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2014.12.27
建築事務所が営む古民家喫茶「なんてんcafe」
古い建物を自分たちでリノベーションした、建築事務所ならではの素敵な空間が広がる「なんてんcafe」。手づくりのおいしいランチやカフェなど、豊島区要町の建築事務所「吉川の鯰」が運営するtowncafeとして地元に根ざした食のスタイルが好評です。
古民家の趣きを生かした一軒家カフェ

地下鉄有楽町線と副都心線が走る、要町駅。池袋から地下鉄で1駅という立地にありながら、のんびりした住宅街の雰囲気を持つ要町駅のすぐ裏路地に、古民家のたたずまいがたまらない「なんてんcafe」があります。 外に植えられているのは、店名の由来でもあるナンテンの立ち木。外から見えるようにディスプレイされた、白米を炊く昔ながらの羽釜も目印です。店内には、アットホームな座敷とおしゃれなカウンターがあり、気分に合わせて食事や喫茶を楽しめます。
建築事務所のショールームからカフェへ

カフェを運営するのは、建築事務所の「鯰組(なまずぐみ)」。2008年に、依頼のあった築60年ほどの建物をそのまま借り受け、1Fをショールーム、2Fを事務所にリノベーションして利用していました。 2010年に、コーヒーなどを出していたショールームを「食卓からくらしを考える」場所になるようにと、カフェにしてオープン。大工などの職人さんも在籍する建築事務所の強みを生かして2012年に店内をリニューアルし、いまも少しずつ改装を加えています。
手づくりでやさしい和のメニューがずらり

「要町定食」
カフェは、時間によってランチ、カフェ、ディナーのメニューが用意されています。 ランチは週替わりの「要町定食」(1050円)や「季節の丼」(950円)など。「要町定食」は、メイン料理に副菜が3品つく手づくりの逸品です。カフェでも、自家製の餡や寒天、できたての白玉などが入った「てづくりあんみつ」(550円)など、手づくりのスイーツが味わえます。ディナータイムにはアルコールが楽しめるので、平日は仕事帰りに立ち寄る人も多いそうです。
カフェとして、地域の魅力を発信しています

「てづくりあんみつ」と「要町ブレンド」
カフェドリンクのコーヒーでは、浅煎りで酸味のある「要町ブレンド」(500円)、深入りでコクのある「千早ブレンド」(500円)が味わえます。コーヒーの名前に地元の町名がついているのは、地元のコーヒー豆専門店にブレンドをお願いしているためです。ほかに、要町周辺で手に入るおいしいお菓子なども用意されています。 建築事務所のこだわりあるデザインに包まれながら、のんびりくつろげる、居心地のよいカフェで要町に流れるゆるやかな時間を楽しみにでかけませんか。

なんてんcafe
ナンテンカフェ
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谷川 梓
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