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2013.08.29
「貝の小鳥」で宝物のような絵本やおもちゃに出会う
木の温もりにあふれた店内に並ぶのは、店主が厳選した古い絵本とナチュラルなおもちゃの数々。大人も子供も夢中になってしまう宝箱のようなお店です。
優しい空気が流れる心地よい店内

閑静な住宅街が広がる緑豊かな街、目白。そんな目白の街にしっくりなじむ古本とおもちゃのお店が「貝の小鳥」です。 一歩中へ足を踏み入れてみると、まるで別の世界に招かれたよう。味のある古い木のテーブルには、かわいらしい外国のおもちゃがたくさん。壁一面の本棚には古い絵本がずらりと並び、もう一方の壁ではアーティストの作品を展示した「小さな展覧会」が開催中。まるで少女の宝箱のような店内は、ヨーロッパの民俗音楽の音色が響き、静かで優しい空気に満ちています。
作り手の温かさが伝わる木のおもちゃ

絵本1冊1冊、おもちゃ1点1点をこだわってセレクトするという店主の遠藤さん。幼児教育の出版物とおもちゃの会社で働いていた経験を活かし、10年前にこのお店をオープンしました。 おもちゃ類は、手になじむ木の製品や手作りのものが中心。なかでも伝統があり安全性も高いドイツ製のおもちゃが充実しています。木彫りのおもちゃはオストハイマー社のもの。職人さんの心まで伝わってくるような素朴で温かみある風貌が魅力です(1540円~)。他にもアンティーク品や日本の作家さんがつくった積み木など、1点ものやユニークな雑貨に出会えるのも、このお店ならではの楽しみです。

目利きの店主が選んだ古本たち

本棚には、昭和初期の貴重な児童書から、子供のころに読んでいたおなじみの物語、外国の絵本まで幅広くラインナップ。エッセイや画集など大人向けの本も取り揃えています。店名にちなんだ「鳥の本」のコーナーも。本との出会いを大切にしてほしいという遠藤さんの思いが詰まった本棚は必見です。 都会の喧噪から離れ、静かに心落ち着けられるお店の空気にひたりながら、自分だけのお気に入りをじっくり探してみてください。

貝の小鳥
かいのことり
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松岡亜希
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