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2014.12.24
伝統の製法で焼かれる、阿佐ヶ谷の「たいやき ともえ庵」
※こちらの記事は2014年12月24日公開のものです。 行列のできる中野の「たいやき ともえ庵」が、2014年11月から阿佐ヶ谷の商店街に移転しました。「一丁焼き」と呼ばれる製法で、一匹ずつ香ばしく焼き上げられる餡たっぷりのたい焼きに、阿佐ヶ谷でもファンが急増中です。
中野から移転してきた人気たい焼き店

阿佐ヶ谷駅南口から出てパールセンター商店街を3分ほど歩いたところに、「たいやき ともえ庵」はあります。 オープンは2011年。昔ながらの製法で焼かれるたい焼きのおいしさを知ってほしいという思いから、中野で始まったお店です。行列ができるほどの人気店でしたが、もっとたくさんの人にたい焼きを味わってほしいと、2014年11月にお店を阿佐ヶ谷に移しました。
昔ながらの「一丁焼き」で作られるたい焼き

ともえ庵のたいやきでまず注目したいのは、焼き方です。 一度に何匹ものたい焼きが焼ける鉄板を使わず、一匹ずつの型に生地を塗るように流し込んで焼く「一丁焼き」という昔ながらの製法をとり入れています。時間と手間はかかりますが、全体に火が通ってパリッとした薄皮になるので、頭からしっぽまでたっぷりの餡が詰まったたい焼きを作ることができるそうです。
毎朝ていねいに作られる餡

たい焼き専門店を数多くまわって研究し完成させたという、特製の餡も見逃せません。 使用するのは十勝や襟裳で採れた北海道産の小豆。毎朝2時間半をかけ、傷んだ小豆を取り除いてじっくりアクを抜き、開店前に練り上げます。こうしてできた餡は瑞々しく、とてもほっくりしています。程よい甘さなので、頭からシッポまで餡がたっぷり詰まっていても、最後の一口まで飽きずに食べることができます。
新作たい焼きも続々開発中

「たいやき」(150円)
ともえ庵のたい焼きは、焼き上がってから10~15分の間がいちばんおいしいので、できるだけ出来たてを販売するように心がけているそうです。お店ではたい焼きと相性ぴったりの京都・宇治田原の番茶もいただくことができます。 お店が少し落ち着いてきたら、中野時代に好評だった「白玉たいやき」のほか、りんごのシロップ煮が入った「りんごとつぶあんのたいやき」、どんな味がするのか楽しみな「生姜あんのたいやき」などの新作も登場する予定です。夏になったら、お店の2階で昨夏人気だったかき氷も楽しめるようにする予定なのだとか。 これからの寒い季節、あつあつのたい焼きをお供に、阿佐ヶ谷の商店街を散策するのも楽しいかもしれませんよ。

たいやき ともえ庵
タイヤキトモエアン
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谷川 梓
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