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2016.09.22
レトロなものからアートなものまで。6種の“プリンアラモード”がそろう、京都「喫茶ガボール」
※こちらの記事は2016年9月22日に公開されたものです 京都のメインストリートのひとつ、三条通に面した雑居ビルの地下に潜む「喫茶ガボール」は、元ギャラリーの空間をいかした喫茶店。クラシカルからモダンまで、フォトジェニックなプリンアラモードが6種も揃っているんですよ。

店内は“パリのキャバレーの楽屋”をイメージ

店の入り口は地下に
京阪三条駅からは、三条通を西へ徒歩3分ほど。 お店の看板にいざなわれて地下への階段を下り、ガラスの扉を開けると、パリのキャバレーの楽屋をイメージしたという空間が現れます。 赤を基調に、ボールライトがきらめくちょっぴり妖艶な雰囲気。でも、ひとたび席につくとたちまちほっと落ち着ける、不思議な引力があるんです。

テーブル、ソファのほか、カウンター席も
それもそのはず。こちらのお店は、京都屈指の人気喫茶店「喫茶マドラグ」のオーナーが、「古き良き場所を残したい」という想いから、元ギャラリーだったこの場所を受け継ぎ、3年前の春に開いたマドラグの姉妹店なんです。

いちおしは、個性豊かなプリンアラモード

「クラシックプリンアラモード」(880円)
軽食からスイーツ、ドリンクまで豊富なメニュー展開の中で、注目はなんといってもプリンアラモード。オーブンで蒸し焼きして硬めに仕上げたポルトガル式プリンをベースに多彩なアレンジがなされていて、元ギャラリーの空間によく似合うアーティスティックな姿。目の前に運ばれてくると思わず歓声を上げてしまいます。 定番の「クラシックプリンアラモード」は、子どもの頃に食べたような懐かしさ。たっぷりのフルーツとバニラアイスが添えられています。牛乳だけではなく練乳も加えたというコクのあるプリンは、香ばしいカラメルソースとの相性も抜群。

「モンマルトル」(880円)
プリンの上に小さなシュークリームを積み上げた「モンマルトル」は、フランスのモンマルトルの丘をイメージしたのだとか。チョコとキャラメルのソースがアクセントになっています。

思わず歓声があがる、独創的なプリンアラモード

左から、「ミロンガ」、「ロシュフォール」(各930円)
チュロスやクラッシュナッツを添えた「ミロンガ」には、コーヒーとキャラメルソースがとろーり。ほろ苦さも感じる大人の風味で、アルゼンチンのタンゴクラブ「ミロンガ」からインスピレーションを得たのだそう。 イチゴやラズベリー、ブルーベリーなどをローズとカシスのシロップでからめたベリーサラダをあしらった「ロシュフォール」は、乙女ごころをくすぐる優美な雰囲気。 ベリーの甘酸っぱさもたまりません。

「マッターホルン」、「ロッキーマウンテン」(各880円)
ほかに、ケーキもソースもチョコレートでワイルドな黒にまとめた「ロッキーマウンテン」、チーズケーキや溶かしたマシュマロの白が美しき孤高の山を思わせる「マッターホルン」も。 プリンアラモードというテーマでこれほどまでのアイデアとデザインが生まれるなんて!

ボリュームたっぷりの玉子サンドもおすすめ

「コロナのサンドイッチ・元味」(各680円)
もうひとつのおすすめメニューが、「コロナのサンドイッチ・元味」。 先述の喫茶マドラグは、数年前に惜しまれつつ閉店した名洋食店「コロナ」の玉子サンドのレシピを継承してくれた店としても知られています。マドラグがコロナのレシピを少し進化させているのに対し、こちらのものは、オムレツの固さ、デミグラスの甘さ、マスタードの酸味などコロナの味を忠実に再現。ふわふわのパン、出汁がきいたジューシーなオムレツとの絶妙な調和に、だれもが魅了されるはず。 空間からメニューにいたるまで、フォトジェニックなものがいっぱいで、ときめきが止まらない一軒です。ぜひ足を運んでみてくださいね。

喫茶ガボール
きっさガボール
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佐藤理菜子 撮影:津久井珠美
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