ベネンシアドールの妙技が冴える「しぇりークラブ」

樽からグラスにシェリーを注ぐベネンシアドール。その所作はまるで華麗な舞いを見ているよう

銀座の路地裏に店を構えて30年。世界でも珍しい「シェリー専門店」として国内外の愛好家から熱烈な支持を集める、シェリーとスペイン料理のお店です。さっぱりとした辛口から黒蜜のような甘口まで、シェリーの品揃えは常時200種類以上。2005年には「シェリーの品揃え世界一」としてギネスブックにも登録されています。 店内にはシェリーの魅力を最大限に引き出す達人「ベネンシアドール」も常駐。ベネンシアドールとは長い柄杓のような道具（ベネンシア）を使ってシェリーを 樽からグラスに注ぐ人のこと。華麗な手さばきで勢いよくシェリーを注ぎ、その華やかな香りとまろやかな味わいを最大限に引き出してくれます。 また、フードメニューも一級品です。スペイン・ハブーゴ産のイベリコ豚を３０ヶ月かけて熟成させた生ハム「ハモン・イベリコ・ベジョータ」など、伝統的なスペイン料理をベースにした王道のラインナップ。シェリーの魅力を引き出すタパスも、冷たいもの、温かいもの、豊富にそろっています。 フロア常駐のベネンシアドールが、好みに合わせておすすめをセレクトしてくれるのでシェリー初心者でも安心です。 ○ しぇりークラブ [所]東京都中央区銀座６－３－１７　悠玄ビル２F・３F [TEL]03-3572-2527 [時間]17:00～24:00 [休]日曜 [HP]http://www.sherry-club.com/

定番メニューの「モハマ（マグロの背肉のジャーキー）1000円」に合わせたいのは、「LEONOR」。　パワフルかつドライな口あたりで、コクのあるモハマの味わいとマッチします

12カ月熟成させたマンチェゴチーズや、ハモン・セラーノ（生ハム）など、シェリーのおともに最適な王道メニューが揃っています。前菜、メイン、パエリア、デザートなどがついたお得なパーティプランも

2階にはカウンター席もあり、一人で静かにグラスを傾けることもできます

一軒家レストラン「銀座オザミデヴァン」で、クラシカルなフレンチとワインを

ディナーコースは3980円～

パリの裏通りにあるビストロをイメージした、一軒家レストラン＆ワインバー。店名は「ワインの友へ」の意味で、その名の通りワインの品ぞろえは質・量ともに充実。フランス産をメインに、グラス40種以上、ボトル500種以上がそろいます。 ワインに合わせる料理は、開店時から変わらない、素材の味を生かしシンプルかつバランスよく仕上げた王道のフレンチ。使う食材はシェフが自身の目で選び抜いたものばかりで、「白老町で育った黒毛和牛ロース」など、メニュー名に産地を冠しているところからも、食材に対する敬意がうかがえます。 クラシカルなフランス料理のフルコースを楽しむもよし、ワイン一杯とアラカルトを楽しむもよし。思い思いの用途で利用することができます。 ○ 銀座オザミデヴァン本店（ギンザオザミデヴァンホンテン） [所]東京都中央区銀座2-5-6 P.Vビル [TEL]03-3567-4120 [時間]ランチ11:30〜13:30（土・日曜、祝日は～14：30）、ディナー18:00～24:00（金曜は～26：00、土・日曜、祝日は～22：00） [休]無休 [HP]https://auxamis.com/desvins

1階から3階までの店内。フロアによって雰囲気が異なります

銀座一丁目駅至近ながら静かな場所にあり、落ち着いて食事が楽しめます

伝統的なビストロ料理と厳選ワインが楽しめる「ビストロ ヌガ」

岩手県産のブランド豚「岩中豚」のグリルは、250～300グラムの塊で焼き上げる豪快なメインディッシュ。グリーンサラダにオードブルやアミューズをちりばめた「メリメロ（ごちゃまぜ）サラダ」も人気

大人のワインバーとして圧倒的な支持を受ける「シノワ」の系列店。ビストロのカジュアルな雰囲気を大切にしつつも、本格的なフランス料理と厳選のワインが味わえます。 シャンソンが流れる店内にはゾウをモチーフにしたユニークな調度品が置かれ、なんだか陽気なムード。1階は活気にあふれ、2階はやや落ち着いた雰囲気で食事をとることができます。 グラスワインはソムリエのオーナーがセレクトした、赤・白合わせて14種類程度を常時ラインナップ。シャンパンや食後酒なども入れると30種類ほどがそろいます。一方、フードはフランスのスタンダードな郷土料理。ニース風サラダ、鴨のコンフィ、ロレーヌのキッシュなど、フランス全土の食文化を一度に楽しめるのも魅力のひとつ。ひと皿ごとのボリュームもあり、何品かの料理を仲間とシェアしながらワインとともに楽しむのが「ヌガ流」です。 ○ ビストロ・ヌガ（ビストロヌガ） [所]東京都中央区銀座6-12-2 東京銀座ビル1F [TEL]03-6254-5105 [時間]17：30～25：00（土曜は12：00～25：00、日曜、祝日は12：00～23：00） [休]無休 [HP]http://www.lenougat.jp/floor.html

