雪景色の金沢・兼六園の「雪吊り」

古都らしい情緒にあふれる街・金沢。 加賀百万石の城下町として知られ金沢城を中心に半径２km程度の比較的せまいエリアに魅力的なスポットが集まっています。 まず出かけてみたいのは「ひがし茶屋街」の雅なお茶屋さん。実はお茶屋さんのほとんどは「一見さんお断り」。でも、街中で一番大きな「金沢ひがし茶屋街 懐華樓」は、中を見学できる数少ないお茶屋さんのひとつ。築190年以上の昔ながらのお茶屋の風情と現代アートの異色のコラボレーションを見ることができます。 そして冬の金沢の魅力ともいえる、白銀に染まる兼六園。 樹木が雪の重みで傷まないように支える「雪吊り」は北陸の冬の風物詩。その少し不思議な風景に思わず見入ってしまいます。今年は1月31日から2月9日までの期間17:30～21:00までライトアップも行われる予定で、より幻想的な景色を楽しむことができますよ。ちなみに「雪吊り」は、春の音が聞こえだす3月中旬頃には取り外しが始まり、一週間ほどでもとの姿に戻ります。 ○金沢ひがし茶屋街 懐華樓 [所]金沢市東山1-14-8 [TEL]076-253-0591 [時間]9:00～17:00 [休]無休 [見学料]700円 ○兼六園 [TEL]076-234-3800（石川県金沢城・兼六園管理事務所） [時間]8:00～17:00（3月1日から10月15日までは7:00～18:00） [休]無休 [入園料]300円

モノトーンに包まれる世界遺産・白川郷へ

金沢からバスで白川郷へ。 岐阜県大野郡白川村にある日本有数の豪雪地帯である白川郷は、その昔秘境と呼ばれ独自の風習や文化をはぐくんできました。切妻造りの茅葺屋根を持つ「合掌造り」と呼ばれる建物は、豪雪地帯ならではの知恵が詰まっています。なかでも最大規模を誇る「和田家」は今なお住居として使用していますが一部は一般に公開しています。 このように現在も人々が生活を営む集落ですが、「野外博物館 合掌造り民家園」では当時の暮らしを感じることができる展示や、移築し保存している合掌造りの建物を見学することができます。園内の「中野長次郎家」では、そば茶の無料サービスもあり、のんびりとくつろげますよ。 今年は1月18・25・26日、2月1・2・9・15日の7回、17:30～19:30のスケジュールでライトアップイベントを開催予定です。和田家周辺エリアなど5つのエリアで雪の中に温かい光が灯ります。 ○和田家 [所]白川村萩町997 [TEL]05769-6-1058 [時間]9:00～17:00 [休]不定休 [見学料]300円 ○野外博物館 合掌造り民家園 [所]白川村萩町2499 [TEL]05769-6-1231 [時間]8:40～16:40（季節により変動あり） [休]12～3月は木曜休み、祝日の場合は前日休 [入園料]500円

古都の風情漂う高山で見つけるかわいい雑貨

白川郷からバスで高山へ。 江戸情緒あふれる「さんまち」は、かわいい和雑貨のお店や酒蔵、食事処、カフェなどが軒を連ねる高山のメインストリートです。 町のあちこちでは飛騨地方に伝わるかわいらしいお守り「さるぼぼ」も見ることができます。町屋などの趣あるつくりを見学したり、お店を気ままにのぞきながらのんびり散策しましょう。 赤い欄干が印象的な町のシンボル「中橋」の近くには、全国で唯一現存する江戸時代の代官所「高山陣屋」があります。またこの陣屋前では朝市も開かれており、笑顔で話しかけてくれる「かかさ（この地方の方言で農家のお母さんのこと）」とのおしゃべりを楽しみながら、新鮮な野菜やおみやげも買うことができますよ。 ※「中橋」は2014年3月中旬まで改修工事中です。 ○高山陣屋 [所]高山市八軒町1-5 [TEL]0577-32-0643 [時間]8:45～16:30（3月から10月は～17:00） [休]無休（ただし12月2～31日、1月1日は休） [入場料]420円 ○陣屋前朝市 [所]高山市八軒町1-5（高山陣屋前） [TEL]0577-32-3333（高山市観光課） [時間]7:00～12:00（11～3月、4～10月は6:00～） [休]無休

和モダンな雰囲気のカフェでまったりひと休み

和暦ロール450円（ドリンクとセットで800円、季節ごとに違った内容が楽しめます）

高山の風情ある町並みには、古い町屋を生かした趣のある和カフェがあちこちに点在しています。落ち着いた空間で手作りのスイーツをいただくのもまた格別のひととき。 そんな和カフェのひとつ「カフェ青」は、三代高山市長の屋敷だった築140年の商家を生かしつつ、器やファブリックなどにセンスが光ります。広々とした畳敷きの客間の奥には、庭を望む特等席が。そこで味わう飛騨産の生クリームを使ったケーキや地元の国産紅茶などのこだわりのメニューに思わず頬もゆるみます。 ○カフェ青 [所]高山市上三之町67（老田酒造敷地内） [TEL]0577-57-9210 [時間]10:00～16:30 [休]無休（12～3月は木曜休）

富士山を眺め新幹線で東京へ

2泊3日の金沢・白川郷・高山の旅もいよいよクライマックス。 高山から特急「ひだ」で名古屋に出たら、新幹線で東京へ。 途中、天候にもよりますが、夕日に輝く富士山を見ることができるかも。 冬の寒さに負けない心ポカポカする3日間の旅でした。 ★今回の旅で利用した「金沢＆高山＆白川郷ゆるり巡る冬のまち歩き2泊3日の旅」はJR切符と宿泊代が込みで、東京駅発着31,500円～45,000円のフリープランになります。このツアーの販売は～2014年3月25日出発分までとなります。詳細は、下記URLの先をご覧ください。