一生に一度の願いを叶える「ひと夢祈願」の神社

梅田・難波と並ぶ大阪の主要ターミナル・天王寺駅から徒歩10～15分、都会に溶け込む「堀越神社」。街中にありながら、背の高い樹々に囲まれた境内は、異世界に足を踏み入れたかのような神聖な空気に満ちています。

「四天王寺」は「堀越神社」から徒歩8分ほどなので、合わせてお参りするのもおすすめ

「堀越神社」は日本仏法最初の官寺「四天王寺」の七宮のひとつで、聖徳太子が叔父である崇峻天皇を祀るために、「四天王寺」の建立と同時に茶臼山に創建したのが始まり。明治時代まで境内にあった堀を越えて参拝したことから「堀越」と名付けられたとされています。

本殿

地元の方々が日常の習慣としてお参りに訪れている「堀越神社」。お宮参りや七五三、神前結婚式場としても親しまれています。 さらに古くから「堀越さんは一生に一度の願いを聞いてくださる神さん」といわれ、一生に一度の願いを叶える「ひと夢祈願」は、海外から訪れる人がいるほど。「ひと夢祈願」（事前予約制）は通常一般公開されていない本殿の中に入り、自分で短冊に願いを一つだけ書いてお守り袋の中に入れ、ご祈祷を受けます。授与されたお守りを身につけておくことで、願いが成就されると伝えられています。

境内にはご神木を守る「太上神仙鎮宅霊符神」、熊野詣にゆかりのある「熊野第一王子之宮」、商売繁盛の神として人々の信仰を集めた「茶臼山稲荷神社」、自然現象を司る龍神様を祀った「白龍社」「黒龍社」なども。 入口から境内全体を見渡せるほど、こぢんまりとした敷地に末社やお社が集まっているので、すべてをお参りしても時間はわずか。順に手を合わせると、心が浄化される清々しさが味わえそうです。

午年にちなんだ授与品は絵馬と一刀彫

絵馬1000円、数量限定、なくなり次第終了

絵馬は、チョークアーティストMoecoさんが描きおろしたオリジナル。数量限定、毎年1月初旬にはなくなってしまうほど人気なので、気になる方はお早めに。

2023年の絵馬

一刀彫3000円

干支モチーフの一刀彫もあります。素朴なかわいらしさなので、毎年ひとつずつ集めて飾ると素敵です。

お守り三色（各1000円）

お守りも豊富で、必勝祈願の勝守り（1000円）、桃の木を削り出して造った厄除けの桃守り（1000円）、古来より厄除けとして有名なうろこ柄に、打ち出の小槌や秘伝の巻物など縁起の良い図柄を刺繍したお守り三色などがあります。

毎年、元旦の朝11時からは歳旦祭を開催。巫女さんが大きな釜で沸かした湯を笹の葉などで振りまいて無病息災や五穀豊穣を願う湯神楽を行います。 2026年の初詣は、かわいい授与品や日本古来の伝統的な神事を見るため「堀越神社」に足を運んでみてはいかがでしょうか。