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2025.09.10
お芋スイーツで秋の気分を先取り♪ 倉庫を改装した信楽のリバーサイドカフェ「aoikuma」
全国有数のやきものの里、滋賀県の信楽。町に点在する200軒ほどの窯元のひとつ、信楽陶苑が展開する「信楽陶苑たぬき村」敷地内の「aoikuma」は、倉庫をリノベーションしたおしゃれなカフェ。お芋のモンブランや焼き芋などお芋を使ったスイーツが信楽焼のうつわでいただけます。窓に映るせせらぎと竹林が織りなす自然豊かな風景を眺めながら、いつもよりゆったりと流れる時間が楽しめます。
自然豊かなリバーサイドへ

信楽焼のおみやげ、陶芸体験コーナー、食事処がそろう信楽陶苑たぬき村
公共交通機関で出かける場合は、信楽高原鐵道の雲井駅から北へ歩いて8分ほど、車なら信楽ICから5分。日本最大級の信楽焼のたぬきが並び立つ「信楽陶苑たぬき村」の、道を挟んだ向かいに「aoikuma」はあります。かつて倉庫として使われていた建物を改装し、2023年にオープンしました。

県道16号大津信楽線沿いに建つ「aoikuma」
癒し度満点の眺めが目の前に

お気に入りの席を見つけたい
扉を開けると、窓に映る大戸川のリバービューが目に飛び込んできます。まるで一幅の絵のようで、思わずうっとり。広々とした店内にはテーブル席のほか、景色と心ゆくまで向き合えるカウンター席があります。 ところで、信楽焼なのになぜ店名がタヌキではなくてクマ? ――それは、信楽陶苑の初代が大切にしていた、「あせるな」「おこるな」「いばるな」「くさるな」「まけるな」という5つの言葉の頭文字に由来しているからなのだとか。
自分で絞って仕上げる「さつま芋モンブラン」

自家製クッキー、スポンジケーキ、焼き芋を練り込んだ生クリームをの上にお芋クリームを絞り出す
そのときどきにおいしい品種を選りすぐって作るお芋スイーツは、一年を通して味わえます。人気は、自分でお芋クリームを絞って思いのままにモンブランを仕上げる「さつま芋モンブラン」。モンブランの形が整ったら、黒豆とお芋チップ、くまさんのクッキーを添えれば出来上がり。パティシエの気分になって楽しめます。

イメージ通りのきれいな形に絞り出すのは、想像以上に難しいことを実感

「さつま芋モンブラン」1320円、「オリジナルブレンドコーヒー」550円
やさしい甘さの焼き芋

「手作り焼き芋~アイスクリーム添え」990円
こちらは、焼き芋に、地元甲賀の成田牧場から届くフレッシュなバニラアイスクリームを添えた「手作り焼き芋~アイスクリーム添え」。夏の間は信楽焼のお皿にのせたひんやり冷たい焼き芋が、暖かさが恋しくなる秋から冬にかけては、信楽焼のタジン鍋に入ったホカホカの焼き芋が運ばれてきます。
バラエティに富んだメニュー

「くまさんのティラミス」880円(金・土曜限定)
お芋のパフェ、焼き芋ブリュレ、店名にちなんだティラミスなど多彩なスイーツ、ランチのほか、地元の農家から届く春の朝採れイチゴ、ハロウィン、クリスマスなど季節にあわせた限定メニューもお目見えします。

刻一刻と表情が変わり、見飽きることがない
空に浮かぶ雲の流れや、そよ風に葉を揺らす木々の緑、水辺で羽を休める鳥たちの姿が、慌ただしい日常を忘れさせてくれます。 信楽焼の窯元めぐりと合わせて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

aoikuma
アオイクマ
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文:佐藤理菜子 写真:マツダナオキ
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