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2014.04.18
角館で「枝垂れ桜」と「樺細工」にうっとりさんぽ
“桜の街”と呼ばれる秋田県「角館」が、桜の見頃を迎えます。江戸時代から残る武家屋敷を取り囲み、継ぎ目なく続く黒板塀を、空からふわっと注ぐよう咲く枝垂れ桜が彩ります。厳しい雪の季節をこえて花開く桜は、力強くそれは美しいのです。
武家屋敷通りの枝垂れ桜

秋田新幹線の改札を出て、のんびり歩いて15分ほど。江戸時代から変わらぬ姿を見せる武家町にたどり着くと、武家屋敷通りの黒板塀によりそうように、約400本もの枝垂れ桜が枝を広げます。なかには樹齢300年を越える見事な桜も。艶やかな薄紅色の花と黒板塀のコントラストがきれいな風景は、北東北を代表する春の風物詩として愛されてきました。そもそものはじまりは約350年前、京都から角館に輿入れしたお姫さまの嫁入り道具のなかにあった3本の苗木だったと言われています。 通り沿いから見る桜風景も美しいですが、武家屋敷のお庭から眺める枝垂れ桜も、風情がありおすすめですよ。
桧木内川堤の桜のトンネルを歩く

角館のもう一つの桜名所が、武家屋敷通りから歩いて5分ほどのところにある「桧木内川堤の桜並木」。こちらは2kmにも渡り、ソメイヨシノが「桜のトンネル」をつくります。トンネルのなかを薄紅色のシャワーを浴びながらゆっくり歩けば、春を体いっぱいに感じられ、何かがはじまりそうな、前向きな気持ちに。 「角館の桜」の見頃は、例年4月下旬から5月上旬。2014年は4月20日~5月5日に「角館の桜まつり」が行われ、夜は桜のライトアップも。夜空に浮かび上がる桜もまた幻想的です。
「アート&クラフト香月」で「樺細工」選び

「SEKISOU」は9720円(予約販売)
“桜の街”のもうひとつの魅力は、昔から愛されてきた山桜樹皮を使用した「樺細工」。「アート&クラフト香月」には、樺細工をモダンにアレンジしたアイテムが揃います。桜の木目が美しく、インテリアやペーパーウェイトに使える「SEKISOU」など、素敵な逸品ばかりですよ。 ぜひ、立ち寄ってみてくださいね。 ○アート&クラフト 香月 [所]秋田県仙北市角館町東勝楽丁2番地2 [TEL]0187-54-1565 [HP]http://ac-kazuki.jp/

角館の桜まつり
カクノダテノサクラマツリ
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