサリーです。 「000(トリプル・オゥ)」は、群馬県桐生市の刺繍メーカー「笠盛」が立ち上げたアクセサリーブランド。桐生は昔から織物産業が盛んな町で、とくに絹織物で知られています。笠盛はこの町で着物の帯の機屋として1877(明治10)年に創業し、1960年代後半から1970年代にかけて、刺繍業へと移行。靴下のワンポイント刺繍から始まり、現在はハイブランドをはじめアパレルメーカー向け刺繍加工業と「トリプル・オゥ」の事業を行っています。
トリプル・オゥはこちら
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“溶ける魔法の紙”水溶性の不織布との出会い
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「トリプル・オゥ」を立ち上げたブランドマネージャー、片倉洋一さん
笠盛に転機が訪れたのが2005年。海外の工場をやめ、「日本でしっかりものづくりをして、世界に通用するものを作っていきたい」という方針に変わりました。そのころ入社したのが、「トリプル・オゥ」のブランドマネージャー、片倉洋一さん。ロンドンでテキスタイルデザインの面白さを知り、その世界へ没頭していったそう。 フランスでオートクチュールの仕事をしていましたが、日本を代表するテキスタイルプランナーの新井淳一さんを訪ねて桐生に行ったことをきっかけに、ものづくりをする桐生の町と笠盛に出会いました。
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“溶ける魔法の紙”で作った「笠盛レース」が出発点
笠盛の刺繍の新たな可能性を探している中で、入社後すぐに、会社にあった水溶性の不織布の存在を知った片倉さん。この不織布は刺繍業界にもともとあったもので、お湯で溶かすと消えていく紙。「こんな面白い素材があるんだ。何か使えないかな」と好奇心を刺激され、片倉さんは開発を進めたそうです。
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不織布が溶けると、刺繍で縫い付けたレースだけ残る
「普通、刺繍は布を必要としますが、発想の転換で、布の上に刺繍をしないで何か作れないかなと。それが“笠盛レース“です。僕たちが“溶ける魔法の紙”と呼んでいる紙の上に刺繍をして、最後に溶かして糸だけにするという作り方です」と片倉さん。こうして生地を使わない刺繍を形にした、新しい発想の「笠盛レース」が誕生しました。「クライアントさんの生地をあずかり、そこに刺繍を施してから戻すため、海外のやりとりが難しいという課題があり、布を使わず刺繍だけで作れたら」という考えが根底にあったそう。 2007年には、パリの展示会に笠盛レースで作ったボレロを出品。ニットのようでニットとは違う独自の刺繍ボレロはどのメーカーにもなかったと話題になり、アイスランドのセレクトショップからも注文がついたといいます。
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立体刺繍に挑戦した革新的な糸のアクセサリー
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不織布に縫い付けているのは球体の刺繍。こちらは「グラスコード」
「笠盛レースはボタンやリボンなどの服飾パーツとして製造していましたが、さらに進化できないかと考え、プロダクトを作りたいと考えていました。長年、代表が自分たちのブランドを作るんだという夢があり、この想いが、刺繍アクセサリーブランド「トリプル・オゥ」へとつながっていきました」と片倉さん。 平面刺繍で作ったブランド第1号アイテムのDNAシリーズができた後、お客さまからシンプルなアクセサリーがほしいというリクエストがあったそうで、刺繍でパールのようなアクセサリーを作りたいという発想から立体刺繍への挑戦となりました。
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新しい領域に挑戦した立体刺繍
笠盛レースは平面でしたが、パールは球体。今度は刺繍で立体を作る領域まで踏み込むことになりました。製造現場からは糸を重ねて立体を作るという誰もやっていない新しい技術に対して、最初は立体はできないよという声があがったそう。 それでも立体への挑戦が始まりました。糸をきれいに並べるのがとにかく難しかったそうですが、2年かけて職人たちと試作を繰り返して特許を取得し、今までなかった「糸のアクセサリー」が誕生しました。
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発想と技術で日常を豊かにし、素材にこだわる
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人気の「スフィア・プラス」のネックレス。刺繍糸を使用し、カラーバリエーションも豊富
2010年には糸のアクセサリーブランドとして、「000」を立ち上げました。0(ゼロ)が3つで「トリプル・オゥ」と読みます。笠盛レースなどで培った技術を使うことは基本的に一緒ですが、物づくりに対する考え方を変えたそう。アクセサリーは技術を売るだけではダメで、「アクセサリーで着飾る人の心が躍ることが一番大事」と気づいたといいます。
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きらっと輝くラメがアクセントになったピアス&イヤリング「ハナビ」
3つの0は、発想、素材、技術を表しているそう。「トリプル・オゥ」の商品は、「どういうやさしいアクセサリーが作れるか」という発想が起点になっています。その実現のために、この地域の職人さんと力を合わせた糸など最高の素材を使い、それを形にするために笠盛の培った刺繍技術が必要になります。「質のいいものは、最終的に技術がないとできない」と片倉さん。この3つが組み合わさったものが「トリプル・オゥ」を作り上げています。
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糸のアクセサリーは軽くて、肌にやさしい
