
18
2025.08.27
弁天町のフェリーターミナル跡地にオープンしたベーカリーカフェ「パンのフネ BALKEN」で朝食を
大阪・関西万博会場西ゲートへのシャトルバスの運行が開始され、再注目されている弁天町。昔ながらの商店街が残りつつも、少しずつ旅のお目当てにしたいショップが増えています「パンのフネ BALKEN(バルケン)」も2025年4月にオープンしたばかりの新しいベーカリーカフェ。港をイメージした店内には、多彩な焼きたてパンが25~30種並び、イートインも可能です。8時から営業しているので大阪観光の起点になりますよ。
昭和レトロなビルの一角にあるベーカリーカフェ

安治川の河口、かつてはフェリーターミナルだった場所にオープンした「パンのフネ BALKEN」。現在はデザイン事務所やアートスタジオ、イベントスペースなどが入った、ヴィンテージ感が漂うコンクリートのビルの一角にあります。 JR・大阪メトロ中央線弁天町から徒歩13分の場所にあり、JR弁天町は大阪駅から環状線で3駅7分、大阪メトロ中央線弁天町駅は大阪・関西万博の会場がある夢洲駅まで4駅12分と、大阪観光するにも好アクセスです。

アールを描く天井は船がモチーフ。パンを並べたディスプレイ棚は、木製の荷車にテーブルをうまく組み合わせ、港町の空気を演出しています。

客席はカウンターが4席。ゆとりある配置で、各席にコンセントがあるのも便利です。
焼きたてのパンが常時25~30種

真っ白な丸プレートや木のお盆などにセンス良く並べたパンは常時25~30種。パンごとに小麦粉を使い分けるだけでなく、季節や気候にも配慮して材料の配合や生地の発酵時間を微調整し、いつでも安定しておいしいパンに仕上がるよう努めているそう。バターやチョコレートなどの副素材も厳選し、丁寧にパン作りをしています。

出汁カレーパン350円
オープン間もない頃から人気を確立しているのが出汁カレーパン。お向いにある「井筒食堂」が作るカレーに出汁を加え、試行錯誤の末、完成させたといいます。 パンの形状や生地も吟味し、最終的にたどり着いたのはシンプルな揚げパン。生地はかなりもっちりした食感で、すじ肉がゴロゴロ入った、満足感の高いカレーパンです。揚げパン特有の脂のギトギト感は皆無であっさり食べきれるのも魅力です。

白いちじくとヘーゼルナッツ700円。1/2カット350円
ハード系のパンのなかでイチオシは白いちじくとヘーゼルナッツのカンパーニュ。 カンパーニュといえば小麦粉のほかライ麦と全粒粉で作られるのが一般的ですが、こちらではライ麦は使わず、全粒粉の使用はほんの少しだけ。厳選した小麦粉と自家製の天然酵母でコクと甘さ、複雑な旨みを出し、ほのかに酸味も感じます。カンパーニュとフランスパンの良いとこどりをしたような食べやすい生地は、上品な甘さの白いちじく、香ばしいヘーゼルナッツの個性も際立たせています。
あんこもコーラも自家製

自家製あんバタートースト550円、クラフトコーラ550円
食事目的の際にうれしいトーストはバタートースト、自家製あんバタートースト、有機トマトのピザトーストの3種。

1番人気の自家製あんバタートーストに使うあんは、トーストと一緒に食べたとき印象に残るよう、きび砂糖やザラメでコクある甘さに。バターをぬってカリッと焼いたトーストにあんをのせたあと、さらに半溶けバターをトッピングしているので、バターの贅沢な風味も堪能できます。

クラフトコーラは国産レモン、しょうが、8種のスパイスを使った自家製。甘さは控えめで爽やかな香りが際立っています。

関西の人気店とのコラボレーションしたパンがあるのも大きな魅力。今後はミシュラン・ビブグルマンの常連である大阪・谷町四丁目にあるイタリアン「マカウダ」や自家製粉石臼挽きうどん「青空blue」とタッグを組んで作り出したパンが登場予定です。 今春オープンしたばかりの「パンのフネ BALKEN」。これからコラボパンや季節限定のパンや自家製スイーツも増える予定なのでお楽しみに。

パンのフネ BALKEN
パンのフネ バルケン
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
文:西 倫世 撮影:milk
Writer
西 倫世

関西を中心に雑誌やWEBで旅・グルメ・トレンド情報に関する記事を発信。ラジオ番組への情報提供も担当
カフェ
の人気記事
の人気記事












































