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2014.05.14
新緑と可憐な山野草につつまれたい♪ 週末は「裏高尾トレッキング」へ
多くの人で賑わう東京の人気スポット高尾山。「裏高尾」と呼ばれるエリアなら、混雑を避けて高尾山の貴重な自然にふれながら、静かにトレッキングを楽しむことができます。
日影沢を彩るスミレとニリンソウ

「裏高尾」は高尾山の北側のエリア。JR高尾駅から京王バス「小仏行き」に乗り約10分、「日影バス停」で下車します。バスを降りると菜の花やスミレが咲く里山の風景に心が和みます。 登山道に入ったら、途中までは「日影沢」という清らかな沢に沿って歩きます。紫のスミレや白いニリンソウ、黄色の山吹など、たくさんの山野草が咲き誇り、東京とは思えない美しい花の小道を楽しむことができます。 可憐な花たちの植生を傷めないよう、足元に気をつけて歩きましょう。
いろはの森コースで森林浴

沢沿いの道を楽しんだ後は、高尾山の山頂を目指して「いろはの森コース」へ。 「いろは48文字」の頭文字で始まる木が植えられていて、森林浴を楽しみながら木々の名前を知ることができます。 急な登りもありますので、野鳥のさえずりや木々を渡る風音を聞きながらゆっくりと登りましょう。
山頂の大見晴台でひと休み

いろはの森コースを1時間ほど登ると、高尾自然研究路の1号路と合流し、山頂へと至ります。 山頂の「大見晴台」からは丹沢の山々を見渡す爽快な眺めが広がります。 この日は残念ながら見えませんでしたが、天気や時間帯によっては富士山が見えることもあります。
ひと足のばして城山茶屋へ


冷やし甘酒300円
山頂からの眺めを楽しんだら、もみじ台と一丁平を経て1時間で城山へ。 「城山茶屋」は多くの登山者で賑わい、滋味豊かななめこ汁や、夏場にはかき氷が人気です。今回は手作りの冷やし甘酒をいただきました。疲れた体に優しい甘さがたまりません。 ゆっくりと休憩を楽しんだら日影沢林道を通って、再び日影バス停へと戻ります。 今回のコースは歩行時間約4時間の長めのコースなので、地図を持ってしっかりとした登山装備が必要です。 もっと手軽に楽しみたい人は高尾山山頂から1号路を使ってケーブルカーで京王線の高尾山口駅へ下山するのもおすすめです。 また、山頂まで行かずとも、日影沢沿いの小道を往復するだけでも裏高尾の貴重な自然を満喫することができます。 新緑が爽やかなこの季節、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。
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