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2014.03.24
旅が大好きな仲間で開いた、旅人の輪をつなぐ和食堂「cafe&kitchen r∞t(ルート)」
※こちらの記事は2014年3月24日に公開されたものです。 「cafe&kitchen r∞t(ルート)」は、スタッフ全員が世界一周経験者。旅好きが集まれる場所をつくりたいと、東京・中野に開いたお店です。日本の家庭料理を食べてホッとする、家のような空間です♪
お店の始まりは旅イベント「旅∞(たびはち)」

中野駅南口から徒歩約2分。飲食店がひしめく賑やかな通り「レンガ坂」沿いにある「r∞t(ルート)」。 こちらは「旅人の輪を広げる」をテーマに、旅好きのアーティストやタレント、有名旅ブロガーなどをゲストに呼び、トークや音楽ライブを楽しむ、一大旅イベント「旅∞(たびはち)」を開催したスタッフが始めたお店です。 今年1月に、イベントだけでなく旅好きが集まれる場所を作りたい、とオープンしました。 店内は、1階がキッチンと食事をするスペース、2階が約20人ほどでイベントを開くことができるスペースで、旅の写真を見るためにプロジェクターも用意されています。これからいろいろな旅イベントの開催したり、レンタルスペースにしようと計画中です。
スタッフは全員世界一周経験者です

スタッフはオーナーを始め、店長、シェフ、ホールの方も、みんな世界一周経験者。旅先でのおもしろいエピソードを聞いたり、これから旅を考えている人は気軽に相談にものってもらえます。 写真は店長をつとめる岡野大輔さん。 26歳で消防士をやめ、1年10ヶ月で約60カ国をめぐる旅へ出ました。いちばん好きな国は、人がやさしいイランだそうです。旅行中に世界のあちこちで撮った写真をアップしたブログが人気で、それをきっかけに「旅∞」のゲストとして呼ばれ、その後運営側に回り、こちらのお店の店長になったという異色の経歴の持ち主です。
全国の古来種の野菜が食べられます

メニューは世界各国の料理かと思いきや、地球の裏側で食べるとホッとする、日本の家庭料理です。 シェフは、在スペインバルセロナの日本国総領事館の公邸料理長をつとめていた経験を持つ、堀江功一さん。メニュー開発は、予約が取れないほど人気の鎌倉の料理教室「toricot」を主宰する、旅好きの赤城美知子さんが担当しています。 海外で恋しくなるお米にはとくにこだわり、2ヶ月に1度、その時期のおすすめ品を厳選。現在は青森県産のニューフェイスでひと粒、ひと粒に甘みがぎゅっと詰まった「まっしぐら」を使っています。 おかずには、だし巻き卵、肉じゃが、3種の納豆盛り合わせなど、定番のものから、変わりダネまで充実。 写真は、お店のイチオシメニュー「古来種と季節のお野菜盛り合わせ」680円。日本に昔からあった古来種の生命力あふれる、濃厚な野菜の味わいをダイレクトに感じられる一品です。モンゴルの粗塩、パキスタンのピンクソルト、宮古島の雪塩、吟醸味噌に合わせてどうぞ。
シェフの腕が光る、肉料理

こちらは家庭料理の枠を飛び越えた、絶品料理「熟成塩豚のオーブン焼き」1180円。豚肩ロース肉を前日からモンゴルの岩塩で漬け込み、低温でじっくり時間をかけて焼いたシェフ自慢の一品。口に入れると、ほろほろとお肉がほどけいき、と~ってもやわらか。まろやかな塩味が、お肉の味を引き立てています。
ウユニ塩湖の塩を使ったソルティドッグ

料理だけでなく、ドリンクも充実しています。 世界のビールが約30種類600円~、カクテルは基本すべて500円と、リーズナブルな価格がうれしいです。 変わりダネは「ソルティドッグ」750円。他のカクテルよりちょっとお高めですが、その理由は、今話題の観光スポット・ボリビアのウユニ塩湖の塩を使用しているから。スタッフの人脈を活かし、帰国する予定の旅人にお願いして、買ってきてもらっているそうです。はるか遠く、ボリビアから誰かが塩を日本へ届けたかと思うと、なんだかロマンを感じます。 これから旅に出発する人も、帰国した人も、行きたいけれど行けなくてウズウズしている人も、“旅”でつながる人たちの拠点になりそうな予感です♪

cafe&kitchen r∞t
カフェアンドキッチン ルート
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