古き良き日本の情緒にひたる和モダンカフェ

「コレットマーレ」の2階

JR桜木町駅を降りてすぐ、みなとみらいの玄関口ともいえる「コレットマーレ」にお店を構える「茶寮SiKi TSUBAKIYA」。スタイリッシュなビルの中にありながら、大正ロマンを彷彿とさせる和モダンのたたずまいは、訪れる人を優雅な非日常へと誘います。銀座7丁目に本店を構える「椿屋珈琲」の系列店で、長年培われてきたおもてなしの心と確かな品質に、「和」の美意識をプラスしたカフェです。

天井が高く開放感もある店内

店名の「SiKi」は美しく移ろいゆく「四季」と、日本に伝わる繊細な「色」を表現しているのだそう。現代的なみなとみらいの街並みとは対照的に落ち着いた空間は、忙しい日常から少し離れて、ゆったりと過ごせる隠れ家のようです。

格天井と四季の絵画が彩る格調高く美しい空間

ふすまや障子のしつらえも

空間そのものが訪れる人の心を豊かにする温かみのある店内。頭上は「格天井（ごうてんじょう）」のしつらえです。太い角材を格子状に組み上げたこの様式は、歴史のある寺社仏閣や書院造りの和室に見られるもので、空間に格式が加わるのはもちろん、何か大きな存在に見守られているかのような安らぎも感じます。

窓辺には日本古来の伝統的な色合いの布が掛けられ華やか

壁には店名の由来ともなった日本の四季を象徴する美しい花々が描かれています。優しく温かみのある色合いで描かれた草花は、どこか懐かしさを感じさせ、見る人の心を和ませてくれます。

大胆な構図ながらもやさしい色あいで統一された壁の絵

古くから受け継がれてきた和の文様や意匠を大切にしながら、現代の感性で磨き上げたオリジナルの美しさがあります。こだわりの空間美に包まれて、特別な時間が流れていきます。

本物の抹茶を味わう贅沢な甘味の数々

「抹茶オレフロート」（1180円）「濃厚抹茶プリン」（1530円/ドリンク付き※抹茶オレフロートとのセットは+230円）

高品質な抹茶を、甘味などバリエーション豊かに使うのが大きな魅力です。使用する抹茶は全国有数のお茶処として知られる愛知県西尾市の老舗「南山園」が手掛ける「西尾の抹茶」。上質な茶葉だけを厳選し、伝統的な製法で丁寧に作られた抹茶は、鮮やかな緑色と芳醇な香り、そして上品な甘みが特徴です。

特製の抹茶みつをかけて

その魅力を余すところなく堪能できる「抹茶尽くしプリン」。抹茶プリンはプルンとした弾力があり、抹茶本来の奥深い風味が口いっぱいに広がります。その上には、濃厚でありながら後味はすっきりとした抹茶アイスクリーム、仕上げにかける特製の抹茶みつが、さらに香りと味わいを高め、まるで抹茶の三重奏。質の良い抹茶だからこそ感じられるほろ苦さと優しい甘みを心ゆくまで楽しんで。

椿屋の伝統を受け継ぐ香り高いサイフォン珈琲

「SiKiスペシャルティブレンド」(950円)

一杯ずつ丁寧にサイフォンで淹れる珈琲は、自家焙煎したスペシャルティコーヒーです。雑味がなく豆本来のクリアな味わいをスタッフがテーブルで注ぎ、さらにその美味しさをコバルトブルーの手描きの絵柄が特徴的なロイヤルコペンハーゲンのカップが引き立てます。

「抹茶のあんバタートースト」（1680円※ドリンク付き）

上質な珈琲は抹茶とも相性がよく、抹茶をエスプーマに仕立てて添えたスイーツやトーストなどと一緒に楽しめます。イタリア語で「泡」を意味するエスプーマは、食材の風味を軽やかなムース状にしたもの。こんがり焼いたあんバタートーストに抹茶エスプーマを加えて、よりリッチな味わいに変化させます。

ふわふわの抹茶エスプーマが彩るティータイム

「Frothy Cream 抹茶の珈琲ラテ（アイス）」（1180円）

抹茶のエスプーマは、椿屋自慢の珈琲ラテにも。「Frothy Cream 抹茶の珈琲ラテ」では、まるで蓋をするかのように抹茶エスプーマがたっぷりと表面を覆います。見た目にも美しい緑と茶色のコントラストを楽しみながら口に運ぶと、珈琲の深いコクと抹茶の豊かな香りが絶妙に溶け合います。

「プレミアム紅茶シフォン」（730円/1ピース）

こうしたドリンクは、ぜひ椿屋オリジナルのスイーツと一緒に。香り高いアールグレイ茶葉を練り込んだ紅茶クリームが主役の「紅茶シフォンケーキ」や生チョコのようになめらかな「ベルギーチョコレートケーキ」など、定番のケーキをいただきながら、素敵な時間を過ごしてくださいね。

「ベルギーチョコレートケーキ」（980円/1ピース）