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2026.05.18
蝶の紋が道しるべ♪手しごと雑貨と地元産シラス丼のショップ「かわらひこ」
鎌倉・長谷にそっと佇む「かわらひこ」は、作家ものの手しごと雑貨や地元の恵みを生かしたランチで、寄り道の楽しさを満たしてくれるお店。瓦屋根のひさしに、蝶の家紋を染め抜いた暖簾がゆれる姿に古都の情緒を感じます。ちょっと立ち寄って一息ついてはいかがでしょうか。
古き良き商家の記憶をまとったような佇まい

江ノ電長谷駅から徒歩約7分
高徳院の大仏へと続く道を歩いていると、ふと足が止まる。木枠のガラス戸、どっしりとした瓦屋根のひさし、そして風にゆれる暖簾。「かわらひこ」は、昔ながらの商家をそのまま時間ごと受け継いだようなお店です。

店頭にかかる暖簾
暖簾に染めた蝶の紋は、店主の家に代々伝わる家紋です。店名の「かわらひこ」は大和言葉の蝶に由来しています。古いものの美しさをていねいに現代につなぐ、そんな店主の眼差しが、お店全体に凝縮されているようです。
日常使いしたくなる、作家の手から生まれた色とかたち

和雑貨が並ぶ店頭
引き戸をくぐって店内に入ると、手前のスペースに手しごとの雑貨たちが並びます。いずれも作家さんたちの作品で、カラフルでありながらどこかあでやかな色合いは、品の良さと遊び心が同居しています。御朱印帳入れや、素足にやさしい綿の草履といった日常の道具など、作り手の心遣いが感じられる品揃えです。旅の記念というより、帰ってからも暮らしの中でそっと使い続けたくなるものばかり。

つまみ細工の「ヘアピン」(500円)などカラフルな品揃え
着物地を贅沢に使ったつまみ細工の髪留めは、小さな花びらが幾重にも重なって、和の繊細さをあらためて教えてくれるよう。丸い布ブローチは生地の色合いが絶妙で、どれにしようかと迷う時間がまた楽しくなります。
畳に座ってのんびりとしたお昼ごはん

昔懐かしい丸いちゃぶ台などレトロな雰囲気
店の奥は、畳の小上がりになっています。靴を脱いであがると、それだけで旅の緊張感がほぐれるよう。大仏様の参拝のあと、畳でのんびりくつろぐひとときは格別。ここでいただけるのは、地元の食材を使ったランチメニューです。

「生・釜揚げ2色」(1870円)
人気のシラス丼は、横須賀・佐島に漁場を持つ平敏丸と、由比ガ浜の三郎丸という地元の漁師から届く、水揚げされたばかりの新鮮なシラスが主役。ふんわりとした釜揚げと、透明感のある生シラスをどちらも味わえる「生・釜揚げ2色丼」は、2つの食感と旨みの違いを楽しめます。添えられた漬物も近郊で採れた野菜を使ったもの。地元の恵みを楽しんで。
品のいいお顔の大仏サブレをおみやげに

「大仏サブレ」(300円/2枚入り 4個を詰めた箱入りは1200円)
もとはお店のスタッフが試しに焼いてみたことから始まったという「大仏サブレ」。今では「かわらひこ」を訪れた人の手土産として愛される存在になりました。品のある大仏さまのお顔をかたどったフォルムで、ほろほろとした口どけとさくさくとした食感が後を引きます。ギフト用の箱も用意されているので、鎌倉のお土産としてそのまま持ち帰れるのが嬉しいところ。大仏さまを訪れた帰り道が、少し特別になるお店です。
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文:高橋茉弓、写真:依田佳子
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