異国情緒漂う店内。用途に合わせ、ムードの異なる2つのフロアを使い分けることができます

気取らず楽しめるフランス大衆料理店「パリのワイン食堂」

「食堂」との名の通り、パリの街角にある食堂をイメージしたレストラン。チェックのテーブルクロスとランプシェード、ひとつ一つの小物に彩られたかわいらしい雰囲気です。オープンキッチンになっているので、調理の様子も間近で見ることができます。 フランスの大衆料理をお腹いっぱい食べてもらいたいとのコンセプトから、提供される料理はどれもボリューム満点。マスタードをつけて食べる牛ステーキに山盛りのポテトフライなど、気取らないスタイルが魅力です。ディナーはコースのみ。オードブル、メイン、デザートを一品ずつ選ぶスタイルです。 そして店名「ワイン食堂」にあるもう一つの由来である、「ワイン」の種類も充実。3800円均一のワインリストは赤・白・スパークリング系まで豊富なラインナップとなっています。その気楽な雰囲気もあり、思わず昼からグラスを傾けたくなってしまうかも。 ○ パリのワイン食堂（パリノワインショクドウ） [所]東京都中央区銀座3-13-11 銀座芦澤ビル1F [TEL]03-3547-4120 [時間]ランチ11：30～15：00、ディナー17：30～24：00（土・日曜、祝日は11：30～22：30） [休]無休 [HP]http://auxamis.com/wine-shokudo

「オホーツク産ズワイガニとアボカドのディル風味 ガトー仕立て」は開店当時からの人気メニュー。フレッシュなトマトの酸味がきいたソースでいただきます

パリの街角にありそうな、かわいらしい雰囲気の店内

注目の地中海バル「BAR dompierre Tutto Felice」で味わう、自家製「ブランデースプリッツァー」の魅力

ボリュームたっぷりの「ミラノ風 仔牛のカツレツ」。さくっと軽い衣と、ほんのりマスタードをきかせた牛肉が食欲をそそります。まろやかな自家製トマトソースも絶品

2015年1月にオープンしたばかりのカジュアルダイニング。正当フレンチの名店「銀座ドンピエール」が手がける、イタリア、スペイン料理をメインとしたバルです。地中海のリゾート地を思わせる温かな雰囲気の中で、お肉以外にも厳選した野菜や魚介類をウリとした料理と、30種類以上のカクテル、ブランデーを味 わうことができます。 ぜひ試したいのが自家製の「ブランデースプリッツァー」。フレッシュなフルーツをブランデーで漬け込んだ果実酒で、オレンジやアップルなど、季節ごとに2～3種類を用意。オードブル、肉・魚のメインディッシュ、ピザ、パスタまで、豊富なフードメニューもそろっているので、時間を気にせずゆっくりお酒と料理を楽しんでみては？ ○ BAR dompierre Tutto Felice（バール・ドンピエール・トゥット・フェリーチェ） [所]東京都中央区銀座一丁目9-5　ホテルユニゾ銀座一丁目1階 [TEL]03-6264-4844 [時間]11：00～22：30 [休]無休 [HP]http://dompierre.jp/felice/

「ムール貝とアサリの白ワイン蒸し」。オードブルの種類も豊富です

果実の香りとやわらかな甘さが際立つ「ブランデースプリッツァー」。果実の種類は季節によって変わります

お酒のあとは、癒しのホテルへ

フロア宿泊客だけが利用できる女性専用ラウンジ。昼間はやわらかな陽が差し込む心地よい空間です

ちなみに、「バール・ドンピエール・トゥット・フェリーチェ」の上階は、こちらも1月にオープンしたばかりの「ホテルユニゾ銀座一丁目」客室フロア。銀座目抜き通りの喧騒が届かない閑静なエリアで、上質なくつろぎを与えてくれるシティホテルとして注目を集めています。 特に人気なのが、最上階にある女性専用フロア。専用カードキーで入室を制限した万全のセキュリティと、ゆっくりくつろげる専用ラウンジも完備された、女性にやさしいスペースです。 専用ラウンジにはやわらかな座り心地のエッグチェアやテーブルのほか、本やコーヒーサーバーも常備されているので、1階のバルで飲んだあとの酔い覚ましに利用するのも良いかもしれません。 また、部屋ではルームサービスとして「バール・ドンピエール・トゥット・フェリーチェ」の料理をオーダーすることもできます。少し食べたりないとき、お風呂上りにちょっと飲みなおしたいときなど、部屋でゆっくり味わうこともできますので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか？

ルームサービスメニューの一つ、新鮮な野菜とディップソースが美味しい「バーニャカウダ」