王族の女性が出産を行った場所から大地のパワーをいただく

オアフ島のほぼ中心部、ワヒアワ。ハイウェイ脇のゲートから続く赤土の一本道をしばらく歩くと、ヤシとユーカリの木の下にたくさんの岩が横たわる光景が目に飛び込んできます。 ここは古代、ハワイの王族女性がその岩の上で出産をした場所として知られ、17世紀くらいまで使われていたそう。生まれた赤ちゃんに王位継承者になるためにふさわしい強力なパワーがもたらされるよう、祈りの儀式も行われました。また、岩には出産の苦しみを和らげる力があるといわれ、今でも地元の人たちが捧げたレイが置かれています。 ○Kukaniloko Birth Stones（クカニロコ・バースストーンズ） [所]Kamehameha Hwy., Wahiawa, Hawaii

マイナスイオンたっぷりの｢虹の谷｣でジャングル気分のハイキング

ハワイのニックネームが、「Rainbow State（虹の州）」だってこと知っていますか？　朝夕、シャワーのような雨が降った後、晴れた空に虹か架かることが多いのが理由。その虹がよく見られることから、「虹の谷」と呼ばれているのが、ワイキキの山側、ハワイ大学のキャンパスに近いマノア渓谷です。 トレイル入り口から落差60ｍのマノア滝までは、往復約3kmのハイキングコース。5000種以上の亜熱帯・熱帯植物が生い茂り、みずみずしい緑のにおいと、マイナスイオンもたっぷり。渓谷に架かる虹を見るには、午前中に出かけていくのがおすすめですよ。オプショナルツアーを利用して訪れてもいいでしょう。 ○Manoa Falls（マノア滝） [所]3860 Manoa Rd., Honolulu, Hawaii

病気の治療にも利用された｢聖なる水｣が湧く場所

ホノルルのビジネスの中心、ダウンタウンから少し外れたリリハ地区の公園に、新鮮な水がわき出る池があります。かつてここには多くの池があり、水や底に沈殿した泥が病気の治療に効果があるとされ、王族のみが立ち入ることを許された場所でした。1880年ころまで、実際にヒーリング・センターとしても利用されていたといいます。 池の周りがコンクリートで固められた現在も底から水が湧き出し、散歩の合間に手足を浸したり、｢聖なる水｣として持ち帰る人もいるそうです。 ○Kunawai Springs（クナワイの泉） [所]Liliha, Honolulu, Hawaii

ワイキキビーチのヒーリングスポットで全身、癒されて！

｢ワイキキ｣とは、ハワイ語で「水がわく場所」という意味。ツーリストで賑わうワイキキビーチも、ほんの200年前まではあちこちに水がわき出す湿地帯でした。古代ハワイアンは真水と海水が出合う場所を神聖な場所としてあがめ、病気の痛みを和らげたり、身体を清めるために水浴びをしていたのだそうです。 高級ホテル「ハレクラニ」前のビーチも、その一つ。今でも地下からわき出した真水が海底に流れ込み、ひと筋の道を作っています。波打ち際を歩いていると、そこだけ水温がひんやりとしているのですぐわかるはず。全身を浸して、体中にハワイのマナを感じてみませんか？ ○Kawehewehe（カヴェヘヴェヘ） [所]Waikiki Beach, Honolulu, Hawaii（ハレクラニ前のビーチ）