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2014.09.10
弘前の「THE STABLES」で出会う、日々の暮らしを心地よくする雑貨、手仕事のアイテム
優しい風合いの器、美しくて温かみのあるカゴ、素敵なアクセサリー…。弘前にある「THE STABLES」で、見て、触れて、心地よい、生活に取り入れたくなる品々に出会いました。
毎日を楽しく、気持ちよくするものがある場所
弘前のりんごをモチーフにした彦坂木版工房の「りんご」木版画23180円(数量限定販売)
JR弘前駅から徒歩12分。雑貨店や古道具屋、カフェ、ベーカリーなどが集まる人気の街、弘前市代官町の大通りを歩いていると、「THE STABLES」に出会います。目印は濃紺色の扉と、馬と厩舎のロゴが描かれた素敵な看板。ウインドウの“Hello→”の文字に誘われ、お店の中へ。白を基調とした静かな雰囲気の空間には、陶器やガラスのアイテム、カゴ、アクセサリーなどが置かれ、壁面にはりんごの版画や、こぎん刺しのアートパネルが飾られています。 「見て、使って、気持ちのいい、美しいもの。生活に取り入れることで心地よく過ごすことができる品々を、作家や地域にこだわらず、セレクトしています」と語るのは、オーナーの小田原史典さんと店長の長谷川裕子さん。お二人のセレクトするものたちは、静かでありながら存在感を放つアイテムばかり。眺めていると、丁寧に作られたものであること、そしてそのひとつひとつにあるストーリーを想像させてくれます。
青森出身のイラストレーター花松あゆみさんと制作したオリジナルトート3240円。馬の中には、洋館があり異国情緒が漂う弘前の街が描かれています
月1回ペースで企画展も行われます
8月に開催された「world of baskets」展
お店にはギャラリースペース「mill」が併設し、月に一度のペースで企画展が開催されます。お店で普段あつかっている作家さんの作品が“特集のように”展示されます。訪れた日は、日本とヨーロッパを中心とした世界各国のカゴを紹介する「world of baskets」展が開催されていました。並べられたカゴたちは、それぞれの地域によって素材も形もいろいろで、眺めていると旅をしているような気分が味わえました。 「world of baskets」展は終了しましたが、2014年9月12日~23日には、栃木県茂木町に工房を構える竹之内太郎さんの磁器と伊藤亜木さんのガラスが展示される「二人展」が行われます。長谷川さんのお話しによると、お二人の作品は、涼やかで親しみやすさが特徴だそう。ぜひ訪れて、手に取ってみたいですね。
竹之内太郎さん作の器と伊藤亜木さん作のガラスアイテム
店長の長谷川裕子さん
THE STABLES
ステーブルス
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本間景子 写真:加藤タケ美
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