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デザインがチーム制になり「変化も楽しんでもらいたいです」と片倉さんと広報の野村さん
糸のアクセサリーなので軽く、肌にやさしいのが一番の特徴。アクセサリーに新しい価値を生み出しました。金属部分も金属アレルギーに反応しにくい素材を使っています。肩こりと金属アレルギーを持つお客さまから、「私がほしかったのはまさにこれです。ありがとうございます」の声があったそう。 「僕たちもうれしかった。次に何を提示したらお客さまが喜んでくれるかを探すのが、物づくりの楽しさ」とうれしそうな片倉さん。
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引き算のデザインで、そぎ落とした美しさに
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「ファクトリーショップ」は月3日間のオープン。平日でも電話予約で訪ねることができる(事前予約制)
「トリプル・オゥ」のデザインは、刺繍だからとほっこりしすぎないようにしているそう。「凛としたジュエリーのイメージで作っています。表情を出すために素材、厚みにこだわっています」と片倉さん。日常で見るものをヒントにし、極力シンプルで流行に左右されないデザインが基本。長く使えるものを意識しています。 片倉さん1人で始めたブランドは、今はチームでコンセプトづくりをしています。広報の野村文子さんもチームのメンバーです。それぞれの個性が出て、それも「トリプル・オゥ」らしさにつながっているそう。本社に併設されている「ファクトリーショップ」には「トリプル・オゥ」の商品が並んでいるので、実際に手に取ることもできますよ。
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桐生だからこそできた糸も使う
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「ぐんま200」の生糸から作る希少な「ぐんまシルク」の上等なネックレス(受注生産)。光沢も美しい
糸は大きく4つの素材を使っていて、アイテムによって変えています。シルク素材のアクセサリーはかしこまったシーンにぴったり。絹と麻をブレンドしたシルクリネンも素材として使います。国内の生糸の6割が群馬県産のシルクだそうで、そのなかでも希少な「ぐんまシルク」を使った桐箱入りの特別なネックレスも1点作っています。この土地ならではの文化を伝える役割もあるとか。 キラキラ光るラメ糸は、桐生の職人さんと一緒に開発したもので、糸に純銀を加え、ジュエリー感を表現。ソフトな仕上がりにしたためチクチクせず、肌に直接ふれても着け心地がいいですよ。ポイントにラメ糸を使うなど、出したい表現によって糸を組み合わせています。
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花びら部分の球体をキュプラ、中心にラメをあしらった「ミニフラワー」
多くの商品に使われているキュプラは、植物性由来の繊維。洋服の刺繍に使っていた糸だそうです。シルクのようにとてもやわらか。色も豊富で発色もいいです。さらに色移りや色落ちがしにくく、汗がついたら気兼ねなく洗えるのがポイント。お手入れも簡単で、おしゃれ着用洗剤などで、手洗いできるのが糸のいいところですね。デイリーに使えるのがキュプラ素材です。
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普段使いでもフォーマルでも使いやすいのが魅力
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「スフィア・プラス」のネックレスとピアス
一番人気の「スフィア・プラス」の“スフィア”は球体という意味。平面から球体になったことを象徴するアクセサリーです。ネックレスのスフィア・プラスの一粒を使って作ったのがイヤリング&ピアス。合わせてつけられるので、セットで購入する人も多いそう。 ネックレスは長さが60cmと80cmの2種類を用意。60cmは6g、80cmは8gと糸のアクセサリーならではの軽さが評判です。カラーバリエーションも豊富で、何色か持っていれば、糸の色で着替えるような楽しみ方もできます。
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写真は左から「ハナビ」「レースホイール」「マイクロスフィア」「ミニフラワー」
粒が小さいタイプのネックレス「マイクロスフィア120」も人気です。重さも4gとかなり軽いですよ。「小さいと製造も難しくなり、ごまかしのきかないものです。アイボリーゴールドはあいだに金のラメ糸も使い、ビーズが入っているように見えます。さりげない普段使いができ、Tシャツに合わせてもかわいいですよ」と野村さん。 色はアイボリーゴールドやアイボリーシルバーが使いやすいと一番人気。フォーマルにも使えるので、若いお母さんにも好評だとか。
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糸のイヤリングやピアスなので、軽くて付け心地もいい
小さな花が咲いたようなかわいらしい「ミニフラワー」は全12色。誕生石の色を取り入れたカラー展開です。普段使いしやすく、自分の誕生石はもちろん、白のダイヤモンドホワイトや水色のアクアマリンブルーは使いやすい色として選ぶ方もいます。 花火を表現した「ハナビ」は小さな珠を組み合わせたもの。ラメの糸も使っているので輝きも感じられます。つけると顔が明るく見えますよ。
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耳にやさしいニッケルフリーのアクセサリー
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上品で高級感のある「ドイリー」のピアスとイヤリング
野村さんがこの日つけていた二重のリング状のピアス「ドイリー」や、車輪をモチーフにしたピアス&イヤリング「レースホイール」もおしゃれでおすすめ。ピアスは2gととても軽いのも魅力です。 金属部分は金属アレルギーの反応がでにくい仕様にし、ピアスはポストヘッド、イヤリングは本体部分がニッケルフリーになっています。ピアスのキャッチとポストはチタン、イヤリングのキャッチもシリコンで覆っているので、耳にやさしい仕様です。
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アクセントにもなる「グラスコード」のレッドと耳元には「ドイリー」
メガネを使う方におすすめしたいのが「グラスコード」。6gと軽いので、グラスコードにメガネを下げても負担にならず、肩もこりません。実用性も兼ねたおしゃれなアイテムです。糸なので、メガネケースに入れてもメガネ本体を傷つけないのもポイント。母の日のプレゼントなどギフトにもぴったりですよ。
トリプル・オゥはこちら
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000ファクトリーショップ
トリプルオゥ ファクトリーショップ
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糸のアクセサリーの製造工場「カサモリパーク」へ
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ミシンの音が響く、整然とした明るい工場内
アクセサリーの製造工場も案内していただきました。2021年にオープンした「カサモリパーク」は「トリプル・オゥ」の生産拠点。工場では15名ほどのスタッフが働いています。物づくりを体験できる場でもあるので、事前予約をすれば見学することもできますよ。「物づくりって面白いなと思ってもらえれば」と片倉さん。
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職人の繊細なミシン技術があってこそできる立体刺繍
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TAJIMA 製のミシン。10個のミシンが同時に動いて10本ずつ縫っていく
工場のメインとなるのが4台ある刺繍用ミシン。長さ8mもある1台のミシンの中に10個のミシンがついており、1台につき1人のオペレーターが操作しています。この日は、ちょうど「グラスコード」の刺繍中。ミシンで不織布にネックレスの真ん中を通る線を縫った後、球体をその線上に縫い重ねていきます。裏側も同時に縫いつけることで、球体になっていきます。
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「グラスコード」は1本縫うのに約40分かかるそう
「下糸と上糸の強さのバランスで、きれいな球体ができています。これが難しい。糸のテンションを調整するダイヤルを横に1mmまわしただけで、糸の強さが変わってしまいます。クセも隣り合うミシンでも違い、同じような球体になるように調整するのが職人技です」と野村さん。野村さんはアパレル向けの刺繍やトリプル・オゥのミシン製造担当を経て、現在は広報の担当をしています。 不織布は水溶性なので湿気を嫌い、梅雨や雨の日は製造が難しいとか。データを入れたプログラミングで動いていますが、天候や湿度に合わせて、職人が毎日微調整し、糸をきれいに並べています。
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表も裏も球体になっている。きれいに仕上げるのは難しい
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スーッと溶けていく不思議な水溶性不織布
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ミシン作業中の「ミニフラワー」。ミシン担当だった野村さんが案内してくれた
上品でかわいらしい「ミニフラワー」は土台のラメ糸を縫ってから、その上にマットな糸を縫い重ね、形を編んでいきます。不織布を溶かしたらバラバラになってしまわないように、きちんとつなげているそう。
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水溶性の不織布をお湯に浸けると、浸けた部分だけ溶けていく
次は洗いの工程へ。縫い終わった水溶性の不織布は本社工場に運び、洗って乾燥させています。 洗いのイメージを見せていただきましたが、縫い付けた紙をお湯にいれると、あっという間に溶けていき、刺繍部分だけ残りました。まるでマジックショーを見ているよう! 通常は1~2時間つけておくときれいに溶けるそうです。
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最後の仕上げは人の手で。修理のサービスも
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ハサミでカットしたり、針を入れて糸を引き入れたり。1つ1つていねいに仕上げる
仕上げは再びこちらの工場へ。最後は手作業で、1つずつ見ながら確認していきます。縫い終わりの糸が出ているものや、毛羽などが出ているものはカットしたり、針で中に引き入れたりして、ていねいに仕上げていきます。長く愛用してもらうために、修理のサービスもあります。職人の手で直してもらえるのはうれしいサービスですね。 人の力とテクノロジーでていねいに作るアクセサリーは、日常のおしゃれを楽しく、彩りをあたえてくれます。ぜひ身に着けてみませんか。
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トリプル・オゥはこちら
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カサモリパーク
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文:細江まゆみ 写真:加藤熊三
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